映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。原発処理水の海洋放出が決まりましたね。これしかないのでしょうか。
気候変動気になりますか？
話題になった映画​天気の子を見ました。

天気の子
WEATHERING WITH YOU

監督＆脚本
新海　誠

声の出演
小栗旬　本田　翼　倍賞　千恵子　平泉　成

　高校1年生の夏、帆高は離島から逃げ出して東京に行くが、暮らしに困ってうさんくさいオカルト雑誌のライターの仕事を見つける。雨が降り続くある日、帆高は弟と二人で生活している陽菜という不思議な能力を持つ少女と出会う。
たとえ世界が滅びてもヒロインを救おうとするのが新海作品の男の子。今回の場合は帆高。かといって特別な能力に恵まれているわけではないので、大人に対抗するには非合法だろうと拳銃を手にするしかない。しかし愛読書が『キャッチャー・イン・ザ・ライン』なので繊細で優しい子なのだろうという想像はつくため、結局人を傷つけるには至らない。彼が結局なぜ島を出ることになったのかは最後まで説明がない。“父に殴られた”云々は単なる親子喧嘩なのか、それとも深刻なネグレクトなのか、いじめなのか、島自身が嫌なのか。しかし出てきた都会も彼には優しくなく、唯一の例外が現代の巫女・陽菜だった。すりこみ効果を受けた鳥のように彼は彼女に惹かれていく。
無鉄砲、行き当たりばったりの帆高に対してヒロイン・陽菜は途中から自分の運命を悟っていたかのような行動を見せる。非力で幼い未熟な所を持った男性が恋愛で成長して女性を護るために奔走するのが映画の王道ストーリーだが今回の場合男性は無謀な想いのまま突っ走ってしまう。本編ではそれに大規模な気候変動までついてくる。「あの空の上で、僕は選んだんだ。青空よりも陽菜さんを、大勢のしあわせよりも陽菜さんの命を！」と帆高は結構興奮して口走る。どんな大きな問題よりも愛する人が大事！というのはこちらもヒーローの行動原理そのものだ。しかしそんな彼に冷や水を浴びせるのは大人達である。陽菜を巫女として捧げればもしかしたら起こらなかったかもしれないのかはわからない。

　『君の名は』キャラクターも登場しているらしい。映画HPには「聖地巡礼はしてもいいけど近隣の迷惑にならないように」と書かれていた。したいファンが多いらしい。

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