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カテゴリ:日本ドラマ
みなさん、こんばんは。五輪選手団の濃厚接触者、空港で特定することに決まったそうですよ。開催一か月前だというのにどたばたしてますね。
特集ドラマ「流行感冒」を見ました。 【放送予定】2021年4月10日(土) よる9時 【原作】志賀直哉「流行感冒」 【脚本】長田育恵 【音楽】清水靖晃 【出演】本木雅弘、安藤サクラ、仲野太賀、古川琴音、松田るか、石橋蓮司 ほか 【制作統括】松川博敬 【演出】柳川強 ギャラクシー賞受賞 小説家の私は、妻の春子と4歳の娘・左枝子、二人の女中とともに暮らしており、娘の健康に対して臆病なほど神経質である。娘には夏でも風邪を引かぬように厚着をさせる。外で人が娘に対し物を食べさせようとすると、腹痛を起こすかも知れぬから絶対拒否等々。左枝子の前の子を流行り病で亡くしており、当然の帰結・徹底だと思っている。 時は、大正7年(1918)秋。流行感冒(スペイン風邪)が流行り感染者が増える中、女中の石が、よりにもよって村人が大挙集まる旅役者の芝居興行を見に行ったのではないか、という疑念が沸き上がった。石は普段から少し愚鈍に見え軽率な行為も多い女中であった。彼女ならやりそうな事だと問いただしたが、石は行ってないと言う。が、私は、そんな疑念を日頃から起こさせる彼女をこの機会に辞めさせようと思った。大騒動となったが、妻の春子はそんな理由で辞めさせては世間体が悪いと言い、私に冷ややかな眼差しを向けた。 私は暴君になった心持ちがし、石を辞めさせることを思いとどまるのだが。 文化人を気取っていてもいざ病気となればあたふたし曖昧な予防法に縋り我が身と可愛い一粒種を禍から遠ざけようとするあまり人を過剰に遠ざけてしまう。村の運動会強行エピは「決まったことはやってしまう」日本人気質の最たるものでそういえば今年奇しくも世界最大の運動会が。 よるドラ きれいのくにを見ました。 よるドラ きれいのくに 【放送予定】 2021年4月12日(月)スタート <全8回> 総合 毎週月曜 よる10時45分から11時15分 【作】 加藤拓也 【音楽】 蓮沼執太 【出演】 吉田羊 蓮佛美沙子 平原テツ 小野花梨 橋本淳 加藤ローサ/ 青木柚 見上愛 岡本夏美 山脇辰哉 秋元龍太朗 /稲垣吾郎 ほか 【制作統括】 訓覇圭 【プロデューサー】 小西千栄子 高橋優香子 【演出】 西村武五郎 鹿島悠 田中陽児 加藤拓也 第1話 ファンタジーの序章、大人たちの物語。美容師の恵理と税理士の宏之は再婚同士。子どもはおらず夫婦で優雅な生活を満喫している。「結婚生活に不満はない」と映画監督のインタビュー取材に答える二人。しかし恵理は夫に言えない秘密を抱えていた。あるとき宏之の事務所に謎の女がやってくる。急速に距離を縮める二人…。そして宏之は驚異の体験をする。彼が寝室で見たものとは!? 曜日も時間帯も変わって冒頭を見るとうわいきなりアダルトになっちゃったよと思っていたら紀行番組(温泉と羊いいな)のようになったりドキュメンタリーになったり。そして最後の顔が次回に続く謎。 第2話 突然妻の恵理が十年前の恵理の姿に若返ってしまった!夫の宏之は困惑するが恵理も周囲も若返った事実に全く気づかない。一方若さを手に入れた恵理は宏之の部下・根木に好意を寄せられ、さらに宏之の欲望のまなざしに気づき、封印していたある思いをよみがえらせる…!20代の頃、駆け出しの美容師だった恵理はカメラマンの健司とつき合っていたのだが… 第3話 20代の姿に若返った妻・恵理。それは夫の宏之にとって、自分と出会う前の見知らぬ女の姿だった…!そして物語は本章へ―若者以外の大人のほとんどが同じ男と女の顔をしている世界。隣同士の家に住む誠也と凜はお互いに恋心を抱いているが、コンプレックスを抱え、気持ちを言い出せずにいる。あるとき、凛は映画館で小野田(吉田羊)という女に出会い… これまでの話は話中話でしたというオチがついてではなぜ見た目の美や若さを求めてはいけないという啓発映画を若者が見せられているのか?という謎が残る。美容整形禁止をそこここで謳うなかで禁止行為が後を絶たないのは人間の倣いというか。 第4話 かつての流行の反動で、今は美容手術が法律で禁止されている世界。幼なじみの高校生・誠也、凜、れいら、貴志はそれぞれ違う顔だが、中山は誕生前に両親が遺伝子操作を施したため、大人たちと同じ顔をしている。いつも放課後を一緒に過ごす五人だが、れいらはときどき“パパ活”で見知らぬ男性とデートをしていた。しかし突然、客の福井が密室で豹変し…! 高校生篇は憎からず思っていた相手が実は他の子が好きで周囲は気づいているという少女漫画によくある展開。例えば本当に大人達が全て同じ顔だったら犯罪者と同じ顔を家でも社会でも見ることになって確かにトラウマが酷くなりそう。顔はキレイでもこころの中がそうとは限らない。 第5話 誠也は思い切って凜をデートに誘い、約束を取りつける。一方、中山はれいらに避けられていることを悩んでいた。れいらは中山の顔を見るとパパ活の客に襲われたことを思い出してしまうのだが、それを知るよしもない中山は、凜に相談する。その頃、誠也は心身が傷ついたれいらが気がかりで、凜とのデートを断って一緒に過ごすことに。しかし、凜は誠也の嘘に気づいて…。 大人の何気ないからかいが傷となって外見にこだわる誠也。見た目が良かったからなまじパパ活で客がつき酷い目にあったれいらと見た目がいいから誠也に好かれてると思い込み危ない道に踏み込む凜。他者に自分がどう見られるかを気にし始める思春期ならではの悩み。 第6話 凜は、誠也がれいらと二人で会っているところを目撃し、傷ついていた。さらに顔のコンプレックスの悩みが増大し、法律で禁止されている美容手術に興味を募らせていく。そして“パパ活”を始めて…。その頃、映画監督が新作の撮影のために高校を訪れる。凜はそこにいた女優・安藤、パパ活の客・千葉との出会いで、禁断の闇世界に足を踏み入れることになり…?! 遂にタイトルが作中に登場。みんなそれぞれの“きれい”(=好き)の概念があっていい世界(整形するしないも含め)。山中崇 さん演じるいかがわしげなパパ活男の話術が相手の意思を確かめながら綱を引っ張っているようで巧み。美は画一化されるべきものなのか? 第7話 美容手術をしていない人々が秘密裏に集まる『きれいのくに』。凜はそこで違法な手術について知り、誘惑に揺れる。そして女優の小野田に会い…。一方、誠也は凜がパパ活をしていることを知り、激しく動揺する。貴志はれいらに想いを寄せ、れいらは中山にパパ活の客の面影に苦しんでいることを告白する。ついに若者たちの気持ちがあふれ出して! 「自分の好きと他人の好きは違っていい」と言えるのはその人の生きてきた年期が違うから耐性があったりわかりやすくうさばらしで解消できる。一方圧倒的に経験値が少ない若者はのでわかりやすい身近な人の嗜好に左右される。端境期にある学生だからこそ意識の揺れが描けるわけで。 最終回 貴志がれいらに告白したことを知った誠也。背中を押されるように凜に想いを伝えることを決意する。一方、れいらはパパ活の客に襲われたトラウマを克服するため、中山に一緒に過ごしたいと提案する。事件があったカラオケ店で二人は。そして誠也の気持ちを知った凜。自分の顔を変えるために美容手術を受けたいという思いを彼に伝える。そのとき誠也は! 両親に整形の理由を聞く誠也。「相手がしたなら自分もやらなきゃ?みたいな」凜の整形につきあった帰り道「きれいのくに」の名刺をつぶす凜。整形する人、しない人、それぞれの意思で決めるべきで法律で美醜の基準と同じく一つに決める―禁じることではないのでは。 ドラマ10「半径5メートル」 【放送予定】 総合:2021年4月30日(金)スタート よる10時から10時44分 【作】 橋部敦子 【演出】 三島有紀子 / 岡田健 北野隆 【音楽】 田中拓人 【出演】 芳根京子 毎熊克哉 真飛聖 山田真歩 / 北村有起哉 尾美としのり 永作博美 ほかの皆さん 【制作統括】 勝田夏子 岡本幸江 第1話「おでんおじさん」 ゲスト 週刊「女性ライフ」編集者の風未香は、芸能スクープを扱う「一折」班で大失敗し、読者の「半径5メートル」の話題を掘り下げる「二折」班に異動。名物記者・宝子と出会う。二人は、レトルトおでんを買う主婦を非難してSNSで話題になった「おでんおじさん」のネタを取り上げるが、女性たちの怒りの声を集めようとする風未香に対し、宝子はなぜかコンニャク作りを始める。 スクープを取り損ねて左遷扱いになった編集者が記者に出会いこれまでとこれからの自分を見つめ直していく。今日のテーマはおでんの手作りかレトルトか、元ネタあり。毎熊克哉 さんがとうとうヒロインの彼氏枠になったか。北村有起哉 さんがお綺麗でした。 第2話「出張ホスト百人斬り」 ゲスト 片岡礼子 目覚めたら山辺とベッドを共にしていた風未香。以来、山辺はただ泊まりに来ては朝、会社に行くということを繰り返し、風未香を混乱させる。ある日企画会議で女性用風俗が話題になり、風未香は宝子と共に様々な「出張ホスト」とのデートを体験取材することに。そんな中、デスクの丸山は、宝子が取材した利用者の中に妻の絵美がいることに気づきがく然とする。 出張ホストに癒されて何でも言う事聞いてもらえても満足できない気持ちが鍋の蓋を洗うなんてことない背中で満たされることもある。きたぞあすなろ抱き。コロナ禍でラブシーンの撮り方も変わったんだろうなぁと思いながらも若い二人の不器用な恋愛が可愛い。 第3話「私はこれを捨てられません」 ゲスト いしのようこ 小林隆 塚本晋也 風未香が書いたカリスマミニマリストの記事を読んだ実家の母・祥子が物を捨てまくるようになった。長年家族で囲んできたダイニングテーブルまで捨ててしまい、父・和彦は激怒、大喧嘩となる。そんな中、宝子は「私はこれを捨てられません」というテーマで記事を書こうと言い出し、絵本作家・いずみようじの家などあちこちに風未香を連れ回す。 第3回のテーマは断捨離。ただの椅子には値段はつかないがそれにストーリーがつくと価値有。捨てたい人にも捨てたくない人にもそれぞれの理由があってお互い話し合えば妥協点有。ただ捨てない選択が出来るのは残って捨ててくれる人があってこそではある。次回は北村有起哉 さんの回。 第4回「なりすましにご用心」 ゲスト 上野鈴華 子どものSNSについて特集することになった風未香と宝子たち。7年前、トランスジェンダーであることをカミングアウトし離婚した香織は、若い女性になりすまして娘の怜奈とSNSでつながっていた。怜奈からどうしても会いたいと食い下がられた香織は、風未香に秘密を話し、代わりに会ってくれと頼み込む。だが深夜になっても帰宅しない娘の前に自ら姿を見せることに…。 今回山辺の「本当の友達と嘘の友達って何が違うのか」発言が肝。本当と嘘の分け目って何?安直にSNSの知合い=悪と決めつけず簡単に繋がる危うさと心配する大人達の存在も示すバランスの良さ。図らずも娘の言葉で「本当の自分と嘘の自分」の突合が出来た海老原。毎回永作さんおしゃれ。 第5回「黒いサンタクロース」(前編) ゲスト 緒形直人 山辺が特大スクープを取るが、ネタ元の陰謀とわかり窮地に追い込まれる。一方、風未香は児童養護施設に匿名で寄付をするボランティアたちを取材。調べるうちに、昔クリスマスケーキを施設に配り歩いてヒーロー視されていた巻上という人物の存在を知る。その頃、宝子はなぜか単独行動が目立ち、編集長の亜希しか知らない謎の取材を進めていた。 誤認記事で運命を狂わされた記者と書かれた人という構図は「歪んだ波紋」でも扱われた。無責任な傍観者である大衆は忘れても出た記事は一生両者にのしかかる。芸能人の反社との交流、セクハラ問題で「はめられた」発言をした大臣など現実の事件を織り交ぜて問う報道人の矜持。 第6回「黒いサンタクロース」(後編) ゲスト 緒形直人 風未香は、昔児童養護施設にクリスマスケーキを配り歩いてヒーロー視されていた巻上という人物が、その後あるスクープ記事をきっかけに転落し、記事を書いた記者と不倫報道までされていたことを知る。時を同じくして、宝子もある目的を持って巻上を訪ねていた。現地で宝子と鉢合わせた風未香は、宝子が抱えてきた秘密を知る。 スキャンダルを取り損ねたからこそ記事の浅さ深さに気づくことができ今回のケーキ屋の縁に繋がった風未香。失敗したからこそ半径5メートルの価値に気づき10年かけてつぶされた記事を復活させた宝子。記事で受けた/与えた傷は記事で回復していくしかないという報道人の矜持。 第7回「ワンオペ狂騒曲」 ゲスト 阿川佐和子 風未香は、山辺がネットで顔や自宅をさらされたために風未香の部屋で引きこもり気味なことが気になっていた。そんな中、ますみとともに高名な美術評論家・美砂子の連載エッセイの担当につく。だがますみの9歳の娘・あかりの心身が不安定になってしまい、ますみが仕事を休むたび、風未香はそのフォローで四苦八苦する羽目となる。 既婚者で夫が単身赴任で娘二人という読者層に近いますみの仕事と育児の両立問題。女性活躍相ができたものの実質的に社会の何が変わったという自覚がない。一握りの何でもできる母と妻を目標にしても苦しい普通の女性。核家族化で担える誰かが減っている社会で差し伸べる手はいくらでも 第8回「野良犬は野垂れ死ぬしかないってか?」 ゲスト 須藤理彩 渡辺真起子 ある日、風未香は宝子と立ち寄った喫茶店で、中学時代の塾の恩師・阿南がバイトをしているところに出くわす。阿南のおかげで勉強が好きになったと感謝してきた風未香だったが、実は阿南は就職氷河期世代で、当時もアルバイトの身だったと知る。氷河期世代のおかれた現状が気になった風未香は、SNSで積極的に発信する氷河期世代のインフルエンサー、須川を取材する。 規制改革で労働力を調整したことが労働者の人生をぶった切り煽りを受けた氷河期時代。能力に関わらず会社の都合で調整弁扱いされたのは主に女性だった。渋谷バス停で殺された女性も遠景に浮かぶ。激しすぎるインフルエンサーの論調を緩和する宝子の人柄紹介のナイス 最終話「ここから始まる」 ゲスト 倉悠貴 西原亜希 風未香がかつて熱愛スクープを撮ろうとして失敗した浅田航に、新恋人が出来たという報道が流れる。お相手はITベンチャーのやり手社長・興津美咲。その会社が自治体に納入している子育てアプリを宝子と共に取材する風未香だったが、アプリが不具合を起こしていることがわかると、興津の会社を信用しない山辺と取材方針が対立することに……。 若い男性の恋人がいてホステス上がというバックグラウンドである種の先入観を持ち最後まで取材対象に接触しなかった山辺と自分のなかのもやもやととことん付き合い取材対象に食らいついた風未香の差が同じ記事を巡って鮮明に。取材されるなら相手が風未香であって欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 12, 2023 08:21:41 PM
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