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December 3, 2021
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みなさん、こんばんは。石川遼さんのCMでおなじみの英会話教材「スピードラーニング」が事業終了していたそうです。理由は「諸般の事情」だとか。今日から16日間P・D・ジェイムズのダルグリッシュ警視シリーズ&女探偵コーデリア・グレイ作品&ノンシリーズを紹介します。

女の顔を覆え
Cover Her Face
P・D・ジェイムズ
ハヤカワ・ミステリ文庫

p76でダルグリッシュが登場するがまだ主任警視だ。ちなみに伝聞による彼の印象は
「非情で、型破りで仕事の鬼」
とあるが、正直本作だけでは、どの言葉にも頷けない。生憎本作がダルグリッシュ警視のデビュー作、この前に作品があれば納得できただろう。

 彼が登場するまでは、舞台となるセント・メアリーのマクシー家の人々を中心とした人物紹介である。誰もが嫌っている人物がいて、定石通りその人物が殺される件は『オリエント急行殺人事件』。被害者サリーは未婚の母でメイドとして働いていたが、邸の長男スティーヴンと婚約を発表したばかりだった。

 セント・メアリーはクリスティのマープルものに登場するセント・メアリー・ミードのような村で、互いに知りすぎるほど相手の事を知り抜いている住民に更に秘密があるという設定もミス・マープルのコージー・ミステリーと似ている。後のシリーズ作を見ると、本作のダルグリッシュ警視は作家のP・D・ジェイムズ同様試運転中といった態。主役をどこまで出せばいいか、登場人物達のドラマをどこまで描けばいいかを探りながら書いていった感がある。後に何度も書かれる「詩集を一冊出版した過去」は紹介されないが、ダルグリッシュの心の声で、妻と子供を亡くしたことは述べられる。

 狭い世界の殺人なので容疑者は限られ、一人一人消されていく。被害者となるサリーが「男性には好かれるけど女性には嫌われる女性」の典型で、身近にもいそうだ。彼女の相手であるスティーヴンをはじめ女性達がいくら口を酸っぱくしてサリーの狡さを訴えても男達には判ってもらえないエピソードがリアル。

2009年に英国ガーディアン紙が発表した、「英ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊」選出。






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最終更新日  December 6, 2021 08:02:14 PM
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