映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。歌舞伎俳優で人間国宝の中村吉右衛門さんが11月28日に死去しました。77歳でした。鬼平～。
今日は飲んで飲んでのみまくる男の映画を紹介します。

リービング・ラスベガス
Leaving Las Vegas

主演
ニコラス・ケイジ　アカデミー主演男優賞

エリザベス・シュー　ジュリアン・サンズ　エド・ローター

監督＆脚本＆音楽＆出演
マイク・フィギス

　重度のアルコール依存症のために映画会社をクビになった脚本家ベンは、ハリウッドでの生活を処分してベガスへ向かう。そこで死ぬまで酒を飲み続けようというのだ。だがベンは街で出会ったサラに惹かれ。やがて、ベンとサラは同居生活を始めるが。

　すべての金を使いきって酒を飲んで死にたい、という世の中のすべてに絶望している男。でも今すぐ自分の命を絶つ勇気はなく、あくまでも酒という他のものによって命が尽きることを望んでいる男。そんな男に寄り添う女が未来を見ているわけはない。その場しのぎで一日一日をやり過ごし、まあこの頃だから変な病気を移される可能性も多分にある世界で生きている女性が、ベンに何をみたかというと、少なくとも希望ではない。何を見たんだろう？合わせ鏡？自分を見なくていいから？うーん飲んべでないので羨ましいとも美しいとも思えないな。生きる術はいくらもあるのに、破滅へ破滅へと突き進んでいく感じが。

　映画原作者ジョン・オブライエンは、映画の製作が開始されてから2週間後に自殺。マイク・フィギス監督はプロジェクトを断念することを考えたが、この映画はオブライエンにとって良い記念になると判断し続行。映画でベンが着用しているロレックスは、ジョン・オブライエンの実際の時計。ニコラス・ケイジは、役のために、酔っ払ってスピーチのパターンを研究する様子を撮影したり、入院中のキャリア・アルコール依存症患者の多くを訪ねることで、キャラクターを研究。ベンは映画を通して食事を一切しない。慢性的なアルコール依存症は通常食べることを忘れたり、食べ物を強制的に減らすことができないためアルコールへの依存を強めていくことになる。エリザベス・シューは、ラスベガスのストリップで経験者にインタビュー。


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