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みなさん、こんばんは。『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽などの作曲家・すぎやまこういちさんが亡くなりましたね。
映画泣くな赤鬼​を見ました。

泣くな赤鬼​

原作
重松清

監督
兼重淳

出演
堤真一　川栄李奈　柳楽優弥　キムラ　緑子　麻生　祐未　竜星　涼
　
　その高校教師は、陽に焼けた赤い顔と、鬼の熱血指導から“赤鬼先生”と呼ばれていた。甲子園出場を目指し、強豪チームを率いた黄金の時代から10年の月日が流れ、野球への情熱が衰えかけていたある日、かつての教え子・斎藤(愛称：ゴルゴ)と再会する。野球の素質を持ちながらも、挫折して高校を中退した生徒だった。しかし、立派な大人に成長したゴルゴは、病に侵され、命の期限が迫っていた。厳しさでしか教え子に向き合えなかったあの頃の後悔。赤鬼先生は、ゴルゴのために最後に何ができるのか。

　原作者は重松清さん。それだけで「ああヒューマンな物語なんだな」と思う。映画HPの重松さんの特別寄稿にある知り合いの教師に「一番辛い時は？」と聞いて「生徒に死なれる時だ」と言われたのが執筆のきっかけだったとか。

　タイトルは有名な童話「泣いた赤鬼」を意識してるんでしょう。で、多分泣かない赤鬼が泣くポイントが映画の肝になるでしょう。情熱を失った教師が、決して出来のよくなかった生徒が迫りくる死に立ち向かっているのを見て奮起するストーリーは予定調和なので、あとはそれを演者がどう演じるのかを見てればいいんだな…と思いながら見てました。主演二人の演技は安定しているし脇役もキムラ緑子さんとか芸達者が出ているし。しかし死んでいく役を演じる柳楽さんは、映画の年月ではなく短期間で痩せていかなければいけないので大変だったろう。最近教育現場が厳しくて退職に追い込まれる教師が多いが、彼等を引き留めるのが教育への情熱と生徒への愛情ならば、映画のような触れ合いが実際にもあるといい。

　主題歌は、本作のために書き下ろされた、竹原ピストルによる「おーい！おーい！！」。監督の故郷群馬県でオールロケ。


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