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February 16, 2022
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みなさん、こんばんは。北京オリンピックスノーボード男子ハーフパイプは11日に決勝が行われ、平野歩夢選手が金メダルを獲得しましたね。すごいですね。今日から2日間アン・ラドクリフの古典的な恐怖小説を紹介します。

ユドルフォ城の怪奇 上
The mysteries of Udolpho
アン・ラドクリフ
作品社

 1584年、フランス、ガスコーニュの牧歌的地方。エミリーは、名門の一族出身だが栄誉よりもささやかな幸せを願う父ムッシュ・サントベールと気立てのよい母の間に生まれ幸せに暮らしていた。ところが、好事魔多し。二人の息子が亡くなり、父親は、残された娘がなまじ美しいと性格が悪くなってしまうと、とことん自制心を植え付ける。やがて病気になった父の看病をしていた母が亡くなり、気落ちした父親も後を追う。更にその直前、娘と旅行に出た時に、父親は財産を託していた相手が破産したため、一文無しになったと娘に告げていた。父が託した後見人である伯母マダム・シェロンのもとで暮らすことになったエミリーの運命は?

 これどこかでホラーになるのか?両親の死、破産、イジワルな伯母の登場と、韓国ドラマばりのヒロインを襲う不幸のつるべ打ち。おまけに伯母の再婚相手モントーニも俗物で、金がないのにある振りをして伯母を篭絡。ヒロインに味方なし。良い要素といえば、父との旅の途中で出会った性格も家柄も良い若者ヴァランクールと互いに好意を抱く中になったことだが、当時はいきなり結婚などという運びにはならないので、好意を伝え合う過程すらもどかしい。

 タイトルロールのユドルフォ城は後半でやっと登場。両親がおらず自立なんてとんでもない時代の女性は流され人生しか選択肢がない。ところで、エミリーもヴァランクールも少々エキセントリックだ。恋のなせるわざと言ってしまえば認められるのかもしれないが、ヴァランクールは、エミリーがいつか現れるのではないかと、以前出会った場所をストーカーばりに張る。相思相愛という設定だからいいが、そうでなければ怖い。ちなみに彼は軍隊に勤めている次男坊だがそんなに時間が自由なのか。自由時間の夜必ず徘徊するならますますストーカーだ。

 一方エミリーもあまりにジコチューな人達に囲まれて何を言っても聞いてもらえない毎日を送っているからなのか、痛みに対して鈍感になっている。伯母に乱暴するモントーニを止めようとして自分も頭に傷ができたのに、伯母の看病に専念。そのため召使に「お嬢様!頭から血が!」と言われて血がタラ―なんて、若干コントめいたやり取りが繰り広げられる。

 怪奇とつくので幽霊が登場するのかと思いきや、上巻ではそのものずばりは訪れない。下巻こそ幽霊が現れて全てをひっくり返してくれるのか?


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最終更新日  February 16, 2022 12:00:20 AM
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