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カテゴリ:その他の地域の映画&ドラマ
みなさん、こんばんは。カーリング最後に銀メダル取りましたね。すごいです。
今日はNETFLIXで放送されていたオーストリアのドラマフロイト -若き天才と殺人鬼-を紹介します。後半になるにしたがって ハプスブルグ帝国が出てきます。 【スタッフ】 監督:マーヴィン・クレン 【出演】 役名:キャスト ジークムント・フロイト:ローベルト・フィンスター フルール・サロメ:エラ・ルンプフ アルフレッド・キス:ゲオルク・フリードリヒ ポーシャッハー:クリストフ・クルツラー フロイト -若き天才と殺人鬼- Freud 第1話"ヒステリー""Hysterie" フランスからウィーンに戻ったユダヤ人の若き神経科医ジークムント・フロイトは認められず家賃にも困る。医療専門家の前での催眠術の実演のため、家政婦レノレと虚偽の演技の練習をする。警備隊員のキスと部下のポーシャッハーが、性器を切り取られた女性シュテフィを、治療のためにフロイトの家に担ぎ込むが、手当の甲斐なく死亡する。キスはシュテフィの部屋で自分がかつて属した連隊のボタンを見つけるが、上司は捜査を止めるよう言う。フロイトの実演は失敗し、勤務先の精神病棟のマイネルト教授やレオポルド・フォン・シェーンフェルト博士に酷評される。フロイトは友人のシュニッツラーとともにハンガリーのフォン・サパリ伯爵夫妻の屋敷を訪れて降霊会に出席し、クララという少女の幻視に悩まされる、若い女性の霊媒フルール・サロメと知り合う。フロイトはフルールに催眠術をかけてクララが下水道に消える幻視を語らせ、フルールはヒステリーの発作を起こす。 「ヒステリー=ヒステリー研究」「トーテムとタブー」「トラウマ」「抑制=抑圧」などタイトルにフロイトの著作が引用されている。第1話からいかにも世渡り下手そうだが才能はありわずかな事には動じない医師が黄昏のハプスブルグ帝国で奇妙な事件に巻き込まれる。 第2話"トラウマ""Trauma" フロイトとシュニッツラーはシェーンフェルト博士の妹クララ・フォン・シェーンフェルトが失踪したことを知って下水道を探し、キスとポーシャッハーも匿名の電報を受け取り下水道に行き、切断された自分のつま先を咥えさせられ窒息寸前のクララを見つける。シェーンフェルト博士は、意識の戻らないクララの心理治療をフロイトに任せることを拒む。キスは軍隊時代の元上官のゲオルク・フォン・リヒテンベルクを二つの事件の犯人だと疑うが、リヒテンベルクはリーニエの壁での決闘を申し込む。手の痙攣に悩むキスはフロイトに催眠術をかけてもらい、リヒテンベルグの命令で戦争捕虜を殺したことを思い出す。フルールはクララの治療をフロイトに委ねるようクララの母ヘンリエッテを説得する。フルールはフロイトの催眠術で下水道の中のクララを見て、シェーンフェルト博士が誘拐犯であると知る。 頭の形がいい人が軍服でカイザー髭をつけるとなんと世紀末のウィーンにはまることか。対するサパリー伯爵のアイメイクの濃さが見るからに「こいつ怪しい!」って感じ。ルドルフ皇太子は確かにおバカなのだが「エリザベート」で母恋うる若きルドルフを見てると不憫でもある。 第3話"夢遊病""Somnambul" キスは決闘でゲオルクを殺す。シェーンフェルト博士はソフィア・フォン・サパリ伯爵夫人に暗示をかけられて自殺を図るが失敗する。サパリ伯爵夫妻がオーストリア=ハンガリー帝国皇太子のルドルフを招いた降霊会で、フルールは再び血なまぐさい幻視を見て倒れる。のちにフルールはフロイトの催眠術の下でオペラ歌手のムハが2人の人間を殺すところを見る。フロイトは幻視をもとにしてキスとともに2人の死体と催眠状態のムハを見つける。フルールに接触を拒否されたソフィアはフロイトを訪ねて催眠術をかけ自殺するよう命じる。 第4話"トーテムとタブー""Totem und Tabu" フロイトは自殺を思いとどまる。牢に入れられたムハは催眠が解けず歌い続ける。キスは証言を得てシェーンフェルト博士の逮捕に向かうが、彼は壁に血でシンボルを描き自殺している。戦争中、キスが脱走兵となった息子を救うために、ゲオルクに命じられて捕虜を銃殺したが、息子は結局自殺したことがわかる。ゲオルクの父親のフランツ・フォン・リヒテンベルグ大将の求めで、リードル少尉はキスの暗殺を依頼する。サパリ夫妻が歓心を買おうとするルドルフ皇太子がフルールを宮殿に招き、乱暴しようとする。 第5話"欲望""Trieb" フルールはフロイトの家に来て誘惑し二人は激しく愛し合う。夜通し「タルトス」と叫ぶ。フロイトがフルールに催眠術をかけると、別の人格が現れる。二人の情交をフィアンセのマルタの兄と家政婦のレノレに目撃される。フルールはサパリ邸に帰り、別人格を見せる。キスは襲って来た二人の男を返り討ちにする。ポーシャッハーの助けで死体を始末する。二人はゲオルクの父のリヒテンベルク大将が元締めのヘインツを通して刺客を雇ったと疑う。皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とルドルフ皇太子とリヒテンブルク大将はサパリ邸を舞台とするハンガリー人の陰謀の報告を受ける。ルドルフは幻視にとりつかれ、ハンガリー革命の指導者の子孫であるサパリ夫妻を舞踏会に招くよう提案する。フロイトは「タルトス」がハンガリー神話にある超自然力を身に着けた人間であると知る。夜、空室のはずの隣室から聞こえるピアノに悩まされる。かつての居住者シュピルマンはリング劇場火災の後に自殺を図ったと知る。サパリ邸に男たちが集まり、フルールを中心にして裸で血を浴びる儀式にふける。 美尻を惜しげもなく披露するフロイトセンセに驚いていたら後半肌色の画面占有率がそれどころではなかった。死体が捨てられウィーンの河汚染しまくり。父に叱責され実際には優しい言葉をかけない母皇后の幻に支えられ怪しい結社に近づく傾国の皇太子ルドルフ。 第6話"退行""Regression" フロイトはシュピルマンが精神病棟に入りマイネルト教授の治療を受けたと知り、サパリ伯爵夫妻およびフルールとの関係を疑う。皇太子はサパリ夫妻をハンガリー人として初めて皇帝の舞踏会に招待する。リードル少尉に依頼されてヘインツが放った二人の刺客はキスの暗殺に失敗し、キスはヘインツを問い詰める。口論の末リードル少尉がヘインツを殺すが頭皮の一部を失う。目撃した娼婦がリードル少尉を名指しする。ポーシャッハーはリヒテンベルク大将の率いる軍隊と対立することは得策でないと忠告する。上司に頼んでリードル少尉を目撃者として召喚し、頭皮を調べるよう求める。キスはリヒテンベルク大将の目前でリードルに召喚状を突き付ける。 マイネルト教授は、フルールが口から泡を吹いて人を襲ったとしてフルールを精神病棟に入れ温熱療法にかける。フロイトはサパリの意を受けているとマイネルト教授を批判し、病棟から追い出される。ヨーゼフ・ブロイアーに助けを求めるが拒否される。その夜、レノレとシュニッツラーの助けを借りて精神病棟からフルールを救い出す。 猛る男を止める幼きフルールを発見した事がソフィア伯爵夫人の祖国独立への思いに火をつけた。当時黄昏のハプスブルグ帝国が形を保つために利用されたハンガリー独立を目指すため骨抜きにされたルドルフ。フルールから別人格を切り離すことがフロイトにできるとは思えないが 第7話"カタルシス""Katharsis" フロイトがフルールを自分のアパートに隠すと、マイネルトとブロイアーが捜索に来る。隣室に隠されたフルールは火傷をした男の幻視を見る。リードル少尉は出頭するがキスの上司のヤナチェック警備隊長を買収し、キスに罪を着せて逮捕させようとする。キスとポーシャッハーはフロイトのアパートに逃げる。リヒテンベルク大将は死んだ息子の部屋で血の付いた短剣を見つけ証拠を隠滅する。サパリ伯爵夫妻は帝国を倒すための呪術の儀式を行う。フロイトとキスは自らの中の悪魔に向き合う。フロイトはフルールが「タルトス」であることを知る。フルールは皇帝暗殺の幻視を見る。 ルドルフに皇帝を殺させるサパリー伯爵夫妻の抱く祖国復活の夢。しかし史実ではルドルフが皇帝より先に死ぬ。フロイトが注目した無意識世界がキス警部、フロイトの夢に登場。二重人格者の人格分離なんて現代でも難しい事をやり抜けるのかフロイト。キス警部の頭の形が良い。 第8話"抑制""Verdrängung" サパリ伯爵夫妻を含む帝国中の貴族が皇帝の舞踏会に集まる。リヒテンベルク大将とリードル少尉はフロイトのアパートにキスを追い詰めるが、キスは投降し皇帝暗殺の危険を訴える。舞踏会では虐殺が始まり、皇帝は逃げる。リヒテンベルクの率いる連隊、キス、ポーシャッハー、フロイト、フルールは宮殿に急ぎ、フルールは「タルトス」の力で反乱者たちを止める。庭園に逃げ出した皇帝を、呪縛に囚われた皇太子が追って殺そうとする。フロイトの助言で皇帝は「タルトス」の名を用いて息子を眠らせる。フロイトの婚約者のマルタが訪れ、フルールとの情事を知るが許す。リヒテンベルク大将は正気に戻らない皇太子の治療をフロイトに求める。フロイトは皇太子に催眠術をかけ、フルールとの情事を聞き出す。リヒテンベルク大将はいまだ危険な存在であるフルールを探す。皇帝と大将は事件に触れる催眠術の著作の公表をやめるようフロイトに求め、大金と元の職を提供する。フロイトが拒否すると、大将は家族に危険が及ぶと脅す。キスは警備隊地区長に昇進し、かつての上司ヤナチェックを殺す。フロイトとマルタは家族に結婚を発表する。フロイトは原稿を燃やし、マイネルト教授の下での職を辞す。キスはウィーンの下水道に入る。フルールがフロイトの前に現れて礼を言い、別れを告げる。 ウィンナワルツの優雅な舞踏会が一転殺戮の場に!と思ったらあっけなく収拾されサパーリ伯爵夫妻の野望は潰える。無意識の中で戦った二人のうち獣性を備えたキス警部が誕生し下水道(第三の男 !)の闇に消えフロイトは一世一代の傑作を葬る。キス警視「やがて君の時代が来る」 催眠で人を操る能力について著書で発表しようとするも止められるフロイト。その半世紀後人々を扇動して操るヒトラーがウィーンに現れる事を考えると「人は無意識下で指示された事に従う」事象の発表は警告としては有効だが支配者に悪用される可能性も。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 30, 2022 05:04:21 PM
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