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March 7, 2022
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みなさんこんばんは。第94回米アカデミー賞の候補が発表され、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門でノミネートされましたね。ドラマアンという名の少女を見ました。

アンという名の少女 Season2
Anne with an E

Season2各話のタイトルは「ミドルマーチ」から取られています。

原作
ルーシー・モード・モンゴメリ

出演
ジェラルディン・ジェームズ



■第1回
「春は希望の季節」 演出ヘレン・ウィーバー
Youth is the Season of Hope
<『ミドルマーチ』第6部 第55章>
マリラとマシューは、借金返済のために2人の下宿人を迎え入れていた。1人は地質学者のネイトで、仕事でアヴォンリーの村の土地を採掘しており、アンは興味津々で質問攻めにする。だが、実は下宿人たちは村人から金銭をだまし取ろうとたくらんでいる悪人だった。やがて、ネイトが村の土地から金が出ると言い出す。村を出たギルバートは、蒸気船で働いていた。そこでトリニダード出身の仕事仲間セバスチャンと仲良くなる。

性経験なさそうなマリラには肉体美や接触でジゴロ風、地方の金持ちウィリアムには実業家と見込んだほのめかし物語が好きそうなアンにはわざと秘密めかし秘密という言葉に目のないリンド夫人から全村民にとネイトの全方位アプローチが当たる。挿入される本とアンのエピソード


■第2回 演出ポール・フォックス
「小さなしるしは測定できるが、その解釈は無限」
Signs are Small Measurable Things, but Interpretations are Illimitable
<第1部 第3章>
アンの家の下宿人たちは村で金が採掘できるという話をでっちあげた。検査料と称して村人から金をだましとろうとしているとは知らず、アンは夢のような話に心を躍らせていた。村人のなかでは、特にダイアナの父が興味を示していた。アンは学校で絵が上手な少年コールと親しくなる。船で働くギルバートは仕事仲間セバスチャンの故郷トリニダードに到着。見るものすべてが新鮮で魅了されるが、知らなかったことにも気づかされる。

お化けの森エピでアンの想像力過多をたしなめる原作翻案。幻の金騒動に浮かれるアヴォンリー村民に当てはまるマリラの助言「何が現実で真実なのか見極めなさいYou must try and remember what's real and good, Anne.」両親よりよほど賢いバリー家の娘達。世界が広がるギルバート。

■第3回
「本当のものを見るのは心の目」
The True Seeing is Within
<第2部 第19章>
金の採掘事業への投資を決めたダイアナの父が家族と町へ行くことになり、アンも一緒に連れて行ってもらう。ダイアナの親戚ジョセフィンは、村での金発見騒動を疑い心配していることをアンとダイアナに話す。10年ほど前にほかの村で似た騒動があったが金はなく、その一部始終が新聞記事になっていたという。アンたちは翌日、記事を書いた記者に詳しい話を聞かせてもらう。一方、村ではマリラが下宿人たちへの不信感を強めていた。

「子供には直感がある。きみは自分を信頼すべきだった。もう全部わかってるようだがな。Children are pure instinct. You should've trusted yourself. Seems to me you've got it all figured out.」酔いどれ記者に励まされ真実を暴くアン。アヴォンリーで西部劇みたいな追跡。

■第4回
「かなえられぬ希望の痛ましい焦り」
The Painful Eagerness of Unfed Hope
<第5部 第51章>
アンはマシューに届く幼なじみの女性ジェニ―からの手紙が気になり、こっそり内容を見てしまう。2人が両思いだと思ったアンは、恋の橋渡しをしようと考え、マシューのふりをして手紙に返事を書くことにする。詐欺事件で大金を失ったダイアナの家では両親の関係がぎくしゃくしていた。ダイアナの母は花嫁修行だといって娘たちにマナーを厳しく教えだす。トリニダードでは、ギルバートとセバスチャンが産気づいた妊婦を助ける。

おおっと、原作ファンなら誰もが知る「アンがエレイン姫に扮して河に流されたら舟が大変な事になってギルバートに救われすわ仲直りかと思いきやアンの頑固な拒絶でおじゃん」エピがアヴァンタイトルであっさり回収されちゃったぞ。

「 アヴォンリーでロマンチックになろうなんて無駄だったわI've come to the conclusion that there's really no use trying to be romantic in Avonlea. 」ギルバートからの返事も来ないしマシューのロマンスを演出しちゃうアン。旅先のギルバート医師爆誕。バリー家再生物語。

「あたしたちもう学校で会えないのね 」と教室で大げさにがばっと抱き合ったり割れたブローチを半分ずつ持っていたりちょっとしたことが大事件だった子供時代を思い出させるアンとダイアナ。一番何も感じていないかのようだったミニー・メイの言葉で現実に立ち返るバリー夫人。

原作のターニングポイントでもあるエレイン姫ごっこを未遂におさめ少年少女の恋よりも夫婦のぎくしゃく&離れた恋人の復縁というぐっと大人の恋愛話にシフトした。マシュウのこの台詞は原作通り。YesOrNoのマリラに対しアンの自主性を認めてくれるのがマシュウ。

■第5回
「彼女の生涯を決定した行為」
The Determining Acts of Her Life
<フィナーレ>
アンたち女の子は恋愛に興味津々。容姿に自信のないアンは、髪をリボンで結んだりして、美しく見えるようにあれこれと工夫する。コンプレックスの赤毛はどうにもならないと思っていたが、ある日、行商人と仲良くなり、あるものを手に入れる。学校で男子から少し浮いた存在のコールは、先生にも目をつけられ何かと怒られていた。ギルバートは船の仕事で出会い、意気投合した友人セバスチャンを連れてアヴォンリーの村に戻ってくる。

原作を読んだ時学校で生徒にちょっかいかけるとはなんという教師だと思ったけどこのドラマのプリシーとフィリップス先生ってそんなに年離れてなさそう。ただ本作ではこの後ひとひねりあるんですよね。

一秒でも早くキスの話題をやめて欲しいカスバート兄妹。「美人でいるってどんな気分?What does it feel like to be divinely beautiful, Diana?」「賢い方がいいCompliments are nice but I'd rather be smart.」アンの様子がおかしいとわかってずっとついてきてくれるダイアナ

「アンがキスに興味を持ったなら鞭で罰を」と言う割に他人に夫婦のキスを見せワイルドな長男がいるリンド夫妻 マリラ「誰かがあなたを愛したらキスしてくれるWhen someone loves you, Anne then you'll be kissed.」原作でも有名な髪染め事件のためにアンは次回こういう髪型に。
最後までアンにデレないクラスメイトジョーシー・パイ。自分の美貌に自信たっぷりで違うタイプの美人ダイアナの謙虚さはないが確実にある種の男子には好かれる。美しさこそ女性の将来にとって大切な要素だと教え込む母親によってタカビーなジョーシーが形成されたことを明かす。

■第6回
「独断的結論に私は抗議する」
I Protest Against Any Absolute Conclusion
<第1部 第10章>
もうすぐクリスマス。髪を染めて失敗したアンは、短く切った髪で泣く泣く登校する。男の子たちにからかわれるだけでなく、ちょうど復学したギルバートにも見られてしまい気分は最悪だ。町への使いを頼まれたアンは、どうせ男の子に間違われるならばと、男の子の服装で出かける。マリラはギルバートとセバスチャンを食事に招待する。村ではクリスマス恒例の演劇の準備でみんな大忙し。コールは舞台用の絵を担当していたが…。

プリンスエドワード島誕生劇。一緒に蝋燭を吹き消してもプレゼントはまだ辞書かギルバート。「お前は隠れるには勇敢すぎるYou are too brave to hide away」マシューの一言でコンプレックスを払拭し劇でも成功するアン。美人さんのダイアナ妖精女王ベストキャスティング。

生徒をたしなめる立場の教師が率先して生徒の容姿をからかいいじめを誘発するような発言するなんてサイテー。

女の子の格好をするコールを見てはっとするマリラ、セバスチャンを見て言葉もないマシュウ、“自分と違う人間”て誰もが一瞬はっとするのは当然の反応。その後どう続けるかが大事。外見だけで“息子にケガさせた野蛮人”とセバスチャンを非難するアンドリュース夫人にはならないで。

■第7回
「気分が変わるように記憶も変わる」
Memory Has as Many Moods as The Temper
<第6部 第53章>
町に住むダイアナの親戚ジョセフィンが華やかなパーティーを開く。どうしても出席したいアンとダイアナは2人で作戦を練り、男の子のコールをエスコート役として一緒に行けるようにし無事許可を得る。パーティーで自由に自分を表現する芸術家たちに会ったアンとコールは、大きな刺激を受ける。マリラは原因不明の頭痛に悩まされていた。症状が悪化し、マシューは心配する。ギルバートは、将来は医者を目指すことにする。

原作ではアンが大学進学を諦める契機となるマリラの眼病が早くも登場。進路に大きな障害が立ちはだかるギルバートとコール。それにしても今日もフィリップス先生のクズっぷりが半端ない。

同じ保守的な環境で育った育ったからこそのジョセフィン伯母のアドバイスだったが彼女に同性の恋人がいたことと「ピアノを職業にする気はないの?」と聞かれいろいろとキャパオーバーなダイアナ。同じ言葉は同じ悩みを持つコールの心に届いた模様。

「愛について学んだわ。愛にはいろんな形があるのね I think I learned some things about love, too. It doesn't look the same for everyone. It can come in so many forms. 」ついさっきまでキス質問で困らせていたとは思えないアンの大人発言にほほえむマリラ&マシュー。

日本版と同じならばジェイン・エア第10章はソーンフィールドのフェアファックス夫人からジェインに家庭教師として来て欲しい手紙が来る。ジェインの人生がまさに開けようとする転機でもありアンやコールに可能性が開けていくパーティと掛けているのかも。


■第8回
「事実を認めまいとしてもがく」
Struggling Against the Perception of Facts
<第4部 第37章>
アンの級友プリシーの結婚の準備が進むなか、アンたち女の子は結婚についていろいろと思いを巡らせる。コールは学校で自分を目の敵にする先生と衝突。目の検査をするために町へ出かけたマリラは、質店の店先に並べられた自分たちの持ち物を見つける。虫歯を自分で直そうとして失敗したセバスチャンは、ギルバートに連れられ町の医者に診てもらうことに。町に黒人が多く住む地区があることを知ったセバスチャンは、そこを訪れる。

アヴァンタイトル。プロポーズが受け入れられてほっとした後のフィリップス先生の顔をよーく覚えておいてくださいね。

ウォード医師「 I've never seen anyone in such a hurry to get to a slum.こんなに急いでスラム街に行く人を見たことがない。」
バッシュ「そこは黒人が雪の中で美しく踊る美しい場所だと思うね。 I imagine it's a beautiful place where black people dance beautifully in the snow.」バッシュの詩的な台詞

古典的なプロポーズや持ち物にきゃっきゃする冒頭から白銀に映える花嫁衣裳によるまさかの卒業逆バージョンでシスターフッドを感じさせるエンド。注射に卒倒する頼りない医師予備軍だがアンをしっかりロックオンしているギルバート。

原作ではブローチはマリラがアンに盗んだ疑惑をかけてピクニック禁止令を出すが勘違いエピのアイテムだったが本作では「gift to bestow on someone you love.あなたが愛する誰かに授ける贈り物」に。対等パートナーを打ち出しつつも人並みの花嫁への憧れはあるアン。

■第9回
「かつてのわれらは今のわれら」
What We Have Been Makes Us What We Are
<第7部 第70章>
アンの学校に新しい女性の先生、ステイシーがやってくる。アンは、女性なのにズボンをはき、原動機付き自転車を乗り回すなど自由な行動をするステイシー先生をすぐに好きになり、先生に気に入ってもらおうと張り切るが…。一方、大人たちは型破りな先生に不信感をあらわにする。セバスチャンは、ギルバートの農場のパートナーとして不慣れな作業に苦戦する。また、医師を目指して学業を優先するギルバートに不安を覚える。

壁にじゃがいもでペイント、今どき珍しいズボン姿で登場、そして自転車乗り。まるでアンが大人になったようなミュリエル・ステイシー初登場シーン。

ンにとっては可愛い狐でもマシュウにとっては家畜を荒らす害獣。アンやコールにとっては楽園でもビリーには壊しても構わないおかしな家。形は違うが暴力によって大事な物が壊されていく姿を描く。本当に悪いのはコールを登校拒否にさせてさっさと去ったフィリップス先生なのだが。


■第10回/最終回
「この世界に増大する善」
The Growing Good of the World
<フィナーレ>
コールが学校で同級生にケガをさせたのが決定打となり、ステイシー先生は停職を命じられる。コールは村に自分の居場所はないと落ち込み、アンは責任を感じる。マリラは先生に対する考えの違いで長年の友人レイチェルと大ゲンカをしてしまう。村では先生の解雇を決める集会が開かれることになり、アンは先生を救うため、ある作戦を思いつく。ギルバートの農場を出たセバスチャンは、町の貧しい地区に住むメアリーのところにいた。

「Different isn't bad, it's just not the same.違いは悪いことではない。ただ同じではないということ」現代のLGBTに向けたメッセージでもあるアンのコールへの言葉。誰でも「 it is what you bring to it. And you bring so much. 世界に多くをもたらすものをもつ」人になる。

 当時ほとんどが代行としてやってきた男性のように暗記と書き取りだった授業に体験学習をもたらしたステイシー先生。「 Tell me, and I forget. Teach me, and I remember. Involve me, and I learn.言うだけなら忘れるけど体験すれば学ぶ」現代教育にも通じる一文。

 「ステイシー先生みたいな教師になる I've decided I'm going to be a teacher, just like Mrs Stacy」(この夢は叶う)ギルバート「Tragical romance and all ?悲劇的なロマンスは?」これも叶うかな?次章はいよいよ二人のロマンスが動き出すことを予告させるラストショット。

アン・シャーリー・カスバート
「ギルバートに手紙書いたら戻ってくるわよ」とみんなに代表に勧められるということは二人はもしかして?と思うけどSeason2ではそこまでの意識なし。

ダイアナ・バーリー
俗物のお父さんと英国育ちの母の元に生まれ妹ミニー・メイの面倒も見る申し分ないお姉さん。
想像力豊かで何をするかわからない突拍子もないアンを受け入れてくれる腹心の友。

ギルバート・ブライス
船乗り生活をしてバッシュと知り合いに。アンの手紙で帰還。

マシュー・カスバート
原作より元気そうでよかった。そして昔の恋人にも強く迫らないジェントルマン。本シリーズではマリラの弟になっている。

マリラ・カスバート
詐欺師のネイトにドキドキするが正気に戻ると彼等の怪しさに気づく。本シリーズではマシュウの姉になっている。

レイチェル・リンド
夫トマスとはラブラブ。しっかり者のマリラの親友

ジョーシー・パイ
アンへのイジワルを終始変えない悪玉!のはずなんだけど本シリーズでは彼女の言うところの女らしさは母親から強制されたものという描写がある。

ルビー・ギリス
とにかく男性から求婚されることだけを夢見ているという設定は原作踏襲。ギルバートを熱愛しているが。

ジェリー・ブート
アンに字を習い始める。マシューはアンが割った石板を修理して彼にくれる。

ジョセフィン・バーリー 
ダイアナの頼れる大叔母。女性とかつて一緒に暮らしていた。

コール
絵が得意な男子。フィリップス先生の性癖に気づき同族嫌悪の先生にとことんいじめられて学校を辞める。

ミス・ミュリエル・ステイシー
本シリーズでは既婚者設定。フィリップス先生の後任でやってくる。型破りの教育方針が物議をかもす。アンの憧れとなる。

そしてSeason3です。最終章となるシーズン3の副題は、日本でも有名なメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン(Frankenstein)』からの引用です。

第1話 知りたい秘密
A Secret Which I Desired to Divine
<『フランケンシュタイン』第2章>
アンは16歳の誕生日を控え、実の両親のことを知りたいという思いを強めていた。アンは先住民族の女の子カクウェットと仲良くなり、その文化にも刺激を受ける。だが、マリラや村人たちは先住民族のことをよく知らず、警戒していた。ギルバートの家では、セバスチャンとメアリー夫妻に娘が生まれ、4人で仲良く暮らしていた。一方、学校では結婚を考える年頃になった男女の生徒たちが、お互いを強く意識し始める。

アヴォンリーの駅で迎えに来てくれるマシュー=運命を待っていた心細げなおさげの少女が髪を結んでいたリボンが取れ馬を駆る=運命を自分で切り開く少女になっているという象徴的なオープンショット。但し途中で木に目を止め自分のルーツについて考えるメインプロットも絡む。

Take Notice board=お知らせ板復活を伝えにいって“僕に告白したいのかな?”と思ったギルバートが「So you're suggesting I post?で君が投稿して欲しいのはつまり?」と聞いたのに思いきり別の方角に振り切るアン。恋するルビーの方がギルバートの表情に敏感だという皮肉。

マシューが本を逆さに持ったりフツーのふりをしながら笑いをこらえるマリラ。“自分のルーツを知りたい”と言われてショックなはずなのに「知りたくない事を知ってしまうんじゃ?What if she finds out something that she doesn't want to know?」とアンの事を考える二人尊い。

本人の意思を無視して花嫁学校にというのは頂けないがアンとダイアナの友情復活の“あの日”の再現のサプライズパーティを許してくれるなんてバリー夫妻も随分丸くなった。反対されたダイアナが怒りながら弾くピアノのミスタッチ無しが素晴らしい。

第2話 内なる魂の叫び
■第2回
「内なる魂の叫び」
There Is Something at Work in My Soul Which I Do Not Understand
<手紙2>
アンは亡くなった実の両親の情報を求めて、育った孤児院を訪ねる。アンの気持ちを尊重して送り出したマリラだが、心は穏やかではなかった。毎週末、見習いとして町の病院に通うギルバートは、そこで受付をしている女性ウィニフレッドをお茶に誘う。メアリーは息子イライジャが農場に会いきて喜ぶが、イライジャは母とセバスチャンの間に妹が生まれていたことを初めて知り戸惑う。レイチェルはステイシー先生の恋人探しに精を出す。

「 I remind you that I'm a veteran voyager!冒険に関しては熟練者なんだから」と強がってみても過去の自分の幻影が見える孤児院訪問はアンにとっては試練。構えてしまうギルバートよりも本音を話せたり苦しみをわかってくれるコールとくっついちゃう方が自然なのだが。

すっかり見違えたコール登場。美術学校で充実した日々を送っているらしくアヴォンリーでの日々が嘘のような明るさ。ジョセフィン・バーリーとも軽口をきける間柄のようで血のつながりがなくてもうまくいく関係の好例がここに。

いつも素敵なお召物のジョセフィン・バリーはアンにかけるお言葉も素敵「あなたが良い事でも悪い事でも何を知ったとしてもあなたはそのままで素晴らしいのよBut no matter what you learn, good, bad or indifferent, know that you are so much just as you are right now.」

「You have much to learn.あなたは学ぶことがたくさんあるわね」「I expect I'll need a second lesson.それは是非2回目のレッスンで」オーソドックスに始まったギルバートとウィニフレッドの恋。リンド夫人のステイシー先生への露骨な比喩を含む再婚推しに比べて何と初々しい。

■第3回
「何事にも屈しない強い思い」
What Can Stop the Determined Heart
<手紙3>
復活祭の日が近づく。メアリーは毎年、食事会を開いていたが、ずっと体調を崩したまま一向によくならない。心配したアンやマリラ、マシューたちは、みんなで家事や子守を手伝う。ギルバートが人種に偏見を持たずに診察してくれる町の医者に来てもらうよう手配し、やっと病状を診てもらうが…。一方、政府が先住民族を教育するための寄宿学校を作ることが決まり、ミクマク族の少女カクウェットにもその知らせが届く。

「You’ll be a Good Doctor.」アンの励ましが絶望に陥ったギルバートを救う。性的な匂いのしないソウルメイトの抱擁。ムーディはダイアナを諦めてルビーにアプローチ。Take Notice boardは話題に事欠かないようで。

手にケガをしていたからそこから菌が入ってしまったのだろうか。信心深く慎ましやかな理想の女性メアリーは良き夫と娘と友人に恵まれアヴォンリーの人々から贈り物をもらって凧の幻を見ながら天にのぼっていく。メアリーの退場と共にカクウェットがアヴォンリーコミュニティに。

父という唯一の肉親を失ったがバッシュとメアリーにより他人同士でも新たな家族を築いたギルバート。今回はデルフィーヌ&マシューの取り合わせが癒し。バリー夫妻がSeason2とは見違えるくらいいい人になっていた。

アン、ダイアナ、ギルバートそれぞれ冒険の回。髪をアップにして大人として戸籍を探しにいったアン(コール王子も協力)。足をくじいたふりしてジェリーの家にお泊り寸前までいたダイアナ、ウィニフレッドを家に招待することに成功するギルバート。

■第4回
「別の世界での再会を信じて」
A Hope of Meeting You in Another World
<第3章>
アンは亡くなった両親の情報を求めて町の教会へ行く。メアリーの葬儀の準備を進めるセバスチャンは、音信不通になっていた義理の息子イライジャを見つけるが…。ギルバートは土曜日も家にいられるように、町の病院での見習いを辞めるとウィニフレッドに告げる。ダイアナは家のお手伝いさんの買い物に同行し、思わぬ体験をする。先住民族のカクウェットは政府が作った寄宿学校に入学する。そこで彼女を待っていた新たな生活は…。
 
政府を信じて送り出した両親とカクウェットの期待を裏切るまるでジェーン・エアが送られた寄宿学校ローウッド学院みたいな寄宿学校。髪を切られ母語を奪われ教化という名の文化浄化が行われる。善行を成していると自任しているリンド夫人は知る由もない。

■第5回
「恐れを知らぬがゆえの強さ」
I Am Fearless and Therefore Powerful
<第20章>
村の行事で行うダンスを、学校の生徒たちも練習をすることに。男女が手を取り合って踊るダンスで、結婚に興味を持ちだした女の子たちの間では期待と不安が入り混じる。練習でギルバートと踊ったアンは。そんななか、ダイアナにひそかにアプローチする男の子が現れる。ギルバートは、森での課外授業中にあらたな刺激を受ける。セバスチャンはレイチェルに、幼い娘の世話をする再婚相手を探すよう勧められ、別の解決策を考える。

「 Is it true that women of intelligence and passio uh emotion, are doomed to be infertile?知性と情熱のある女性が不妊になる運命にあるというのは本当?」カクウェット達に文明を教えている立場のカナダでもまことしやかな迷信がはびこってたんだろうなぁ。
「今までいろいろ見てきたけどそんな事実はないThere's nothing I've seen in my medical experience that would lead me to believe that. 」と言い切るギルバート。でも「段階について聞いてよThe steps. Ask him.」いくらなんでもそれをアンからギルバートには聞けないよ!

アンたち少女をざわつかせてしまったステイシー先生の台詞「子供が出来るまでにはいくつもの段階があるThere are many steps to conceiving. First, courtship. Then, of course, marriage. 」そんな先生も諦めてなかったレイチェル・リンド夫人からの息子どうでしょう攻撃が。

手をつなぎ視線が合い「いつもと違う」と感じるアン、友達に秘密を作るダイアナ、バンジョーを弾くムーディが別人に見えるルビーと知らぬ間に大人へのステップが忍び寄る少女達。対するリンド夫人のバッシュへの「子供の世話はできないから再婚して!」目的先行の結婚命令。

■第6回
「願望の行き着くところ」
The Summit of My Desires
<第4章>
村のお祭り行事である農作物の品評会が開かれる。マシューは巨大野菜部門に自慢の大きなラディッシュを出品し、ライバルと競う。アンとマリラはケーキのコンテストに参加。一方、ギルバートは、町で出会ったウィニフレッドと彼女の両親を誘っていた。ギルバートのことが気になってしかたがないアンは、占い師の館に入り、恋愛運を占ってもらう。その夜、村の人たちはダンス会場へ。しかし、とんでもないことが起きる。

ミセス・アランにレアケーキを振る舞う時に間違ってバニラエッセンスの瓶に入ってる痛み止めの塗り薬を使っちゃうエピをここに持ってきたか。

「But what if romance spoils our friendship? I won't let it. Maybe it's better if he doesn't love me. Next to true love, the best thing is unrequited love.ロマンスが友情をダメにしたら?それは嫌。だったら彼が愛してない方がいい。片思いが一番よね」アン机上の空論。

「愛してる、愛してない 多分恋愛って友情から発展するのよねHe loves me, He loves me not. Perhaps love unfolds out of a burgeoning friendship」と有頂天になっていたアンに青天の霹靂のお嬢様ウィニフレッド登場。カフスボタンは男の子のおしゃれだが気づかなかったアン。

ジョーシーの一件とインチキ占いをあっけなく覆した恋敵の出現に戸惑う自分の感情で恋愛って物語上の綺麗な事ばかりではないのだと知るアン。親友ダイアナは贈り物を渡されたり積極的にキスしたり順調に恋愛を育む。この物語の世界にはデートレイプも存在するのか。

■第7回
「正義を信じる行い」
A Strong Effort of the Spirit of Good
<第2章>
アンが学校新聞に書いた男女平等を訴える記事で村は大騒ぎになる。ステイシー先生やほかの生徒に相談せず、勝手に書いたものだった。保守的な学校評議会は、学校新聞の発行を続けさせる条件として、アンを担当から外すよう求める。さらに扱っていい話題まで評議会で指定するという。この騒動がきっかけで、村の女性たちは男性たちに不当な扱いを受けていることを感じ始める。一方、アンはジェリーから恋愛相談を受ける。

名前を出さなくても狭い町なんだから皆すぐに見当がつく事を記事にするなら少なくとも当事者に取材&了解を得るという記者の基本を忘れて正義感だけで突っ走ってしまったアン。アンのいない所で彼女を擁護してくれる頼りがいがあって優しいギルバートが理想の男性すぎて。

本作でクローズアップされるプリシー・アンドリュースとジョーシーとアンのシスターフッド「 I've had to fight the idea that I'm nothing more than someone to throw away, or pass around as needed, or that I'm not capable of being of real help because I'm a girl.」
「私は、自分が捨てられたり、必要に応じてたらいまわしされたり、または女の子であるために本当の助けにはならないという考えと戦わなければならなかった。」アンの本心を聞いたことでジョーシーと心が通じる。プリシーが実家を見限る時の眼。

「I was the same person the whole time. I'm loved now, but when I wasn't, it didn't mean I wasn't worthy of it. ぞんざいな扱いを受けていた時も私は私で、愛されていなかったとしてもその価値がないわけじゃない。」強くなったねぇアン。

「ミス・ステイシー、子供達を何とかしろ!Miss Stacy, control your children!」「 彼等は子供ではありません。手に負えない存在でもありませんわThey are not children. And they are not out of control.」ほうらちゃんとわかってくれる先生なんだからアン事前に相談しようよ。

■第8回
「突然におとずれる変化」
Great and Sudden Change
<第23章>
アンが通う学校が火災で焼け落ちてしまう。だが、焼け跡に学校新聞の印刷機がなかった。そんななか、アンや生徒たちはクイーン学院の入学試験に備えて勉強に集中する。アンとは異なり、外国の花嫁学校に行くことになっているダイアナのもとに、突然ジョセフィンおばさんが会いにくる。医師を目指しているギルバートはある重大な決断を迫られる。セバスチャンは、娘の世話をしてもらうために母親を呼び寄せることに成功するが。

いきなりのカクウェット脱走劇。なぜ孤児を取り戻すのに銃が必要なんだ大人の男たち。

「And I'd be happy to talk about that to every soul in town, every day, for the next 10 years. そしてこれからの10年間毎日町のすべての人達に話すわ。」レイチェルリンド夫人旧弊な評議員に脅しをかける!町にしっかり根を張ってネットワーク持っている彼女ならではのテク

「もし娘が幸せになれるなら、もし今私の許しを待っているというなら、許すよif my daughter is happy, then so am I So if you're awaiting my blessing, son it's granted.」恋人ローズのパパから思ってもない申し出を受けたギルバート、進路と結婚で悩む所がもう答えは出てる

冒頭からずっと描かれる孤児院からのカクウェットの逃避行と前回から引きずる学校消失事件。後者はコミュニティの実力者を黙らせることでおさまった。いずれも弱き者の声を封じ込めようとする暴力に他ならない。

「愛って複雑なのよLove is a tricky thing.」百戦錬磨のジョセフィン伯母様をして言わしめる恋愛の難しさ。ギルバートの言いつのった時ちょっと眉があがる癖がかわゆい。「あたしギルバートを愛してる!」うん、アン以外皆知ってた。

「“なんでお姉さんみたいになれないのミニー・メイ?”だってなりたくないんだもん!Why can't you be more like your sister, Minnie May?"Well, I don't want to! 」原作ではダイアナとアンの友情復活くらいしか出番がなかったミニー・メイだがここではちゃんと自我があって賢い

■第9回
「深淵(しんえん)なる闇」
A Dense and Frightful Darkness
<第21章>
ギルバートのことが好きだと確信したアンは、その気持ちを伝えようと決心する。ギルバートの家に行くが不在だったため、手紙を書いて残すことに。一方、アンにふられたと思っているギルバートは、ウィニフレッドにプロポーズする準備を進めていた。セバスチャンは、呼び寄せた母親と言い争いが絶えない。町の寄宿学校から逃げ出した先住民族のカクウェットを連れ戻しに、銃を持った男たちがやってくる。

「愛が全てを征服するわけじゃないのねI guess love doesn't conquer all.」アンがギルバートに手紙を書くがラス1でハピエンにするわけもなく案の定手紙はあちこち回されて本人に届かず。でもカクウェットを救うため奔走して自分の気持ちを最後にしたアンは偉いよ。

初めて明かされるセバスチャンの父の死の真相。法律上では奴隷制廃止とはいうものの差別は残っており母親は処世術として息子を厳しく育て孫にもまた強いる「彼女を泣かせておいてNo, let her cry. 」。しかし「差別の輪廻を抜け出させたい」と思っているセバスチャンの反応は。

「あなたは本当に勇敢ねYou have such a brave heart, Anne.」「傷つくよりも悪い事があるのよThere are plenty worse things than hurt feelings, believe me.」

今回のキーワードは扉。オープニングはバリー家のドアを開けようとするギルバートでエンディングはローズ家のドアを叩くギルバート。カクウェットの両親の前で閉ざされるドアと何度ドアを叩いてもギルバートに会えないアン。開く扉と開かない扉。

■第10回/最終回
「心の導き」The Better Feelings of My Heart
アンもダイアナもクイーン学院の試験に合格するが、ダイアナは両親に進学を猛反対される。将来への期待を膨らませていたアンだったが、ギルバートへの届かぬ思いやダイアナと一緒に進学できないことで意気消沈する。さらに、家を出ていくことになるのに、なぜかそっけない態度のマシューに傷つく。ギルバートはウィニフレッドとの婚約を解消し、パリの大学に行くことも断念。離れ離れになる前にアンへ気持ちを伝えようとしたが…。


ウィニフレッド「Why on earth did you lead me on and make me believe you loved me? Can you answer me that?いったいなぜあなたは“”あなたが私を愛している”と私に信じさせたの?答えてよ!」尺がないのかアヴァンタイトルで速攻振られるウィニフレッド。ごめんねギルバートとアンが鈍くて。

「Deceitful child! How could you? How could you be so, so selfish? どうして利己的になれるの?」「どうして私のしたい事は重要じゃないの?Why is it that who I am and what I want doesn't matter?」進路を反対されても席を立つだけだったダイアナがアンのためならこの顔

ツンデレから意外と早くアンの母になったネトフリ版マリラ。アンの心残りを断ち切ろうとわざとそっけなくしていたマシューがマリラに言われて泣いちゃうのかわいいぞ。コールが安定の王子様だった。尺ぎりぎりで間に合うアンの両親の形見探し。

原作と異なりギルバートがトロント大学に行こうとダイアナがクイーンに入ろうとこのシーンがなくては原作ファンも納得できなかったろう二人のハピエン。手紙という間接的な方法のすれ違いがやっと解消。セバスチャン一家やバリー家など最終回のテーマは赦しと理解。

アン・シャーリー・カスバート
出自を調べたいと言い出してマリラを悲しませる。原作では聞いた話をそのまま信じていた。
そして遂にギルバートと結ばれる。

ダイアナ・バーリー
原作とは異なる結末が待っている。美人で優しく親の事も思いやれる申し分ないもう一人のヒロインなので幸せになって欲しい。

ギルバート・ブライス
医師を目指し農場をバッシュと共同経営。辛い別れを経験して医師への思いが揺らぐがアンに励まされる。ウィニフレッドという彼女ができるがアンに戻ってくる。

マシュー・カスバート
もはやおとなしいという原作設定は忘れていいのでは。マリラの弟になっているし。

マリラ・カスバート
優しさをうまく表現できない不器用な人。原作の眼の話が前面に出てこないでよかった。

レイチェル・リンド
村に一人いる世話焼きおばさんで基本的に人はいい。だからこそ周囲は強く反発できない。たくさん子供を産んでも夫とラブラブな珍しい夫婦。

ジョーシー・パイ
ビリー・アンドリュースとステディ。それでいいのかジョーシー。いややっぱりだめだったね。

ルビー・ギリス
ギルバート命だったがムーディになびく。

ジェリー・ブート
何とダイアナとカップルに。でも振られる。

ジョセフィン・バーリー 
学校で生き場を亡くしたコールを引き取り芸術の才能をのばしてくれる。財産持ちの自由人。

コール
ジョセフィン・バーリーのもと王子様のような暮らしをしている。アンとはソウルメイト。

ミス・ミュリエル・ステイシー
亡き夫への思いが消えずリンド夫人からのお見合い攻撃をかわしている。オリジナルキャラセバスチャンといい感じ。

ウィニフレッド・ローズ
シーズン3で登場するギルバートの恋人。ギルバートが町で医術を習いにいった先で働いている。骸骨に話しかけるなどユニークで美人。彼女でもよかったと思うよギルバート。

カクウェット
まるっきりドラマオリジナル。先住民族のミクマク族の少女。

セバスチャン・ラクロワ
こちらもドラマオリジナルでSeason2から登場。妻メアリーを亡くし娘デルフィーヌを得る。なさぬ仲の息子とは不仲。ギルバートと共同生活を送り農場を営む。トリニダード出身。


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最終更新日  March 5, 2023 04:17:18 PM
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