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みなさん、こんばんは。　厚生労働省が発表した2021年度の労災補償状況によると、仕事による強いストレスが原因のうつ病など精神障害の労災認定は629件だったそうです。またまたエド・ハリスが悪人を演じる映画を紹介します。いやだって多いですよ～。今日は殺人現場の清掃を担当する男性が事件に巻き込まれた映画を紹介します。

ザ・クリーナー 消された殺人
CLEANER


監督
レニー・ハーリン​

出演
エド・ハリス　　エヴァ・メンデス　サミュエル・L・ジャクソン　ルイス・ガスマン

14歳の娘を育てながら、犯罪現場の清掃業をしている元警察官のトムは、ある日、とある殺人現場の依頼を受ける。しかし、その依頼主は架空の人物だということが判明。次第に大きな陰謀へと巻き込まれていくトムは、警察時代の相棒、エディとともに事件の謎に迫る。
　『ラン・オールナイト』『ジオストーム』最近エド・ハリスというと悪人役しか見てない気がする。青い目のハンサムで『ライトスタッフ』の時はジョン・グレン宇宙飛行士なんていうヒーロー中のヒーローの役どころだったのに。

　元警官という職種を生かすなら、天下りできるほどの役職者でなくても再就職先には困らない。体はキツイけど警備員とか、少なくとも死体現場の清掃よりもいやな気分にならない仕事はある。もちろん映画ではセットだけど、現実はあんなに血が残っていたら、それこそ匂いはすごいはずで、手にも数日つくだろう。それなのになぜこの仕事に就いているか？という点でまずクエスチョンマークが立つトム。実は過去に警察である出来事が起こり、トムには関わっていた弱みがあった。
　犯罪現場を跡形もなくきれいにするのは証拠を消してしまうことだ。だから必ず呼応する事件があるはずなのに、警察のDBには見当たらないとなれば、内部が関わっている事は簡単に想像できる。その点で容疑者はかなり絞られており、ストーリーを見ていると犯人の選択肢も極めて限定的だ。犯人あての楽しみはないが、逆に第三者にはいい人の面を被った犯人が、トムの最も愛する者の前に現れてにこやかに対応する場面の方が怖さはあった。

しかしいっときアクション大作ばかり撮っていたレニー・はーリン監督にしては、作品舞台がずいぶんこじんまりとしたね。サミュエル・Ｌ・ジャクソンは盟友なのかな。


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