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August 26, 2022
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みなさん、こんばんは。ファッションデザイナーの三宅一生さんががんで亡くなっていたことが分かりました。84歳でした。ベルナール・ミニエ作品の人気シリーズセルヴァズ警部が活躍する詩r-図を紹介します。

姉妹殺し
Soeurs
ハーパーBOOKS H170
ベルナール・ミニエ
坂田雪子訳

​プレリュードは1988年。いけない遊びに好奇心いっぱいのアリスとアンブル姉妹は、憧れの作家ラングの所に、作品の登場人物のコスプレでやってくる。
「先生は、わたしたちになんでもお願いすることができるの。なんでもよ」
「男を操るのは簡単だった。拍子抜けするくらい簡単だ。美しさや知性は必要ない。ただ、男が望んでいるものをあたえてやればいいだけなのだ。ただし、早すぎてはいけない」

いやいやどこでそんなテクをお嬢様方。悪魔の囁きを聞いた作家がどうしたかはここでぶったぎられる。

 1993年、トゥールーズの森で大学生の姉妹が殺された。駆け出しの刑事セルヴァズが目にしたのは、白いドレス姿で木につながれた異様な遺体。姉のほうは美しい顔を潰されていた。容疑者に浮上したのは人気ミステリー作家エリック・ラング。プレリュードで姉妹に誘惑されていた作家その人だ。犯行手口が彼の小説と酷似しており、姉妹との関係も判明するため当然彼が最有力の容疑者だったが、犯人と名乗り出たのは意外な人物だった。そして25年後、今度はラングの妻アマリアが白いドレス姿で作中の手口で殺される。

 今回何と言っても、24歳のセルヴァズに会えるのが嬉しい。警察学校で優秀な成績を収め、パリ勤務でも高い評価を得て、警察の要職に就く伯父の引き立てで、地元のトゥールーズ署に勤務している。まだハルトマンに毒=執着されておらず、エリートコースをまっしぐら。客室乗務員の美しき妻アレクサンドラとの夫婦生活は、時に喧嘩くらいはするものの、破綻していない。但し4年前の父の自殺が暗い影を落とす。また、事件関係者の女性にモテるが、同僚刑事からの覚えはめでたくない。
「髪を切って、ネクタイをするべきだ」
「この仕事に向いてない」

と陰口を叩かれ、先輩刑事コヴァルスキーの行き過ぎた暴力や脅迫に違和感を唱えても、正論だけでは事件解決に繋がらないと一喝される。
「二十年や三十年後、自分はどうなっているのだろう。四十代や五十代になった頃も、この仕事を続けているのだろうか。」

大丈夫。続けているよ。望む姿であるかはわからないけれど。

 真打ち40代のセルヴァズは勿論後から登場する。こちらはどっぷりストーカーハルトマンに挑発されて人生を狂わされ、見た事のない息子と対面の波乱万丈真っただ中。はみだし刑事の異名をすっかりわが物に。大学文学部を出たインテリ刑事の欠片はすっかりない。ハルトマンを父と信じて暮らしてきた息子ギュスターヴの様子も心配だ。今回はどこにハルトマンが?とほぼセミレギュラー化した悪党の存在をつい探してしまうが、メインの事件が薄れるからか、今回は登場しないのでご安心を(誰ですか、がっかりしてるのは)。


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最終更新日  August 26, 2022 12:00:31 AM
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