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みなさん、こんばんは。運転する車で米カリフォルニア州ロサンゼルスの住宅に突っ込む事故を起こし、昏睡状態に陥っていた米女優アン・ヘッシュさんが日、脳死と判定されました。ルシル・ボール主演のサスペンスを紹介します。

闇の曲がり角
THE DARK CORNER


監督
ヘンリー・ハサウェイ

出演
ルシル・ボール　クリフトン・ウェッブ

　　刑務所から出所したブラッドは、心機一転ニューヨークに探偵事務所を開き、有能だが気が強い秘書キャサリンを雇う。ある日、白いスーツの男に追尾されていることに気づいたブラッドは、男を痛めつける。男の口から出たのは、かつてブラッドを裏切った男トニーの名前だった。実は、ブラッドは弁護士に無実の罪を着せられ、２年間服役した過去があった。一体、弁護士は何を狙っているのか。

　上司の不審な人物を追跡することに失敗した時にキャサリンが言う。
　「You should have William Powell for a secretary.代わりにウィリアム・パウエルを秘書として雇うべきだった」
「そいつは誰？William Powell... who's he?」
「あなた映画みないの？『影なき男』で探偵だったじゃないDon't ya ever go to the movies? He's a detective, in "The Thin Man."」

　台詞で探偵ものに言及しているにも関わらず、犯人は最初からわかっているので、いわゆるミステリではない。　実は善人だった主人公が人の良さゆえにはめられてしまい、強き女性たちに助けられながら追及をかわすサスペンス。こんなにかっこよくルシル・ボールを描いているにもかかわらず、撮影中のルシルと監督の仲は最悪。後年、ルシル・ボールは撮影体験を嫌うことについて声を挙げた。彼女の恨みの大部分は、ヘンリー・ハサウェイ監督に向けられる。ヘンリー・ハサウェイは彼女が酩酊状態にあると非難。当時ルシル・ボールはMGMとの契約から抜け出したいと訴えており。その結果、MGMは彼女をこの映画のために大幅なギャラ減額でフォックスに貸し出した。もうちょっと探偵に芯の太い俳優がキャスティングされてればと思うが、当時フォックスにはそういう人がいなかったらしい。


　実は善人だった主人公が人の良さゆえにはめられ、強き女性たちに助けられる。こんなにかっこよくルシル・ボールを描いているにもかかわらず、撮影中のルシルと監督の仲は最悪。後年、ルシル・ボールは撮影体験を嫌うことについて声を挙げた。彼女の恨みの大部分は、ヘンリー・ハサウェイ監督に向けられる。ヘンリー・ハサウェイは彼女が酩酊状態にあると非難。当時ルシル・ボールはMGMとの契約から抜け出したいと訴えており。その結果、MGMは彼女をギャラ減額してこの映画のためにフォックスに貸した。


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