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みなさんこんばんは。政府は物価やエネルギー価格の高騰を受け、住民税が非課税の低所得世帯を対象に1世帯あたり5万円を給付する方向で調整に入りました。今日から3日間ジョン・キューザック出演作品を紹介します。

ブラッド・マネー
Blood Money

出演
ウィラ・フィッツジェラルド　ジョン・キューザック　エラー・コルトレーン
ジェイコブ・アーティスト

　ビクターと恋人リンは友人ジェフと一緒に山奥へ旅行にやってくる。偶然にも大金が詰め込まれたバッグを発見した彼らは持ち去ろうとするが、その金を探す悪党ミラーに命を狙われてしまう。

　ブラッド・マネー（blood money）は、直訳すれば「血の金」の意味で、そこから「血の滲むような苦労をして稼いだ金」や「殺し屋への報酬」「犯人通報者への報奨金」「被害者家族への慰謝料、賠償金」など様々な意味で用いられる。今回の場合もあてはまらなくはないが、血のにじむような苦労というのはどうか。むしろ苦労をせずに大金を手に入れようとするから金が血にまみれていく。

　ジョン・キューザックも若い頃は卵顔で騙される側にいたのに、中年になったらやたら悪役を演じるようになった。やりたいものなのか？ただそんなに腕っぷしは強くなさそう。

　クローズドサークルのメンツだけでひたすら逃げ回って金を奪い合う話。墜落した飛行機に載っていたといっても、そもそもの金の出所がわからないのだから、そちら側からのアプローチもあっていい。墜落したなら連絡が途絶えたはずだしパイロットが無線で連絡なり何なりする。そうすれば、もう少し人間関係が複雑になって、共通の敵に対しては協力し合うなどのドラマも生まれたはずだ。

　自己中心的で、自分が苦労して得たわけでもないのに早いうちから「金はあたしのもの」宣言。二人の男性から惚れられるリンが本当に嫌な女だった。そのようなキャラクター設定を狙っているなら成功している。こんな女より友情を取ろうよ男たち。「いつも私をそんな目で見るからいやなの」とか言いながら夜になったら自分から男性のテントに入っていっちゃうようないい加減な女だぞ。君たち見る目がなさすぎる。



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