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みなさんこんばんは。ウクライナへの侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は、ロシア正教のクリスマスにあたる7日、ロシア軍が一時的な停戦に入ったと主張したのに対し、アメリカ政府の高官は「停戦の時間帯に入ったが、戦闘が起きている」などと述べ懐疑的な見方を示しています。今日はハンフリー・ボガートが東京で元カノに会う映画を紹介します。

東京ジョー
Tokyo Joe
​出演
ハンフリー・ボガート　早川雪洲

監督
スチュアート・ハイスラー

　1949年、第二次世界大戦中空軍パイロットとして活躍していたジョーが8年ぶりに日本へ帰ってきた。彼は、日本とアメリカが戦争に突入する前、東京・銀座一丁目でTokyo Joe'sというレストランを経営していた。旧友のイトーと久々に再会したジョーは、かつての妻トリーナが占領軍の将校と結婚し、一人娘アニヤと共に日本に住んでいると知らされる。トリーナの住居を訪ねてみると、確かに彼女は娘と共に幸せな家庭に納まっていた。イトーからキムラ男爵を紹介されたジョーは、実はトリーナが戦争中に反米プロパガンダ放送に加担していたことを知らされる。男爵がそれを公にすると、トリーナも戦争犯罪に問われてしまう。彼女を未だに愛していたジョーは、男爵が秘密を守ることを条件に、韓国から日本人戦争犯罪人を脱出させる計画に参加する。

　戦後初めて日本でロケが許可された作品だがボギーは来日せず撮影は代役。日本の元華族が共産主義国家の支援を受けた戦争犯罪人を脱獄させようという国際的陰謀にしがない元バーのオーナーが巻き込まれていく話。戦後なのに鎌倉権五郎景正のように、日本人の名前に昔の武士みたいなミドルネームがあったり（いつの時代だよ）、ありふれた地名でボギーを追う捜査官たちがたどりついたり。帰ってくるなりジョーがイトーと店で柔道をやるのだが、どう考えてもあんな狭い店内でやるもんじゃないだろ。イトーが急に「自分は敗戦国の人間だから」とジョーに敬語を使い始めるとジョーが「戦争は終わった」と前と変わらぬ交流を求めるが、それは無理というもの。ここはジョーの寛容さを出すエピソード。全体的に「アメリカがせっかく日本を正しい方向に導こうとしているのに」という若干押しつけがましさが感じられる。



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