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みなさんこんばんは。ロシアのウクライナ侵攻から1年が経ってしまいました。
映画マダム・メドラー　おせっかいは幸せの始まり​を見ました。

マダム・メドラー　おせっかいは幸せの始まり​
The Meddler

出演
スーザン・サランドン　ローズ・バーン　J・K・シモンズ

監督＆脚本
ローリーン・スカファリア

　夫に先立たれたマーニーは、住み慣れたニュージャージーから、脚本家として成功を収めた娘・ロリが住むロサンゼルスに引っ越してくる。娘との楽しい暮らしを夢見ていたマーニーだったが、何の前触れもなくいきなり家にやって来た母にロリはカンカン。友人に馴れ馴れしく話しかけたり、元恋人との関係をしつこく聞いたり、はたまたテレビの撮影現場まで押しかけてきたり、も〜ウンザリ。そんなある日、元警察官の初老の男ジッパーに出会ったマーニーは、ほんのり恋心を抱きはじめる。

　娘の友達と、忙しくてなかなか会ってない娘よりも仲良しで、皆のいいお母さんになっているマーニー。日本で言えば市原悦子さんみたいなイメージ。とはいえ豪華客船借り切って結婚式を開くなんて相当なお金がかかるはずで、専業主婦だった彼女のお金ではなく、夫の遺産。そんなに湯水のごとく使って老後に心配はないの？と第三者は心配になってしまう。娘が脚本家たってずっと書けるわけではないだろうに。

　ただこの家族にしても娘はシングルで孫が生まれる予定は当分のところなし。他人の世話になることを見越して親切をしているのだったらいやらしいが、マーニーにはそんな下心がない。偶々スマホの使い方がわからなくて立ち寄ったショップで、店員の男性に向上心があると知ると、学校に通う事を勧めて送り迎えしたり、性的嗜好も人種差別もしない政治的に正しい映画のヒロインを演じている。ただ人に親切にするのは、夫を亡くした喪失感を必死に埋めているという点もある。

　他人として見てりゃ「お節介だけどいい人だな」で済むけど、あれだけの頻度でメールとLineが来られたら実娘だったらたまらんな。ラスト新しい恋人を見つけてくれたみたいで良かったよ。



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