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みなさんこんばんは。中古車販売大手のビッグモーターによる保険金の不正請求問題を受け都内で会見したSOMPOホールディングスの桜田会長は、ビッグモーターとの深い関係について「痛恨の極み」と述べました。かなり癒着があったようですね。今日から2日間クラーク・ゲーブル出演作を紹介します。


たくましき男たち
THE TALL MEN

出演
クラーク・ゲーブル　ロバート・ライアン　キャメロン・ミッチェル　ジェーン・ラッセル

監督
ラウール・ウォルシュ

音楽
ヴィクター・ヤング

南北戦争に敗れたベンとクリント兄弟は、金鉱を目指しモンタナへと流れついた。２人は実業家のスタークに雇われ、テキサスで購入した牛の大群をモンタナまで輸送する仕事を引き受ける。先住民の脅威や悪天候、さまざまな困難にもめげず、２人は旅を続けるが。

　南部＝誇り高き敗北者＆荒くれもの＝ゲーブル、北部＝南北戦争の勝者にして洗練された都会人で実業家＝ライアンという、見た目でわかりやすいキャスト。南北戦争直後、家畜業の不振にともない、戦争中ゲリラ部隊で活躍したテキサス人の相当数が、失業して無法者になった。ベンとクリント兄弟とスタークの出会いも、最初は犯罪者＆その被害者だったが、なりゆきで仕事を依頼される。ただ、最初にスタークがベン達がお尋ね者だと知ったことが、クライマックスでのある決断に繋がる.そのため南部は悪者設定されることも多いが、今回はゲーブルが演じることで、負けても気概を持ってどんな困難にも取り組む西部魂を体現している。二人の間で揺れる女性を演じるのが看護師のネラ。最初はやぼったい格好をしていたのでベンに「ありがとう、おばあちゃんThanks, Grandma.」呼ばわりされる。まあ「君を見てるとおばーちゃんを思い出すんだYou do remind me of my Grandma.」とフォローしてたが、その台詞、女性に喜ばれるんだかどうだか。ジェーン・ラッセルが演じている色っぽすぎる看護師には効かないな。

　牛たちの大暴走シーンなど圧巻のスケールで描く傑作ウエスタン。本編の原題はThe Tall Man＝背の高い男。自身の身長を6フィート2インチとしているクラーク・ゲーブルは、いくつかのシーンで6フィート4インチの共演者ロバート・ライアンよりも背が高く見えるようにリフトを着用していたと報告されている。ロバート・ライアンは肝炎を患い、2週間制作を休まなければならなかった。1954年にクラーク・ゲーブルとジョン・ウェインの主演車両として発表されたが、ウェインは辞退。二人とも『ハタリ！』（1962年）にも出演が発表されたが、パラマウントはゲイブルを起用するための予算を捻出しなかったため共演は実現せず。


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