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みなさん、こんにちは。ことしのノーベル生理学・医学賞の受賞者に新型コロナウイルスのmRNAワクチンの開発で大きな貢献をしたハンガリー出身で、アメリカの大学の研究者カタリン・カリコ氏ら2人が選ばれました。今日は牛の暴走が出てくる映画を紹介します。

スタンピード
THE RARE BREED

出演
ジェームズ・スチュアート　モーリン・オハラ　ジュリエット・ミルズ
ベン・ジョンソン

監督
アンドリュー・Ｖ・マクラグレン

　セント・ルイスでの家畜売買に、英国からやって来たマーサとヒラリー母娘。母親は英国からハーフォード種の角のない牛を連れて来ていた。アメリカではロングホーン種（角の長い牛）が巾をきかせ、角のない牛は牛同士の生存競争で育たないものとされていた。母娘の雌牛はただの乳牛として買いとられ、ビンジと名づけられた雄牛だけが、ボウエン牧場に2千ドルで買取られた。この輸送を任されたのはサムだったが、この牛の優秀さを知るテイラーに、千ドルの金で横奪りを頼まれた。サムは、テイラーの悪辣さを知って、テイラーの牧童で怪我をしているガートとジェフに千ドルをくれてやる。サムとビンジ、それにビンジが飼育される牧場に向かうマーサとヒラリー母娘の旅が始まった。ダッジ市から馬と馬車の旅になったが、途中にはボウエン牧場の息子ジェミーが出迎えに来ていた。

　実はタイトルのスタンピードってこの後に一回だけ出てくるだけなんですよね。まあ、何度も出てきても飽きるか。物語の肝はイギリス人母娘が連れてきたハーフォード種の牛を、アメリカの地でいかに繁殖させるかということなので、タイトル変えた方が良かったんじゃないかなぁ。ビンジのもふもふはかわいいが、確かに体の大きさが全然違う。逆によく子供生まれたね！

　牧場主がまさかのマーサに惚れてしまって髭ぼうぼうをぱりっと改め、アイルランドの軍服を引っ張り出すと、結構いい男なんですよ。息子と娘が結婚するんだし、さっさと決めればよかったのに、ここでマーサが逡巡するんですよね。雪の中外に出しちゃったハーフォード種のビンジをいつまでも探し続けるサムに心を残しているのは明らかで、すぐに返事をしないで居座っちゃうのはずるいなあ。というか、すぐに返事をしないことで牧場主への気持ちはわかってると思うのですが、ずるずる居座りを許しちゃうのは意外と牧場主優しいぞ。あと滞在している間に、牧場主がリーダーやっている村の子供達にちゃっかり「God Save The Queen」教えちゃうのはどうなの？