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テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:ベネディクト・カンバーバッチ
みなさんこんばんは。アーノルド・シュワルツェネッガー(75)が、自身の代表作であるSF映画『ターミネーター』シリーズから卒業することを、The Hollywood Reporter のインタビューで宣言しました。映画クーリエ:最高機密の運び屋を見ました。
クーリエ:最高機密の運び屋 The Courier 出演&製作総指揮 ベネディクト・カンバーバッチ 出演 アントン・レッサー 監督&製作総指揮 ドミニク・クック 1960年。東西冷戦により世界中が核の脅威に晒される中、モスクワのアメリカ大使館に、ソ連高官からの密書が届けられた。GRUに所属するオレグ・ペンコフスキー大佐が、アメリカへの亡命を打診して来たのだ。CIAは、たまたまソ連政府内部のスパイを失った直後だった為に、イギリスのMI6に協力を求めた。ペンコフスキーは、妻子を伴ったソ連脱出と、亡命先での厚遇を求めて、政府の機密を漏洩する覚悟を決めていた。MI6とCIAは、怪しまれずにペンコフスキーと接触する人物として、素人を起用する計画を立てた。東欧の国々で工業機械を売る英国人ビジネスマンのグレヴィル・ウィンをスカウトするMI6。説得され、恐る恐るモスクワヘ向かうウィン。商用を装いモスクワを訪れるウィンの協力で、2年に渡り情報を送り続けるペンコフスキー。英国とアメリカは、キューバにおけるソ連の秘密作戦を察知した。ソ連はキューバに、アメリカを射程圏内とする核ミサイルの配置を目論んでいたのだ。しかし、西側に潜入中のソ連スパイによって、内通者の存在が示唆され、安全の為にウィンのモスクワ行きは中止された。 1962年。アメリカのケネディ大統領は全世界に向けて、キューバ国内のソ連核ミサイルの存在と、応戦する意志を明らかにした(キューバ危機)。スパイ容疑で調査の手が迫るペンコフスキー。ウィンは、ペンコフスキーを救う為に志願してソ連に向かうが。 ドミニク・クックとカンバーバッチコンビはTVドラマ『ホロウ・クラウン』リチャード三世編で組んだ仲。ここで信頼を築いたんですな。 製作総指揮も兼ねているからか、カンバーバッチの入れ込みようがすごい。まあ文字通りのいわゆる体当たり演技というやつです。いやースパイの仕事に興奮してやたら夜セックスをしたがったがために、こっそり妻が友人に「最近夜が激し くって困っちゃうのよ」と愚痴られるただのおっさんを演じるとは思いませんでしたよ。 ただ二人を動かしていたのは金よりも「二度と戦争を起こしてはならない」という使命感ですね。単なる好奇心やカネではここまで動かなかった。 そして二人とも塀の中なので、キューバ危機が回避されたことは、外から来てくれる人が知らせてくれるまでわからない。ウィンは妻から、ペンコフスキーはウィンから聞くのですが、後者はこの時の会話が最後になるのです。「全部喋っちゃったんだ」と言いつつもペンコフスキーは「ウィンは荷物の中身は知らなかった」と外国人のウィンを庇い通すし、ウィンは貴重な情報を知らせるし、この友情は、情報を渡すために行っていたバレエで、同じ演目に涙を流したりした、会話以外の場面で培われたものなのでしょう。 ペンコフスキーが毒を盛られる(が毒では死なない)場面があるが、こういうのを見るとやはり最近起きたイギリスでの毒殺未遂事件や反対勢力の粛清めいた死はロシア政府が関わっていると確信せざるを得ない。 クーリエ:最高機密の運び屋 [ ベネディクト・カンバーバッチ ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 17, 2023 12:23:35 AM
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