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みなさんこんばんは。Netflixで独占配信されるアニメ「陰陽師」の配信日が、11月28日に決定しました。併せて主人公・安倍晴明役を浪川大輔、その相棒・源博雅役を浅沼晋太郎が演じることが明らかになりました。今日から2日間名わき役として知られたアドルフ・マンジュー出演作を紹介します。

ステージ・ドア
Stage Door

出演
アドルフ・マンジュー　キャサリン・ヘプバーン　ジンジャー・ロジャース　ルシル・ボール
アン・ミラー　サミュエル・Ｓ・ハインズ　ゲイル・パトリック　コンスタンス・コリア
アンドリア・リーズ　フランクリン・バングボーン　キャサリン・アレクサンダー
ラルフ・フォーブス、メアリー・フォーブス

監督
グレゴリー・ラ・カヴァ

脚色
アンソニー・ヴェイラー　モリー・リスキンド

野心と希望に燃え立つ女優志願の若い娘たちが日夜をすごすNYの女子寮。彼女等は脚光を浴び満場の客席から喝采を受ける夢想を力に生きている。その1人リンダは、有名なプロデューサーアンソニー・パウエルを旦那にしているので、どうやら心配なくやって行ける。しかしケイは1年ほど努力して物になりかけているのに、もう資力が尽きて殆ど餓死同様の暮らしをしている。皮肉屋で口達者なジーンは、舞台の成功を願いながらナイトクラブの踊子をして生活をたてている。南部生れのメアリー・ルーや、田舎の町から出て来たジュディス、イーヴ、ボビィ、スーザン等もいる。ある日のこと一見ブルジョア育ちと見えるテリイ・ランダルが来て住まうことになった。彼女も同じ様に舞台熱に浮かされているが、自分の芸の力だけで認められようと決心している。ジーンが彼女と同室することになったが、性質も教育も環境も違う2人はその日から口喧嘩を始めるのだった。

女優を目指す様々な年齢層の女性の群像劇。リアルも含まれているだろう。舞台劇がもとなので台詞が多い。演技がさっぱりなのに頭でっかちの理論をまくしたてるテリー役は、実は演技はヘプバーン。テリーは本編を通じて、親のすねかじりから本物の女優へと成長するおいしい役どころ。群像劇と言えどメインキャストの一人といっていい。監督のグレゴリー・ラ・カーヴァは、女優との仕事に特に才能を発揮。撮影の2週間前、彼は下宿のセットの中でキャストたちに実際に同室であるかのように即興で演じさせ、脚本家の女の子に彼らのやり取りをすべて記録させた。下宿で聞かれる会話のほとんどは、女優たちの即興のアドリブ。信じられないことに、この映画に出演したとき、アン・ミラーはまだ14歳。彼女は自分の年齢を偽り、偽の出生証明書を入手したが、早熟なミラーは14歳にして背が高くて美しかったので、アニー役を演じた。

当時フレッド・アステアのダンスパートナーとして国際的スターになっていたジンジャー・ロジャースと踊る場面もある。一方ロジャースは、フレッド・アステアのパートナーとしてしか認識されず、映画とは裏腹に人気実力兼ね備えたテリー役のキャサリン・ヘプバーンが押せ押せだったため、何とか個性を出そうと頑張っていた。現実を知り皮肉を飛ばしまくりながら、若干姐御肌の所もあるたくましきジーンもメインキャストの一人。

キャサリン・ヘプバーンは、ブロードウェイのオリジナル舞台作品『ステージ・ドア』に出演する交渉を進めていたが、ブロードウェイのプロデューサー、リーランド・ヘイワードが、彼女が著名な映画監督ジョン・フォードと友情を深めていることに嫉妬し、当時の恋人マーガレット・サラヴァンを主役にキャスティングしたと伝えられている。ヘイワードとサラバンは舞台劇の開幕から1か月後に結婚。映画版にはマーガレット・サラヴァンが候補に挙がっていたが、第一子を妊娠したため、キャサリン・ヘプバーンがその役を演じることになった。


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