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みなさんこんばんは。3日午後3時すぎ、北九州市小倉北区魚町で「建物が燃えている」と、消防に通報があったということです。現場はJR小倉駅から南におよそ300メートルの商店が密集している地域です。年明けから騒々しいですね。冷戦時代の映画を紹介します。

戦慄の七日間​
Seven Days to Noon

アカデミー脚本賞

脚色
フランク・ハーヴェイ　ロイ・ブールティング

監督
ロイ＆ジョン・ブールティング兄弟

音楽
ジョン・アディソン

出演
バリー・ジョーンズ　シーラ・マナハン　オリーヴ・スロウン　アンドレ・モレル
ヒュー・クロス　ジョーン・ヒックソン　ロナルド・アダム

　ある日、ロンドンのダウニング街の首相邸に、一通の手紙が舞い込む。送り主は、国立科学研究所勤務の核兵器研究者ウィリントン教授。首相あての手紙には、“もしイギリス政府が核兵器の製造を中止しなければ、新開発のＵ・Ｒ・12爆弾を一週間後にロンドンで爆発させる”という教授の意外な主張が書かれていた。半信半疑のスコットランド・ヤード捜査課長フォランドが、念のため研究所に連絡してみると、爆弾と教授は、間違いなく行方不明となっていた。捜査陣の努力にもかかわらず、教授の行方は皆目わからず、教授の指定した爆発時刻は、次第に近づきつつあった。そして、その日、ロンドン市は非常事態のため、ついに無人の街と化した。

　国家は核保有の建前として　「核を抑止力として使う」と言う。ならば、個人が　「核を抑止力として使う」のは良いことか？「個人の手に委ねると危ない」のが定番だろうが、なら国ならいいのかと言っても、独裁国家ならば事実上個人＝トップが決めるのと同じこと。前米国大統領が核のボタンを握っていた4年間の怖さよ。

　前年にソビエト連邦が最初の核実験に成功し、米ソ両国が核兵器を手にすることになった。現代では想像もつかないだろうが、冷戦の時代真っただ中。いつ核のボタンが押されるかわらない。世界の人々が漠然と抱える不安を反映したような映画が、この時期いくつも作られた。

　 “ロンドンで爆発が起こる”という情報を公開後、人々がパニックになって逃げ周り、“連れて行けない”と親に拒否されたペットたちが無人になった街をうろつく。動物園でも動物たちが所在なさげ。それでも「我々はテロには屈しない」と宣言した首相のもと、多少暴徒化はするものの、ほぼ統制の取れた動きをする国民。協力：ロンドン市民とあるように、モブシーンが多い。


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