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January 11, 2024
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みなさんこんばんは。歌手の八代亜紀さんが亡くなりましたね。アンソニー・ホプキンスが主演男優賞をまたもや受賞した作品を紹介します。

ファーザー​
Father

出演
アンソニー・ホプキンス アカデミー主演男優賞 オリヴィア・コールマン 
オリヴィア・ウィリアムス ルーファス・シーウェル マーク・ゲイティス

原作&監督’&脚色
フロリアン・ゼレール

脚色
クリストファー・ハンプトン アカデミー脚色賞

 ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。

 これはもう身につまされる映画に他ならない。私たちに親或いは子がいる以上、いつかはアンソニー、そしてアンの立場に置かれる。最初私たちはアンの視点から物事を見る。いや、アンの視点からしか見られない。そのため、アンソニーの言動はことごとく「認知症ゆえのわけのわからない言動」になり、世話をする人に来てもらっても、きつい言葉を浴びせてしまう。家族は、一人ではおいておけない―自分が見るしかないと覚悟する。

 しかし一転、アンソニー視点から物語を見ると、ちゃんと辻褄があっている。ともすれば、娘やその恋人、医師すら別の人格にすりかわってしまう。理不尽で訳がわからないのは社会の方だ。そして何度娘が説明しても、理解はできない。あるいは、その時理解はできても、数日経つと忘れてしまう。私たちがアンソニーの年になった頃に、似たような経験をするかもしれない。しかしその時には「ああ親たちってこんな思いをしていたのか」と追体験し、理解することが果たしてできるか。かつての自分の立場に立った子どもたちに「認知症って実はこういう体験をするんだ」と説明しても、果たしてわかってもらえるか。同時期に体験するわけではない―いずれかは伝聞になるので完全に理解してもらうのは難しい。お互いに愛情があれば、とかそういう問題ではない。どちらかを正しいと認識させようとすることが、アンソニーたち高齢者にとっての苦痛となるなら、余裕のある子供世代が、そのずれも含め親たちとつきあっていくしかないのだ。

名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞。日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。原作者フロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、「危険な関係」の脚本家クリストファー・ハンプトンとゼレール監督が共同脚本を手がけた。第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネート。80歳を越えた高齢の老人アンソニーは、実質的にアンソニー・ホプキンスその人。名前だけでなく、誕生日もホプキンス本人と同じ日(=1937年12月31日)にし、そうすることで観客が、作中のアンソニーをアンソニー・ホプキンスのことと誤認してもおかしくはない物語構造にわざわざ設えている。



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最終更新日  January 11, 2024 05:28:05 AM
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