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みなさんこんばんは。オランダでは極右が第一党になりましたね。

雨ぞ降る
The Rains Came

出演
マーナ・ロイ　タイロン・パワー　ジョージ・ブレント　ハリー・ヘイデン
マージョリー・ランボー

監督
クラレンス・ブラウン

音楽
アルフレッド・ニューマン

アカデミー賞特殊効果賞

　1938年、インド、ランチプール。気ままに暮らす社交的なアメリカ人の芸術家のトム・ランサムは、優秀な医師である少佐のラーマ・サフティ少佐と親交を深めていた。宣教師エルマー・サイモン牧師の妻の集会に招待されたトムは、気が進まないままその場に向かう。トムは、サイモン夫人が嫌う隣人の”フェイビー”スマイリー夫人と、帰宅した夫で牧師のホーマーに声をかける。
サイモン夫人の娘ファーンは、年齢差のあるトムに惹かれトムに愛を告白。ファーンは、親元から離れることを考えていた。奔放なトムだったが、まだ10代のファーンには慎重に接する。
宮殿に呼ばれたトムは、マハラジャとマハラニに迎えられる。トムは、マハラニから訪問客を紹介され、それが元恋人エドウィナ・エスケスだったために驚く。年が離れている傲慢な夫アルバート・エスケス卿との関係に不満を抱いていたエドウィナは、昔を思い出しながらトムと話をする。遅れて来たラーマは、マハラニにコレラ患者が発生したことを伝える。エドウィナは、知的な好青年のラーマが気になる存在となる。豪雨の中、帰宅したトムは、ファーンがいたたために驚き、家出したと言う彼女を説得して帰宅させる。ラーマを誘惑しようとしたエドウィナだったが、思い通りにはならなかった。地元の有力者バナジーの屋敷に招かれたトムは、エドウィナと共にその場に向かう。エドウィナが先に到着していたラーマと話をしていたその時、豪雨の中で大地震が起き、ダムが決壊してランチプールの町は壊滅状態となる。その事件によりコレラの感染は広まり、限界に達した医療状況の中で、エドウィナはラーマの手助けをしようとするのだが。

　戦前CGのない時代で大地震と洪水を再現した迫力は確かにすさまじい。特殊効果賞も納得。あと、ええと、最後までわかんなかったのですが、なぜ一介の少佐がマハラジャが亡くなった後に王座に就くことができたのか？国王って選挙制ではなく世襲制だと思ったのだけれど。ディザスタームービーは、突然起こった危機によりいけすかない悪者が亡くなり、ワルを気取っていた人が目覚めるというパターンがよく出てくるが、今回も踏襲。エドウィナと最悪の関係だった夫が亡くなり、奔放な生活を送っていたトムが真面目人間になり恋人もゲット。

　1955年に『雨のランチプール』（The Rains of Ranchipur／ラナ・ターナーとリチャード・バートン出演）としてリメイクされている。



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