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みなさんこんばんは。イスラエル軍は13日、ガザ地区南部のハンユニスに激しい空爆を行い、ガザ地区の保健当局は、少なくとも71人が死亡したと発表しました。イスラエルのメディアは、イスラム組織ハマスの軍事部門であるカッサム旅団の司令官を標的にした空爆だったと伝えていますが、この人物が空爆に巻き込まれたのかどうかはわかっていません。。今日は東野圭吾さんの人気シリーズの映画化作品を紹介します。

沈黙のパレード
Silent Parade

出演＆音楽
福山 雅治

出演
柴咲 コウ　戸田　菜穂　吉田　羊　檀　れい　北村　一輝　田口　浩正
酒向　芳　岡山 天音　椎名　桔平　村上　淳

監督
西谷　弘

脚本
福田　靖

　数年前から行方不明になっていた女子高生が、遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海によると事件の容疑者は、湯川の大学時代の同期でもある刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で、無罪となった男だった。男は今回も黙秘を貫いて証拠不十分で釈放され、女子高生が住んでいた町に戻って来る。憎悪の空気が町全体を覆う中、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる。

　これは同じ東野作品『さまよう刃』のテーマとも共通する「復讐という形の殺人は許容されるのか」がメイン。勿論どんな悪人であろうとリンチが認められれば恐ろしい世の中になってしまうので、法という縛りが必要である。しかし巧妙な悪人は法の隙間をすり抜けてしまい、善人が涙をのむことになる。正義感の強い草薙などはこうした被害者と犯人の狭間で苦悩する。理詰めで物事に取り組む湯川が事件の真相もふくめて正論を述べ、ばっさばっさと切っていくわけだが、勿論親友として草薙に配慮した対応もする。援護射撃する内海が「感情のある人間ならこうすべきだ」というこれまた正論を述べるシーンが多々あるが、そちらにはクールに振る舞いつつも、湯川にも情はある。また、お気に入りの店で起きた事件ということもあり、彼自身も関係者を知っているという、更に感情移入可能要素を加えてきている。本作は草薙や事件関係者の矛盾した思いへの落としどころとして「殺された男は本当に殺人者だった」という真相をつけてきているが、だからといってやはり彼に対する殺人が許容されるわけではない。容疑者による、真相を語らない『沈黙のパレード』が続いてしまっても困るわけだ。正統な裁きを諾としつつ、悔しい思いを抱えた被害者たちへの情に寄せた構成になっている。



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