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みなさんこんばんは。全国ロードショー中のアニメーション映画「きみの色」が、第29回釜山国際映画祭アジア映画の窓部門の正式招待作品として選ばれ、韓国プレミア上映が行われるそうです。今日はアメリカの人気ドラマシリーズを紹介します。

『24 -TWENTY FOUR- シーズン1 DVDコレクターズ・ボックス』 スティーヴン・ホプキンス / 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

出演
キーファー・サザーランド　デニス・ヘイスバート
デニス・ホッパー　ルー・ダイヤモンド・フィリップス

1日24時間を、1話60分の全24話で描く構成で、アメリカでゴールデングローブ賞を受賞。TVドラマシリーズの記録を塗り替えた超話題作をフジテレビが一挙深夜放送。
大統領候補暗殺計画を軸に誘拐・殺人・旅客機の爆破・拉致など様々な事件が同時に発生し、物語の進行と現実の時間が同じ速度で進むリアルタイムドラマ。

アメリカ、ロサンゼルス、大統領予備選挙当日午前0時に、合衆国連邦機関CTU(テロ対策ユニット)のLA支局チーフのジャック・バウアーに非常召集がかかった。アメリカの旅客機が爆破され、長官リチャード・ウォルシュから大統領候補デビッド・パーマーの暗殺計画を阻止する事と、内部に潜むスパイを見つけだすよう命じられる。時を同じくしてジャックの別居中の妻テリーから、友人ジャネットと出かけた娘キムが行方不明になったと電話が入る。ジャックの長い一日は、こうして始まった。

「1話を1日ずつ見てるから面白いんで、連続して見ても、どうもなぁ。」と最初こそ思っていたが、だんだんのめりこんでいった。
「一日にいろんな事が起こり過ぎ。特にキム。あんた、誘拐されすぎ。」と突っ込みたい所はいっぱいある。まあ、「めでたしめでたし」になってしまえば、そこでドラマが終わってしまうので、続けるためには事件を起こしていくのは仕方ない。けれど、後半になってちょっと無理が目立った。「今こっちでこんな事が起こっているのに、向こうではあんな事が起こっている」という臨場感はあんまり感じなかった。スプリット画面で同時性を確認させているが、すぐに多数起こっている出来事のうちの、ある一つに集中するからだ。ジャック陣営がいずれも自分の事しか考えてない人々で占められているのに対し、自分以外の家族の事で苦悩するパーマー議員の素晴らしさが目立つ。「エデンより彼方に」のヘイスバートが、こんな大きな役をやるようになるとは。セクシーで、時に強引でもあるが、そこが魅力という、組織の中の一匹狼を演じさせたら、今、小山力也さんの右に出る者はいないのでは？『三国志』ならさしずめ曹操か馬超、呂布って役どころか。視聴者はジャックの妻テリーにさぞやむかついた事だろうが、これもまた声優の巧さが大いに貢献している。もちろん俳優も巧かったのだろうけど、何より声が、いかにも「私一人では何もできないの。でも私は正しいの。」ってオーラを放ちまくり。
対決もいかにもアメリカ風。第一の敵ゲインズとジャックは、西部劇の一騎討ちみたく、一対一で対決する。娘が死んだと知って敵7人を撃ちまくるジャックは、まんま『デス・ウィッシュ』シリーズのブロンソン。「一人で七人だってよ。凄いよな。」ってそれを讃える職場の連中。ちょっと待った。そもそもの原因である、無辜の民の死については、自分たちの責任を追求しないのか？
全く、良くも悪くもアメリカ的。


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