【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

カレンダー

コメント新着

お気に入りブログ

ナポレオン New! ジャスティン・ヒーハーフーさん

台風つづく New! ちーこ♪3510さん

父との別れ。 天野北斗さん

松河屋老舗☆ fujiうさぎ=^・^=さん

憂きも一時 小烏丸の”てる”さん

プロフィール

hoshiochi

hoshiochi

キーワードサーチ

▼キーワード検索

全て | 料理&お菓子&旅&演劇&その他2 | フランス映画 | 韓国ドラマ・赤と黒(ナップンナムジャ) | その他の地域の映画&ドラマ | アメリカ映画 | 韓国映画 | 真田広之 | 韓国ドラマ | アメリカドラマ | その他のジャンルの日本の小説 | 日本のミステリー小説 | イギリスドラマ | よしながふみ漫画&ドラマ&映画大奥 | 漫画・アニメ | 日本ドラマ | 中国&台湾映画 | 日本の作家が書いた歴史小説 | 海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル | 東欧・ロシア映画 | イギリス&アイルランド映画 | オランダ映画&オランダドラマ | 北欧映画 | その他のジャンルの海外小説 | 日本の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | 日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル | 日本映画 | 海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | カナダの映画&ドラマ | ドイツ映画&ドイツドラマ | 日本のファンタジー小説 | 海外のミステリー&ファンタジー小説 | 堺雅人 | 日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇 | 三浦しをん:まほろ駅前シリーズ | 山田風太郎 | 香川照之 | 松山ケンイチ | 海外の作家が書いた歴史小説 | ジェイク・ギレンホール | イギリスドラマ:SHERLOCK | 塩野七生 | 吉田鋼太郎 | イタリア映画&イタリアドラマ | ローズマリー・サトクリフ | 大杉蓮 | ベネディクト・カンバーバッチ | インド映画 | 長谷川博己 | 内野聖陽 | 林遣都 | ムロツヨシ | ジョシュ・オコナ― | 井浦新 | 菅田将暉 | ディーン・フジオカ | 台湾ドラマ&中国ドラマ
September 17, 2024
XML
みなさんこんばんは。本当に9月半ばになってもこんなに暑いのは異常です。野菜も高い。今日は女性のサクセス小説を紹介します。

縫いながら、紡ぎながら​
Entre mes mains le banheur se faufile
アニエス・マルタン・リュガン(著)
徳山素子(翻訳)
TAC出版

銀行で働くイリスは、ずっとクチュリエになりたいと思っていた。しかし、服飾学校に合格できなかったために、子どもの頃からの夢を諦めて、医師のピエールと結婚し、趣味で洋服を作り続けていた。子供はいない。イリスが夫と共に実家を訪れる画面から始まる。イリスは夫が「いやにウキウキしている。実家に行くのがそんなにうれしいの?」と不満げ。冒頭から不協和音がギシギシ。

 そして実家を訪れてあっという間に、実はイリスは服飾学校に合格していて、結婚を控えた彼女に、家族がその事実を隠していたことが発覚。父親は逆ギレして、「もう家に来るな!」おま、その口が言う!ピエールは、「合格してようと、どうであろうと、それは二人の問題だったでしょう!」と、その場はかっこよくイリスと一緒に怒ってくれるものの、パリでクチュリエの教育を受けることを決意した彼女に「さあ、これから子作りしよう!」いやあ、こんなにかみ合わない夫婦って(笑)。聞けば、実家の食事会前から、なんとなくかみ合わない日が続いていたとのこと。イリスも、事前に相談しても良かったのに。反対されると思ったのなら、そもそも夫とは性格が合わないのでは。

 反対を押し切って強烈な個性を持つ女主人マルトに気に入られ、魅力的なガブリエルに恋されながら、イリスは能力を発揮していく…は、いいのだが、イリスの能力とやらが、「あなたには才能があるんだから私の服を作りなさい。」という、マルトの想い込みだけなのだ。もちろん苦労をしてファッション業界を歩いてきた人だから、見る目はあるはずだ。しかし、もう少し、他の人からの評価もあってもよかったし、当然彼女を認めない人もいても良い。なのに、マルトが庇護した途端、イリスは敵なし状態。これはちょっと食傷気味。

 また、昔はシンデレラストーリーが結構好まれたものだが、今テレビで創意工夫を競う番組も放送されていると、どちらかというと、ああいうリアリティショーの方が面白いと感じる人も多い。謎の万能感溢れるイリスを、どうも距離を置いてみてしまう。というか、クチュリエになる!と決めて宣言し、動き出した所以降は、彼女は、ほとんど流され人生だ。ピエールに言われたからあっち、マルトに言われたからこっち、ガブリエルに言われたから…もうちょっと自主性を持ってほしかったな、ヒロインなんだから。


縫いながら、紡ぎながら [ アニエス・マルタン・リュガン(著)徳山素子(翻訳) ]​​楽天ブックス






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  September 17, 2024 05:33:24 AM
コメント(0) | コメントを書く
[その他のジャンルの海外小説] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.