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映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

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September 18, 2024
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みなさんこんばんは。斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会各会派は、9月議会開会日の19日に補正予算案を審議し、成立後の午後に不信任決議案を採決する方針を決めました。今日はミステリを紹介します。

ミス・ブランディッシの蘭
No Orchids For Miss Blandish
ハドリー・チェイス
創元推理文庫

牛肉王の娘であるミス・ブランディッシが、ライリー、ベイリー、サム爺さん一味に誘拐される。ところがブランディッシはこの後女頭領グリッソンのお袋が率いる別の一味に誘拐される。グリッソンのお袋の息子であるスリムが悪だくみに気づいてかっさらってしまうのだ。

 と、ここまでは冷徹な計画に基づいた行動が成されてきたわけだが、スリムがブランディッシに惚れてしまった事から歯車が狂う。身代金を渡しても、彼女を手離そうとしないのだ。金をもらってずらかれば見つかる恐れはないものの、愛息の恋心を無下にもできず、ギャングの常道が通らなくなってしまう。

 そこへ飛び込んだのが、ブランディッシの依頼を受けた探偵フェナーだ。よれよれの服装でさして強そうもないイメージもあるが、この探偵、腕っぷしが強く、ギャングも歯が立たない。がさつ一方ではなく、ミス・ブランディッシの境遇を思いやる懐の深さもある。

 小説ではミス・ブランディッシが麻薬でフラフラという描写のみあり、台詞としてもあからさまに言われていないのでわかりにくいが、彼女はスリムに無理やり関係を持たされてしまったらしい。フェナーの台詞
「あの娘というのは、かれこれ四か月もあのギャングどもの手に押えられてたんだぜ。だったら、彼女がどうかなってることは、おれにいわせることはあるまい」

や父親に
「彼女のほうでも、家の人に顔を合わせる前に、一時間やそこらは、ひとりきりになりたいと思うでしょう」

という台詞でそれとなく示唆している。
 彼女が死を選ぶ版もあったそうで、原題は「No Orchids For Miss Blandish=ミス・ブランディッシの死を悼む(蘭の)花はない」という意味だそうだ。そこまで知らないと邦題も原題もちょっとわけがわからない。テンポよく物語が進み、呆気なく人が死んでいく。
続編『蘭の肉体』あり。『蘭の肉体』の解説文句「まんじともえ」に時代性を感じる。

  2009年に英国ガーディアン紙が発表した、「英ガーディアン紙が選ぶ必読小説1000冊」選出。






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最終更新日  September 18, 2024 12:00:30 AM
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