映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさんこんばんは。ことしのノーベル平和賞は、被爆者の立場から核兵器の廃絶を訴えてきた日本被団協が受賞することになりました。日本被団協は12日午後、都内で会見を開き、核廃絶などを改めて訴えることにしています。
今日もカリン・スローター作品を紹介します。

プリティ・ガールズ上下
Pretty Girls
カリン・スローター
ハーパーBOOKS

成功した夫と美貌に恵まれ、なに不自由ない生活を送っていたクレア。だが、ある日暴漢に夫を殺されたことから、彼女の人生は暗転する。葬儀中、自宅に強盗に入られたクレアは、刑事に加えFBI捜査官が事情聴取に現れたことを不審に思い、夫のパソコンを調べ始める。そこで見つけたのは複数の不審な動画ファイル。それは怪しい画像だった。

カリン・スローターのノンシリーズはシブリング・ライバリーが多いが、本作もそう。三人姉妹の長女が行方不明になり、次女と三女が、三女の夫を巡り反目する。しかし…という話。夫や他人に依存していた頼りないヒロインが、過酷な現実を知る過程で、銃をぶっ放すまでに成長する。と、書いてきて、果たしてこれが成長、でいいのだろうか。さすが、銃社会アメリカ。ともあれ、ヒロインが逞しくなり、女達の連帯が礼賛される、絵にかいたようなハピエンでもないと、中盤のこれでもか残虐描写の気持ち悪さはぬぐえない。ダブルヒロインの姉妹が、既に“ガール”と呼ばれる年齢ではないと思っていたが、タイトルは下巻にて回収される。

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【中古】プリティ・ガ-ルズ 上 /ハ-パ-コリンズ・ジャパン/カリン・スロ-タ-（文庫）​​
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