|
全て
| 料理&お菓子&旅&演劇&その他2
| フランス映画
| 韓国ドラマ・赤と黒(ナップンナムジャ)
| その他の地域の映画&ドラマ
| アメリカ映画
| 韓国映画
| 真田広之
| 韓国ドラマ
| アメリカドラマ
| その他のジャンルの日本の小説
| 日本のミステリー小説
| イギリスドラマ
| よしながふみ漫画&ドラマ&映画大奥
| 漫画・アニメ
| 日本ドラマ
| 中国&台湾映画
| 日本の作家が書いた歴史小説
| 海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル
| 東欧・ロシア映画
| イギリス&アイルランド映画
| オランダ映画&オランダドラマ
| 北欧映画
| その他のジャンルの海外小説
| 日本の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説
| 日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル
| 日本映画
| 海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説
| カナダの映画&ドラマ
| ドイツ映画&ドイツドラマ
| 日本のファンタジー小説
| 海外のミステリー&ファンタジー小説
| 堺雅人
| 日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇
| 三浦しをん:まほろ駅前シリーズ
| 山田風太郎
| 香川照之
| 松山ケンイチ
| 海外の作家が書いた歴史小説
| ジェイク・ギレンホール
| イギリスドラマ:SHERLOCK
| 塩野七生
| 吉田鋼太郎
| イタリア映画&イタリアドラマ
| ローズマリー・サトクリフ
| 大杉蓮
| ベネディクト・カンバーバッチ
| インド映画
| 長谷川博己
| 内野聖陽
| 林遣都
| ムロツヨシ
| ジョシュ・オコナ―
| 井浦新
| 菅田将暉
| ディーン・フジオカ
| 台湾ドラマ&中国ドラマ
テーマ:映画館で観た映画(8578)
カテゴリ:アメリカ映画
みなさんこんばんは。高畑充希さんと岡田将生さんが結婚しましたね。
今日はうつ依存症の女性が主人公の映画を紹介します。 『私は「うつ依存症」の女』 エーリク・ショルビャルグ / ハピネット・ピクチャーズ Prozac Nation 出演 ジョナサン・リース=マイヤーズ ルー・リード(本人役で出演) アン・ヘッシュ クリスティーナ・リッチ ジェシカ・ラング ミシェル・ウィリアムス 1986年、若くして既にライターとしての才能を高く評価されているリジーは、ハーバード大学に通い始める。魅力的で才能豊かな彼女には、何の悩みもないように見えたが、人知れぬ悩みがあった。執着する母親と、めったに訪ねてこない父親との関係。そして自傷行為を伴ううつの症状。他人も自分も傷つける彼女を見かねたスターリング医師が、新しい薬の処方を決意する。 その薬の名はプロザック。 本当にこのタイトルで良かったのかな?「~依存症」 という言葉の意味を、私は「~がないと生きていけない人」「~に頼って生きている人」と解釈している。するとタイトルの意味は、 「うつの状態でないと生きていけない人」「うつに頼って生きている人」となる。うーん、確かに、うつ状態にあり、その症状を露にする事で、彼女は立っていられるから、意味としては合ってるのだけれど、何かしっくりこない。 神経質で、イライラすると煙草を吸う母親は、過干渉気味で、自分の母親だったらごめん被りたい(ラング好演)。けど、だからといって「全ての原因は彼女だ」なんて責めるのが、いい方法とも思えない。 愛情をどのように注いだかは知らないが、高額な治療費を払うため、母は金銭的にはかなり苦労をして娘を育ててきたと思う。気も休まる事もあまりなかったろう。するとそのいらいらを察知してリジ―がた…って、ループ状態の生活だったのではないか。父親もあんまりデリカシーがあるとは思えない。自分の娘とそう年の変わらない恋人と、大学を予告もなく訪ねて来るなんて。それでも、やっぱり親子だから、彼とリジーの愛情の行き違いは哀しい。 リジ―が治療費の請求書の事を聞いたのは、「これだけの治療費を皆私が払ったのよ。」という、母親のような返事を期待していたわけではない。金で愛情を語って欲しかったわけじゃない。 自分の事を気にかけてくれているって証が欲しかっただけ。なのに、父親は 「金を取ろうってのか。」としか解釈できない。 「私を見て。」が望みなのに、友人も恋人もきつい言葉で追い払ってしまう。 無軌道な、いや、無軌道であるかどうかさえ把握できているか怪しいリジ―の幅広い心の動きを、リッチがうまく演じている。 皮肉というか、ショックだったのは、今までであれば、主として、友人の励ましや精神科医のアドバイス、または本を書く事によって病気は治るという解決法だったのに、今回リジーを「治す」のは、そのどれでもなく、プロザックという薬だった事。人では、もう精神病は治せないのか?唯一の「人による救い」は、ルー・リードに頬をなでられた時にリジ―が流す涙くらいか。 治ったとはいうものの、じゃあ今までの自分こそ本当の自分だったのでは?と悩むリジーの自問自答には、先の問い同様、簡単に答えは出ないのだろう。 原作本:私は「うつ依存症」の女 エリザベス=バーツェル 講談社刊 1800円 2005-05-29 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 20, 2024 12:47:40 AM
コメント(0) | コメントを書く
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|