「そなたもわしも 何と遠くまで来てしまったことかのう」~TVドラマ『大奥~誕生』【有功・家光篇】第九話
今日の地震にはびっくりしましたね。皆さんの所は大丈夫でしたか?ともあれ電車が動いて良かった。『大奥~誕生』第九話を見ました。【送料無料】大奥~誕生[有功・家光篇] DVD-BOX楽天ブックス出演 堺雅人 段田安則 多部未華子 内藤剛志 尾美としのり女将軍が誕生し、家光の生活は激変した。影の存在でなくなった家光は、連日のように「表」での御政務をこなさなければならなかった。それは、10年の長きにわたって頭巾を被り、稲葉正勝がこなしてきたことだった。女公方様の誕生で、役目が終わった正勝は、伝右衛門と久しぶりに盃を交わしながら、今までの思い出話に浸った。 正月を迎えると、江戸城では上様への元旦の挨拶に訪れる大名たちの相手に忙しい家光の姿があった。また、女将軍誕生と共に誕生した女大名たちが一同に会し、女大名の打ちかけの色で一挙に華やかになっていた。 政に精を出す家光が、幕府の財源を心配し大胆にも着手したことは、大奥の人員整理だった。百名の者に暇を出し、それに伴い相場より安値で健康な男の体を提供できる吉原を作り上げた。それは、以前城下を視察した時から考え出したことだった。女たちが子どもを産むことも出来なければ、やがて国が衰退し滅びると案じていたのだ。さらに、これから先、女将軍が立つことがあれば、女将軍と契る最初の男は、大奥の中から選ぶこと、そしてその男は必ず内々に死罪とすることを言い伝えた。有功は、少し驚きつつも家光の仰せの通りにし、その者を「御内証の方」と呼ぶことを決める。 六人衆はもとより有功さえも、政に向かう家光の言葉に対して二つ返事で従ったが、そんな状況を家光は寂しく感じ、「かけがいのないものを失ってしまった…」と、有功にこぼした。 そして季節が変わったある日のこと、家光から有功に夜伽をとの知らせが入る。ほどなく、白装束に着替え身を整える有功。しかし、「上様の体調がすぐれない」と正勝から連絡が入る。家光の体調はいかに…!?有功がお褥滑りを願い出るシーンが今回のクライマックス。あれほど待ち望んだ二人の逢瀬。もういつ会おうと誰も咎める人はいない。この日のために、辛いことを山ほど我慢してきた二人だったのに、やっと迎えたその日が、二人の肉体的な別れの日になろうとは、何と言う皮肉だろう。「わたしも男や 男なら心だけでなく肉体もわたしのものにしたいと願ってしまう この業から解き放ってほしい」と有功が願い出る。ここで急に京ことばにもどることから、これが有功の本音なのだ、と見ている者にも伝わる。それにあの必死の形相。今まで、何を言われても何があっても表情を隠し続けていた有功だからこそ、今、この時の有功がどれほど必死なのかが伝わろうというものです。その直前に「今度こそ上様との間にお子を」というお玉の顔をじっと見つめていました。自分が望んだことなのに、割り切れないでいる、そんな自分の本当の気持ちに気付いたのでしょう。有功は本当に不器用な人ですね。割り切ればいいのに、それが出来ない。純粋すぎるんですね。子を成すことができない男女が心を通わせ合うことはない、という呪いがここで生まれてしまう。なるほど、この呪いを綱吉と右衛門佐が解くんですね。それにしても家光はずいぶんと度量の大きな女性になりました。それを若い多部さんが演じているのが素晴らしい。身分の上では上位にあるのだからいくらでも自分が命じることができるのに、それをしない。有功をとても大事に思っているが故でしょう。それが果てしない孤独と向き合うことになろうと、受け止める。稲葉正勝は結局妻や娘に名乗りをしないまま終わるのでしょうか。それとも僧侶になって妻と再会?雑炊ランキング1位【送料無料】レビュー★4.2★発芽米を使ったローカロ生活の雑炊☆ローカロ生...価格:5,800円(税込、送料込)