ジャック・ザ・リッパー編完結 そしてあのセリフも登場!~漫画「憂国のモリアーティ 8」
みなさん、こんばんは。震災の日が来ましたね。あれからもう8年が経ちましたがまだ行方不明者も被災者もいます。さて、ホームズの宿敵が主人公の漫画の最新刊をご紹介します。憂国のモリアーティ 8三好輝ジャンプコミックス最後の事件で、遂に両雄(というのも変か)が対峙した時の台詞。モリアーティ教授「I tell you that you will never beat me. If you are clever enough to bring destruction upon me, rest assured that I shall do as much to you.(私は決して君に打ちのめされない。君にもし私を破滅させるだけの知力があれば、私にもまた君を破滅させるだけの知力があるのだ)」シャーロック・ホームズ「You have paid me several compliments, Mr. Moriarty,'said I. 'Let me pay you one in return when I say that if I were assured of the former eventuality I would, in the interests of the public, cheerfully accept the latter.(重ね重ね褒めてくれてありがとう、モリアーティ教授。私からも一つ申し上げたいが、もし君の言うようなこと【教授を破滅させること】が約束されるなら、僕は公共の利益のために、もう片方【自分が破滅すること】も喜んで受け入れますよ。」 言葉は極めて慇懃無礼、しかし底には敵意を秘めた名場面で、名探偵コナンもお気に入りの台詞として挙げていた。この台詞が今回登場する。 ところが今のところ、ウィリアムとシャーロックは全く敵対しない。ウィリアムはシャーロックを最初から探偵という有効な駒として利用している。一方シャーロックは犯罪卿に利用されている事をうすうす感じながらも、当の相手が好敵手と見なすウィリアム教授とは思ってもみない。本編ではシャーロックのこの台詞は、意識しないながらも目指す相手に向けられ、向けられた相手だけが総てを知りながらシャーロックの試み(犯罪郷の破滅)が上手くいくことを願っているという、聖典とは全く違った雰囲気の中で交わされる。 そうはいっても本編はライヘンバッハから始まっているのだから、やがて二人の対決の時は来るはず。今回はいい所を持っていかれてばかりのレストレードが漢だとTLで騒がれていた。憂国のモリアーティ 8 (ジャンプコミックス) [ 三好 輝 ]楽天ブックス