いつも呼べなかった 愛する人の名前 映画「あなたの名前を呼べたなら」
みなさん、こんばんは。岸田首相は新潟県の「佐渡島の金山」について世界文化遺産への登録をユネスコに推薦する方針を表明しました。今日から二日間インド映画を紹介します。インド映画あなたの名前を呼べたならを見ました。あなたの名前を呼べたならSIR出演ヴィヴェーク・ゴーンバル ティロタマ・ショーム監督ロヘナ・ゲラ2018年カンヌ国際映画祭GAN基金賞 農村で生まれたラトナは、ムンバイで建設会社の御曹司アシュヴィンの家で住み込みのメイドとして働いていた。ファッションデザイナーを夢見る彼女は、挙式直前に婚約者の浮気で破談になった傷心のアシュヴィンを気遣いながら身の回りの世話をしている。あるとき、ラトナがアシュヴィンにあることを頼んだのをきっかけに、二人は親しくなっていく。 ラトナ「Sir, you must be aware that four months after my wedding, my husband passed away. ご主人様、結婚式の4か月後に、私の夫が亡くなったのです。」アシュヴィン「すまない。知らなかった。Sorry... no... I didn't know.」「He was sick. He didn't tell anyone. Parents are always in such a hurry to get us married. It's the same in the village. I wanted to study, but the groom's family were willing to take me without any dowry, so my father didn't ask any questions. I became a widow at the age of 19. Do you know what that means in the village ? 彼は病気でしたが誰にも言わなかった。両親はいつも私たちを結婚させるのにとても急いでいた。村でも同じです。勉強したかったのですが、花婿の家族が持参金なしで連れて行ってくれたので、父は何も質問しませんでした。私は19歳で未亡人になりました。それが村で何を意味するのか知っていますか?」「何だい?What ?」「あなたの人生は終わった、ということです。Your life is over.」 昔インドでは夫が亡くなると未亡人(この言い方は嫌だが)は夫の亡骸と共に火で焼かれた。いわゆるサティーだ。インドでは夫がいなくなると女性の人生が終わってしまう。女性はずっと男に支配され続ける。結婚するまでは父親の支配、結婚後は夫の支配、そして亡くなった後-今ではもうサティの習慣はないので―は婚家の支配、子供が成長すれば子供(息子)の支配下に。自立を認められていない。封建的にもほどがある。 そのような環境下でメイドとご主人様の恋が始まる。周囲-とりわけアシュヴィンの友人はラトナを愛人にしてしまえ、というが本当に彼女を愛してる彼ができるはずもない。愛しい相手の名前を呼びたいのは当たり前なのに、身分制度が許さない。今回の邦題はどんぴしゃだったと思う。ラトナが念願叶って彼の名を呼ぶ瞬間をお見逃しなく!あなたの名前を呼べたなら [ ティロタマ・ショーム ]楽天ブックス