若きモースの物語 遂に完結 イギリスTVドラマ『刑事モース~オックスフォード事件簿~』Season5~Season9
みなさんこんばんは。JAXAの機密がサイバー攻撃により大量流出したようです。人気ドラマシリーズは途中でテレビ放送がとまっていますがDVDを借りました。刑事モース~オックスフォード事件簿~Endeavor製作総指揮:レベッカ・イートン 『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』 /ラッセル・ルイス 「オックスフォードミステリー ルイス警部」 /ダミアン・ティマー 「アガサ・クリスティー ミス・マープル」監督:コーム・マッカーシー脚本:ラッセル・ルイス 「オックスフォードミステリー ルイス警部」原作:コリン・デクスター音楽:マシュー・スレイター 「警視グレイス」 / バーリントン・フェロング 『ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ』Season5 Episode1「堕ちたミューズ」 (Muse)1968年4月1日。元ボクサーのジョイ・サイクスが殺されて発見された夜、ロンズデールコレッジでオークションに出されていたロマノフ王朝の宝飾品エッグが盗難に遭う。翌日に同コレッジのフェローのひとりが部屋で殺されて発見され、事件現場では白いコートの女性が目撃されていた。イヴ・ソーンという女性にたどり着いたモースとサーズデイは事件関係者として彼女を捜査・監視することに。ようやく部長刑事に昇進したモース、先輩刑事2として新任ジョージ・ファンシーの面倒を見ることにも。ボクサーの死、ロシア皇帝にまつわるファベルジュ盗難、謎の怪盗、署の統合で昇進したモースの処遇も不明。ジョアンとモースの再開とサーズデイとのぎこちなさ。ラストに入るニュース報道はキング牧師の暗殺。巡査部長になって部下を持たされたモースが明らかに嫌そう。未来図ではルイス警部を酒場に引っ張り出しているのに「単独行動がいいんです」とつれない。天才ではないけどそこそこ頑張っているファンシー巡査可哀想Season5 Episode2「死者のフィルム」 (Cartouche)1968年5月。元刑事ビーヴィスがひとりで映画を見た後に部屋で亡くなっているのが発見される。毒殺されていることが分かり、彼が最後に訪れた映画館ロキシーシネマを捜査するモースたち。映画館の関係者たちに話を聞く一方、ビーヴィスが警備員をしていたピットリヴァース博物館でも話を聞くことに。ロキシーシネマでは近々スター俳優たちを招いての新作映画上映会が企画されていたのだが、その会でも殺人事件が.。サーズデイの弟チャーリーとその家族が初登場。モースと同居するストレンジ未来の上司部下。一夜の相手がサーズデイの姪と知って驚くモース。「女性に興味があったのか」ってなんだと考えてたんだストレンジ。ここで後の展開を知る人たちはああストレンジとジョアン逢ってしまった…となるんですよね。Season4ラスエピではモースプロポーズまでしたのに同情は嫌とか言って断られてるし。同居生活して食事はストレンジ担当。おっさんずラブにならない二人。Season5 Episode3Case 20 / S5E3 殺意を誘う列車 Passenger 1968年6月。アパレル店の女性店員の捜索願いが出された直後、その女性が殺害されて発見された。モースは10年前に殺された少女の未解決事件との関係を疑う。一方、積荷の酒が盗まれ運転手が殺された事件でカウリー署に本部から応援の刑事たちが派遣されてきて、サーズデイもブライト警視正もいろいろと困惑する状況に。60年代の英国鉄道、夕暮れ時の夢見る尖塔を見下ろす屋上シーンなど、特に映像が美しいと評判のエピソード。E1ラストのキング牧師暗殺に続きロバート・ケネディ上院議員暗殺のニュース何かと血なまぐさかったアメリカ。トゥルーラブ巡査を馬鹿にされて本気で怒るブライト警視正。E2から続く街のギャング対応で強盗課からメンバー投入。いきなり管理職やらされて困惑のサーズデイ。ジョアンの新居パーティで屋上から見えるオックスフォード風景。Season5 Episode4 Case 21 / S5E4 失われた英雄 Coloursサーズデイの息子サムのいる兵舎で、香水の広告撮影に来ていたモデルたちの一人が殺される事件が起きる。家族のため捜査から外れたサーズデイの代わりにモースとストレンジが軍の敷地で捜査することに。モースはサムが何か隠してると感じる一方、軍の関係者たちにも不可解な動きが。トゥルーラブとファンシーが急接近。サムが関わっているため捜査にかかわれないサーズデイ。ジョアンの暴動参加を見逃すストレンジ。タイムリミットがある中での捜査。兵士のトラウマが描かれる。チャリティ・マッドフォードとベイズウォーター卿にはモデルあり。ダイアナ・ミットフォードとオズワルド・エーナルド・モズレー男爵。Season5 Episode5 Case 22 / S5E5 疑惑の四重奏 Quartet 国際的イベントでドイツ人チームのひとりが射殺され、その銃弾がイベントを見に来ていた少年にも重症を負わせる事件が起きる。捜査を始めたモースたちだったが、公安部が来て事件をすべて引き取ってしまい、事件はモースたちの手を離れることに。納得いかないモースは秘密裏に単独で捜査を続行。スパイたちが暗躍する裏の世界に足を踏み入れていく。一方、プライベートでもモースに新たな展開が。のどかな運動会で男性が殺され流れ弾で子供が負傷。巻き添えになった子供のために怒るモースが冷戦真っただ中の諜報活動に巻き込まれる。トゥルーラブとファンシーの恋が進みストレンジは引退宣言。ストレンジには「恋人の所に戻れ」と言われるけど恋人はベトナムへ。ベトナム戦争取材か。ジョアンに家に誘われるけど断っちゃうモース。Season5 Episode6Case 23 / S5E6 ねじれた翼警察署の統廃合によるカウリー署の運命が決定される中、モースは本部の命を受け覆面捜査をすることに。教師の失踪事件と捜査中の刑事たちが亡くなる事故が起きたパブリックスクールに古典教師として赴任、関係者や生徒たちの内情を探るモース。一方、サーズデイたちは市中でのギャング同士の抗争激化の阻止に追われ。そんな中、モースたちに大きな衝撃を与える事件が。モース人生の分起点となる重厚なS5最終話。ジュリアス・シーザーやイカルスが出てくる学術都市オックスフォードでギャングの抗争や学生をターゲットにした麻薬密売がある。カウリー署解体。ファンシーはなぜ死んだ?トゥルーラブにいい所を見せようと前回断ったコーヒーの誘いを受けにわざわざジョアンの家にやってくるモース。トゥルーラブはキャリアに生きるのかな。悠々引退の当てがはずれるサーズデイ。仲間の死の真相を明かすと誓うカウリー署面々思春期の指導者は大事。ケネディ兄弟、キング牧師「偉人に学ぶ」は偉人は皆暗殺されるということ?Season6 Episode1Case 24 花飾りの少女 Pylon1969年7月。カウリー署が閉鎖され、モースたちは散り散りに。制服警官になったモース、田舎の派出所の管轄内で行方不明だった少女の遺体を発見。新設されたキャッスルゲート署でボックス警部の部下になったサーズデイと再会するもモースに対しつれない態度で。ストレンジは出世街道を歩きつつも過去の事件のことが忘れられず。ブライト警視正は交通課へまわされ周りから嘲笑されることも。そんな状況でも昔と変わらない観察眼と推理力で事件を解決しようと単独で動き出すモース。それぞれが正念場のS6の幕開け。冒頭交通整理のお巡りさんとして登場するシェイクスピア俳優 #アントン・レッサー インパクトありすぎ。ペリカン警官として強盗課の刑事たちに揶揄されるブライト警視正。彼らの荒っぽいやり方に同意できずとも行うサーズデイ。ラストストレンジの署名活動のおかげで刑事課に戻れるモース。父親も冤罪で犯罪者の息子として疑われ亡くなる不憫な容疑者。やりきれない思いのモース達。サーズデイの仕込みの証拠を教会に隠すモース。Season6 Episode Case 25 月の裏庭 Apollo監督ショーン・エヴァンズ派出所からキャッスルゲート署に移動になったモース、ボックス警部の元で再びサーズデイと組むことに。世間ではアポロの月面着陸が近づきテレビでも話題に。そのアポロの解説も担当していたオクスフォード大の天才天文学者とその恋人が自動車事故で死亡。しかし恋人が事故の前に亡くなっていたことから、モースたちが殺人事件として捜査を続行。そのうち天文学者が監修を担当していたテレビ番組制作現場でも殺人事件が。ちなみにドラマ内に出てくる架空のテレビ番組はスーパーマリオネーションで制作されている。エンデバー・モース役ショーン・エヴァンス監督作品。キャッスルゲート署に移動になったモース。何かと因縁のボックス警部の下とは波乱含み。皆月着陸をTVで注目していて署の中に一人いない。早くもモースの孤立を意味する?ショーン・エヴァンズ監督回。ラストにあの有名台詞が登場しモースが車中で聞いている。サーズデイは家族とみているがなんとなく気まずい。上司が明らかにモースにイラついていて空気を読んでるんだろうけど歯向かうモースと上司にはさまれて妻にもしらんぷりされるサーズデイとCMでへこむブライトが不憫。この頃からなんとなくストレンジとジョアンの接点も増やしている。Season6 Episode3Case26 / 甘い罠 Confection1969年9月。狐狩りの最中、裕福なチョコレート工場経営者が亡くなる事件が。モースたちが捜査のため近隣の村に行くと、一軒の家で従業員の射殺死体を発見。一見のどかな田舎町だったが人々の間は噂話や謎の手紙などで険悪な雰囲気だったことが分かる。村の捜査中に知り合った獣医師の娘でシングルマザーの女性に心惹かれていくモース。一方、市中のコレッジでフェローのひとりが亡くなる事件が。のっけからチョコレートが出てきて馬を使った大規模な狩りが出てきてダウントン・アビーみたい。点描で関係者を描いていく冒頭が良い。ボックス警部からの金で何事か悟るサーズデイとストレンジからの言葉で「なぜか目こぼしされる麻薬組織」と警察の癒着を知るモース。こちらも甘い罠。モースが結婚しようと思ったり本気になる相手はみんなやばい。今回も初回エピソードも。こちらも甘い罠。Season6 Episode4Case27/ 新世界の崩落 Degüello1969年10月。ボドリアン図書館で司書の男性が刺殺されて発見される事件が。当時、珍しい本のコレクションを読んでいたコレッジのフェローから話を聞くも、どこかよそよそしい態度にモースたちは疑念を抱く。夢の新居として建設された高層ビルマンションから通報があり、モースが駆けつけるとその高層ビルが崩落寸前。多数の犠牲者を出した崩壊事故のビルの中から何年も前に殺された遺体が発見され、モースたちは殺人事件として捜査することに。その中でモースたちはカウリー署で最後に起きた重大事件との関わりに気付くことになり。.厳しい幕開けだったS6グランドフィナーレ。病床の妻を見るブライト、ウィンと出所不明の金の事でぎくしゃくするサーズデイ、モース、ブライト、ストレンジで動き出す麻薬捜査の闇を暴く署内捜査。完成して一年で新築マンションが崩壊。コンクリート材に塩が交じっていたからでは?と推理するモースを権力側が止めようとしストレンジ&サーズデイ&ブライトに接触。しかし皆拒否してモース側に。強面のボックス警部が親玉かと思ったら実は揺れているナイーブ派だった。麻薬のうまみは一度味わうと忘れられない。かくしてキャッスルゲート署の面々は一掃。監督ショーン・エヴァンズSeason7 Episode1愛の序曲 Oracle1969年12月31日大晦日の夜。休暇中のモースはヴェネチアに滞在中で。オペラ観劇の夜、謎めいた女性ヴァイオレッタと偶然知り合い恋に落ちるが、素性は一切分からず。オクスフォードでは、運河沿いの道で殺害された若い女性モリー・アンドリュースの事件をサーズデイが担当、恋人の男性が怪しいと捜査を続けていた。年が明けてオクスフォードに戻ってきたモース、ブライト警視正の要請もあり運河近くでの殺人事件を調べ直し、捜査方針でサーズデイと意見を異にする。事件に関して大学の超心理学研究所のフェローから連絡をもらったモース、運河近くで起きた事件を感じたという女性と会うことに。プライベートでクラシックの演奏会に出かけたモース、そこで大学の同窓だという男性ルードと知り合う。エンデバー・モース役ショーン・エヴァンス監督作品。ショーン・エヴァンズ 監督回。ストレンジは夜勤モースはヴェネツィアで本場オペラを鑑賞&初ナンパ。サーズデイは夫婦水入らずで店に。その店で働く女性が死体で見つかる1970年の幕開け。片やヴェネツィアの大運河を見ながら休暇を楽しむモース。片や正月早々オックスフォードの運河で死体を見るサーズデイ。そして5月になっても依然解決できない事件。モースの恋愛のあかんパターン相手が人妻。ヴェネツィアで姿を消した女性は学友の妻だった!そして第1話の運河殺人事件はまだ尾を引きそう。サーズデイとも序盤ぎくしゃく。Season7 Episode2望郷の調べ Raga1970年6月。運河沿いの事件でサーズデイはモリー・アンドリュースを殺した犯人は別にいると疑念を抱き、単独で夜の運河のパトロールを続けていた。インド料理店の従業員だった男性が宅配先で殺されているのが発見されるが、そこはテレビ料理番組で著名な人物の家で、そのオベロン・プリンス自身も失踪。オクスフォードでは地方選挙が始まり、人種差別主義者の候補者とその支援者の活動により市中の緊張が高まっていた。モースは親しくなったルードとの関係で困惑する状況に。外国人難民が仕事を奪うから国から出ていけ!50年後も続く外国人排斥運動。ナイスガイ料理評論家の裏の顔。ヴァイオレットを一度は退けるもののやはり泥沼不倫へ。Season7 Episode3永遠のアリア Zenana運河沿いでまた女性が殺される事件が。女子コレッジのレイディマチルダスでは男子学生を受け入れるかどうかで話し合いが紛糾。同コレッジの女子学生のひとりが運河沿いの道で殺害されているのが発見され、モースとサーズデイは運河周辺で続く事件の真相をめぐり改めて互いの意見が大きく衝突。また同コレッジで不審な転落事故死も起き、モースは1970年の年が明けてから市中で起きた個別の事件につながりがあるのでは、と疑いを抱く。ドロシアの情報も基にして捜査を続けるモースに思いがけない真相がおぼろげに見えてきて。不倫相手には選ばれても結婚相手には選ばれないモース。「力技では強いが知的活動はあなたには無理」とサーズデイに言っちゃうモースどうしたんだ。いやきっと君が正しいんだろうよ。不倫は最悪の結果に。何もかも嘘だったけど「私たちは本物だった」と言い残して亡くなるヴァイオレット。最愛の妻が事故死ではなく殺人だったと知り激怒するブライトSeason8 Episode1「Case31 殺しのホイッスルStriker」1971年。サッカーの大一番となる試合がオックスフォードで行なわれるが、IR2暫定派を名乗る男からエースストライカーへの殺人予告が舞い込み、モースは彼を警護することに。本話と次話はストレンジとジョアンが急接近。フリーメーソンのパーティにジョアンを誘って盛装のジョアンに目を見張るストレンジ。前の恋で酒に溺れお迎えもできないモースが水をあけられる。スターサッカー選手の護衛を依頼されたのに母校の爆破事件が気になって両方捜査するモース。Season8 Episode2「Case32 死を告げる時計Scherzo」オックスフォード郊外のパラダイス・コートというヌードキャンプの近くでタクシー運転手が射殺される。強盗目的の犯行と思われたが、モースは彼の家族に聞き込みを始める。妻を亡くしたブライト警視正が絵に興味を示す。オックスフォード近郊に現れるヌーディストビーチ。ジョアンの事を上玉という運転手を咎めるストレンジが100点満点のエスコートっぷり。次のデートもゲット。前話で盛りを過ぎたと言われたサッカー選手の移籍記事が載った新聞が登場。Season8 Episode3「Case33 白銀の終着地Terminus」オックスフォードの33番バス終点の近く、ある教会の墓地で大学教授の他殺体が見つかるが、その両目には×印の切り傷が付けられていた。病欠のモースに代わり、サーズデイはストレンジと捜査を始める。モースには珍しく乗り物内ミステリ。ストレンジ痩せた。ブライト警視正にも「モースは休み?女性絡みか」と見切られているトラウマモース。ラストエピに繋がるサーズデイの息子サムのPTSD。これがモースをオックスフォードにとどめることに。被害者と同じバスに乗りながら酔っぱらっていたモースを激しく叱責するサーズデイ。自分が認めたから猶更。バスが止まり雪の館で電話が不通と「そして誰もいなくなった 」テイストのS8ラストエピ。モースが4週間休んでいる間にストレンジとジョアンが急接近。もうジム呼びしてるしすがってるし。酒をやめサーズデイの勧め通り休暇を取るモース「雪は解けます」「日はまた昇る もう少し待つ必要があるがなThe sun always comes up. Just got to wait for it a bit longer sometimes, is all.」この会話好き。Season9 Episode1終幕への前奏曲 Prelude監督 ショーン・エヴァンズボーモントカレッジの庭で身元不明の若い男性の死体が見つかった!ちょうど療養のためしばらく休暇をとっていたモースが復帰し、この事件を担当することに。事件当日は、オーケストラの歓迎パーティーが行われていたということで、関係者への事情聴取を行うことに。結果は芳しくなかったのだが…モースはゲストソリストのクリスティーナが、何者かから嫌がらせを受けているという相談を受け、対応することに。その後…さらに別の他殺体が発見され、そちらはサーズデイ警部が担当。モースは招待を受けてコンサートへ出向くが、会場でも新たな事件が!ストレンジがモースに頼もうとしているベストマン。モースはどの程度知ってる?サムの帰還、プレナム・ヴェイル再び、ボックス警部との再会とラストに向かうエピ続々登場。刑務所から出てくるサムを迎えるサーズデイ。アイルランドではかつてベトナム戦争でゲリラに襲われた米兵の如き体験をしたサムは明らかに表情が変わっていて酒を飲まないと帰れない。ジョアンとストレンジの結婚を知るモース。そりゃ禁酒もやめたくなるわ。Season9 Episode2ブレナム・ベイルの亡霊 Uniform2つの未解決事件が過去に起きた“ブレナム・ベイル”にまつわる事件に関連があると思われる中…ホームレスが暴行を受けた後に殺されるという事件が発生!目撃者は4~5人の悪魔を見たという不可解な証言をする。一方、小説の表紙や挿絵を担当するイラストレーターの男性が失踪し、モースが捜査を担当。さらには、若い警察官が殺されたとの一報が入るが、後に、人気小説「ジョリー」を映像化したドラマ版で警官役を演じていた新人俳優であったことが判明。モースとサーズデイ警部はドラマの撮影現場を訪れ、聞き込みを開始するが。ホームレスの死、イラストレーターの失踪など今の事件を追う一方でブレナム・ベイルという言葉が本話で何度つぶやかれたことか。寝た子を起こしたくないサーズデイだったが遂に決意。モースがジョアンにプロポーズして断られたとは知らないウィンは「ベストマンやってくれるの?新郎新婦も大喜びよ」とぐさぐさ刃を刺す。まあサーズデイも知らないのだが。今でいう所のオヤジ狩り。かつて少年を大人が苛んだが今は若者が老人を襲う逆転現象。病んでいるサム。サムに言われて一大決心してジョアンはモースを初めて飲みに誘ったのに邪魔されたモースが遅れてやはりIFはならず。ブレナム・ベイルの発掘を自分ひとりで背負うつもりだったモースだが。勝手に発掘を始めたモースに一日の猶予を与えたり「同じ間違いを二度しない」と宣言するブレント警視正が素晴らしい。ロニーが街を去る一方でモースの部屋の前に現れたのは何と!Season9 Episod3終曲(フィナーレ)Exeunt“ブレナム・ベイル”にまつわる真相に一歩ずつ近づきつつあるモースの前に、警察を離れたかつての同僚ジェイクスが訪ねてきた!モースは事件の完全解明をあらためて誓う。そんなモースは、大学教授ベヴィンが自宅で遺体となって発見された事件を担当。当初は事故死の線も考えられたが…死亡当日の新聞に訃報記事とラテン語のメッセージが掲載されていることに気づき、違和感を覚える。新聞社への聞き込みで、メッセージの依頼主をマクマード博士と特定。事情聴取をしようと自宅へ向かったところ、なんと博士は既に他界、葬儀の最中だった!ジョアンとストレンジの結婚式の準備が進む一方で財布から金を出す所をウィンに見られるサム。ブレナム・ヴェイルの発掘作業でまだ見ぬ死体を探すモース。「口の堅い男です。秘密は墓場まで持っていくSoul of discretion is Morse, sir. If a secret wants keeping, he'll take it to the grave.」サーズデイのモース評が全て我が事にはねかえる脚本の上手さよ。事情聴取に来たらその人の葬儀だったモース。会葬者に「大切な人には気持ちを伝えるべき。手遅れになる前に」と言われる。これもある件への伏線。伏線の糸がびしばしと張りまくるラストエピソード。犯人の動機は現在に繋がるヘイト。ドラマ舞台の70年代より現代の方がより酷くなっている。訳の分からぬ持論を展開する犯人に困り顔のモース。退職の日の去り方もぐるりと皆を見渡したりと舞台っぽかったしラストは彼のシェイクスピアの朗読とRSC俳優アントン・レッサー への敬意が節々に感じられる。あなたたち結婚式で何してるんですか?の一幕は皆が望んでいた妄想を叶えてあげましたよ、というファンサービス。「立派になって。上司に恵まれたな」「最高のね父と疎遠だったモースにとってもう一人の父だったサーズデイとの永遠の 別れ。門を出るモースとすれ違う人は。ラストに流れるこれまでのキャスト。どんな甘い誘いにも脅迫にも屈しなかったモースが沈黙する理由としてはこれしかない。結婚式のベストマンを蹴って二人を見送って卒倒するくらい緊張していたモース。別れに際し「Endeavor」と名を呼ぶサーズデイに「Just Morse」と返すモース。ずっとモースがMiss Thursdayとしかジョアンを呼べなかったように、名前呼びは隠しておいた感情を呼びおこしてしまう。刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Blu-ray-BOX1【Blu-ray】 [ ショーン・エヴァンス ]刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Blu-ray-BOX2【Blu-ray】 [ ショーン・エヴァンス ]楽天ブックス