カラーカードゲーム
今日は色彩NPO 日本カラーワークネットワーク協会主催の「カラーによるコミュニケーション」という講演を聞きに「女性と仕事の未来館」まで行って来た。この協会は「高齢者」や 「不登校児」「知的障害者」「ダウン症」などの方に色彩ボランティア活動を行っている。色を使って「絵」を書いたり、ゲームをしたりある時は商品の企画や提供・・と活動内容は幅広い。何人かの講師の方のお話や、色を通してのワークそして、この団体の活動内容のビデオを見せていただいた。その中で 「今日の気になるカラー」を1色選びその色のカットした色紙を各自もらって会場に入った。私が選んだカラーは 情熱の 「赤」「カラーカードゲーム」なるワークショップをした。となり同士になった人と(違う色を選んでいることが前提)1枚の枠の書いてあるA4の白い紙にその四角くカットした色紙を(2~3センチの正方形)交代に好きな場所に貼っていくのだ。貼った順番もその番号を書いておく。10枚づづ交代に貼っていき、その作品から色々なことがわかる。たとえば、1枚目に貼った紙の位置がど真ん中だと「とっても心の大きくてどっしりした人」四隅だと 「とても几帳面な神経細やかな人」とかお互いの距離感にしても「重なりあったのは何番目くらい貼った時か」その重なりあった時が「嬉しかった」のか「逃げたくなったのか?」最後にお互いに貼った位置から「相手に対してどう思うのか?」などがわかる。色々な人達の個性的な出来上がった作品を見せてもらったが男性同士(定年退職したばかりの人同士)だと「俺はこんなにやってきたんだ!」とか相手に対しての警戒心から用紙の真ん中から左右に自分の色だけを固めて貼る事も多いらしい。あとは、一人が貼った紙の後を追うように近くに近くにと貼っている人。これは相手に対して「近づきたい」という思いがあるようだ。私はこのゲームは初めてで、とても楽しく新鮮な気持ちだった。ただお互いに紙を貼っていくだけの作業なのに色々なことがわかる。また商品開発や提供などもしていてその中に「高齢者」の方向けのランチボックスの色の提案などがある。以前は「黒」だったランチボックス。でも、一人暮らしの「高齢者」に「黒」はとても寂しい。「ピンク」に変えてみたら、「愛情」や「あたたかさ」を感じるのでは?「グリーン」にしたら、心が落ち着いて癒されるのでは?など・・・。色をちょっと変えるだけでも気持ちが変わっていくのでは・・?と。色を通して少しでも人の役に立てること喜んでもらえること色々な方法があるんだな~と私の中にまた新たな選択肢が増えた考えさせられる1日だった。