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学園 水戸黄門 第十八話 亜久代寛がもたらした一瞬の静寂の中、麗子の取り巻きたちに光子が言った。「あなたたちもこの薬に見覚えがあるんじゃない?」そして、助川が手に入れてきた例の薬を掲げた。「この薬はドーピングでひっかかる禁止薬物よ。こんなものを使っていい成績を残せたとしてもそれはまやかしに過ぎないわ」しかし麗子の取り巻きたちにはそんなことは関係ない様子だった。再び乱闘は始まってしまった。もう、ちょっとやそっとでは収拾がつかないと光子が思ったとき、格野が懐から何かを取り出した。「おまえたち!いいかげんにしろ!この方を誰だと思ってる?この方こそ全国生徒会自治連盟の元副総裁、TOKUGAWAグループの御三家のひとつ、水戸家御令嬢、水戸光子様であるぞ!」 格野が取り出したのは光子のソーイングセットだった。金の三ツ葉葵が輝いている。「おおーっ」 ビックリしたのはマチ子の兄であった。単なる妹の友達だと思っていた光子がそんな人物だとは思いもよらなかったのだ。 麗子も驚きを隠せない。まさかとは思っていたが、本当にTOKUGAWAグループの水戸家だったとは。 寛は全国生徒会自治連盟の存在に驚いていた。昨夜起きた暴力事件、そのとき襲われ逮捕されたのは寛の作ったグループだったのだ。不思議なことにあれだけの乱闘騒ぎなのに襲った方からは逮捕者が出ておらず、寛も腑に落ちないところがあったのだ。だが、TOKUGAWAグループや全国生徒会自治連盟などという組織が裏で何か工作をして、それをもみ消すことができるようならそれも納得いく。 これには麗子の取り巻きたちも戦いの手を止めてしまった。 確かにこの時の光子には何とも言えない存在感を感じずにはいられなかった。というのはマチ子の兄の後の言葉である。「どうしたのあなたたち、こんな人たちの言うことを信じてはダメよ。私がそんな薬を使わせるわけがないじゃない」麗子が叫んだ。つづくはい、あのシーンです。こんな感じにしてみました。
2007.01.31
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俺は買わないんだけどさ。ちょっと気になった商品をひとつ。一冊の大きさが50×68ミリだって。それが200冊。木製の専用の棚もついて73,500円?アマゾンで59,400円か。たけーな。普通の古本屋探した方が安くそろいそうだ。だけどさ、200冊だよ。家のどこに置く?っていう人にはこのサイズ、いい判断かも知れません。なにせ、手塚の名作だよ、一家に一冊ってもんでしょう。200冊もいらないけどさ。だから、俺は買わないけどさ。
学園 水戸黄門 第十七話 「あらぁ、あなたが水戸光子さん、はじめまして。いい、ここはあなたがシャシャリ出てくるような場所じゃなくてよ。さっさとご自分の教室にお戻りなさい」 麗子は蔑んだような目線で光子にそう言った。「そうはいかないわ。学園にはびこる悪を見逃すわけにはいかないもの」「悪?そういうこと…。この薬が禁止薬物だってこの方に吹き込んだのはあなたね。よけいなことをしてくれるじゃないの。この学園で私に歯向かうなんて愚かなコ。二度とそんな気を起こさないようにしないといけないわね。誰かーっ!」 ガラガラーッ!麗子の声とともに突然、生徒会室のとなりの教室の扉が開いた。「麗子様、いかように致しましょうか?」その中から麗子の取り巻き連中が次々と顔を出した。どうやらこの部屋は彼らのたまり場になっているらしい。「このコたちに、この学園のしきたりを教えて差し上げて」「わかりました」ガタイのいい取り巻きたち数人が不敵な笑みを浮かべ、光子とマチ子の兄を取り囲んだ。「光子さん、ここは俺に任せて」体格では負けていないマチ子の兄は光子を守るように立ちふさがった。「お兄さん、俺も手伝うぜ」そう言いながら現れたのは竹刀を持った格野だった。「おそいよ格野!…先輩」格野は走りながら二人を打ちのめしていた。「すいません、向こうにいた奴らを片付けてきたんで」「なにぃ?あいつら全員を一人でやったってのか?」どうやら、どこかに伏兵がいたらしい。「一人じゃないぜ。俺もいるぜ」助川はテニスラケットを持って現れた。「お前ら空手部には借りがあるからな」助川はテニスラケットで数人を打ちのめしながら言った。 ハンマーで鍛えた光子の兄も相当強かった。数人相手にしても怯むことがなかった。 気がつくとあたりはすっかり乱戦状態になっていた。 そんな中、「なんのさわぎだ!」声の主は生徒会室から現れた亜久代寛であった。つづく盛り上がってきました。だけどこの続きが難しい。
2007.01.30
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こないだ閉店したコンビニが別のチェーンのコンビニとして明日オープンするらしい。早いねー。変わり身。明日の10時に並ぶ人いるかなぁ?
今朝はよく滑りましたね。ブレーキ踏んでも止まれないよー。つるる~って。あぶないよ。車間距離とろう。のろのろ走行。いや、前の車が遅いんだって。会社について駐車場から会社に入るまでの間にも危険がいっぱいです。足下に気をつけろ。俺の靴ぼろいからなぁ。それは関係ないか。
学園 水戸黄門 第十六話 翌朝、通学路の自警団は数を増していた。昨夜、この近所で乱闘事件があり、街のチンピラから逮捕者も出たらしいのだ。 朝からピリピリとした空気の中、陣頭指揮をとり校門に立つ亜久代寛は一段と厳しい表情を見せていた。 それでも午前の授業は通常通り行われ、昼休みになった。「ちゃ~らら~ら~、ちゃ~ら~ら~ら~、ちゃ~らら~ら~ら~♪」光子の携帯が鳴った。 格野からのメールだ、「麗子が動きました。生徒会室の前です」光子は教室を飛び出した。 ついに取引が行われるのだ。現場を押さえれば事件は解決する。はずだ。 すでに生徒会室の前の廊下には麗子とマチ子の兄が来ていた。先ほどからなにやら話をしている。「あなた、今更何言ってるの?昨日言ったでしょ、私が立て替えてきたんだから、お金がないじゃすまないのよ」高圧的な口調で麗子がまくし立てる。「それでも、もういらないんです。その薬、もう使わないことにしたんです」「どういう意味よ!?この薬について誰かに何か言われたの?」「そうです。その薬、禁止薬物ですよね。たとえ記録が出てもそれじゃ、意味ないじゃないですか」「フン。誰に言われたか知らないけど、そんなデタラメ、これはただの栄養剤よ。何の問題もないのよ」麗子はなだめるような口調に切り替えた。そのとき、「それなら、どこか専門の機関に調べてもらいましょうよ」光子がその場に駆けつけた。「あなた誰!?」「私は2年C組、水戸光子。先輩、その薬、どういう薬か説明してください」つづく携帯の着信音は水戸黄門のテーマ曲です。本当はマナーモードにしたかったんだけど、何となく水戸黄門のテーマ曲を使ってみたかったんでこうなりました。
2007.01.29
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この音何の音だと思う?口の中を噛んだ音です。昨日、ご飯を食べ得てるとき、上クチビルの裏側の右側をゴリッとやっちゃってうがー、いてー!って思いながらもそのまま食べてたら今度は左側のほっぺの裏側をゴリッとやってしまった。散々ですよ。まだ痛い。血も出たし。まだ舌噛まなかっただけよしと考えるか。
レスリング協会は28日、天皇杯全日本レスリング選手権大会(東京・駒沢体育館)に出場し、試合で負傷した山本“KID”徳郁が右ひじ後方亜脱臼で全治3~4カ月と診断されたことを発表した。KIDはフリースタイル60キロ級で2回戦敗退ながらもベスト8に入り、6月の全日本選抜選手権大会の出場権を獲得している。見た?ニュースでだけど見たよ。つぶされたね。あれは。ちゃらちゃらしてんじゃねーよとか、でてくんなよ!とか、そんな感じじゃない?全治3~4ヶ月って、大変じゃん。間に合うのか?で、優勝した奴はKIDに勝った奴を倒したんだろ。やっぱ日本のレスリング界は層が分厚いな。それと、テレビで見てて思ったんだけど、ニュースの人、「徳郁」って読めないの?「のりふみ」な。それにしても、妹、肩幅広いねー。
学園 水戸黄門 第十五話 光子はカバンの中からソーイングセットを取り出した。これは光子が母から貰ったもので三ツ葉葵の紋が入った漆塗りの豪華なものだ。「…でも、俺、手は出しませんでしたから。ここで俺が手を出せば警戒されて動きにくくなるはずですから。そのかわり、いつかあいつらにはきっちり借りを返させてもらいますよ」「ところで、お嬢、我々を呼び出したということは何かわかったんですか?」「ええ。例の薬を売りさばいていたのはおそらく…」「越後屋麗子ですね」助川が言った。「そうよ。どうしてわかったの?」光子は針を動かしながら言った。ソーイングセット自体は作業の邪魔になるので格野が持っている。「いや、俺を襲ってきた奴ら、越後屋麗子の取り巻きの連中でしたから」「なるほど。薬と金が繋がりましたね」格野が頷きながら言った。「いいえ、まだよ。この事件の裏には本当の黒幕がいるわ。薬を流してる奴。それが誰か確かめる必要があるのよ。そこで明日、取引が行われるから、その現場を押さえようと思うの」「わかりました。朝から越後屋麗子の様子を見張ります」助川が言った。「いや、お前は目をつけられているだろ、俺がやるよ」しかし、その役目は格野がかって出た。「しかたねーな。でも、美味しいところを独り占めするなよ」「わかってるってお前は、一秒でも早く傷を治せ」「じゃあ、明日。お願いね」気がつくと車は大きな屋敷の前に止まっていた。水戸家のお屋敷だ。「もちろんです」助川と格野は頼もしい返事をした。「えっと、制服、まだできてないから預かっておくわ。ついでにクリーニングもしておくわ」「すいません、ハンカチは洗って返します」八兵衛が車のドアを開けた。「いいのよ、気を使わなくても、返すのもいつでもいいし。それじゃあ、八兵衛、二人を寮まで送って差し上げて」「わかりました」「あ、お嬢様、ソーイングセット!」 格野が持ったままのソーイングセットを忘れるところだった。 しかし、光子はカバンと助川の制服で両手が塞がっていた。「ごめん、預かってて」つづく助川と格野は寮にすんでいるんですねー。
2007.01.28
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学園 水戸黄門 第十四話 光子は走りながら携帯を取り出すと八兵衛を呼び出した。間もなく、光子の目の前にロールスロイスが姿を現した。光子は自らドアを開け乗り込んだ。「ただいま、八兵衛。あの二人は?」「すでに、招集をかけております。それと、指示があったウインドミル87もすでに動き出しております」 ウインドミル87は水戸家直属の諜報機関である。そのユニホームの左肩にあるエンブレムが風車を模したものなのでその名がついている。今回、生徒会長の亜久代寛が率いる学園外の組織を壊滅するために投入されていたのだ。「さすがね、八兵衛。仕事が早いわ」「これくらい当然ですよ」八兵衛は得意げに言った。同時に車のスピードが少し増したような気がした。 しばらく行くと道端にあの二人が立っていた。助川と格野だ。車が止まると二人は素早く乗り込んだ。「どうしたの?」 助川がボロボロになっていたのだ。口の周りに血が付いていて、制服も数カ所、破れている。「いや、なんでもないっす」強がる助川。だがどう見てもなんでもないわけがない。「こいつ、空手部の奴にやられたんですよ。例の薬をとられたテニス部の奴が密告したらしくて…」「言うなよ。カッコ悪いじゃないか」助川は口の周りの血を拭いながら言った。「これを使って」光子はハンカチをさしだした。「…すいません」助川は申し訳なさそうにハンカチを受け取った。「ついでに、上着を脱いで。縫ってあげるから」助川は制服が破れているのには気づいていなかったようだ。「…すいません」「いいのよ」つづく中途半端なところで終わってしまいました。ウインドミル87が出てきました。もうなんでもありです。
2007.01.27
ブルドックソースの容器が新しくなった。とくにキャップ。
2007.01.26
学園 水戸黄門 第十三話 光子は元禄学園にはびこるドーピング疑惑のことを話した。「信じられない。あれは栄養剤の一種だって聞いていたのに。禁止薬物だったなんて…それじゃあ、あの記録も認められないのか…」「認められないどころか、失格になってしまいますよ」「そんな…」マチ子の兄はその場に座り込んでしまった。「お兄ちゃん…」「おそらく、お兄さんと同じように騙されてあの薬を使ってる人は他にも大勢いるはずです」「光子、それって、本当の話なの?お兄ちゃんが使ってる薬は本当に禁止薬物なの?」「それは売った人に聞くのが一番なんじゃない?お兄さん、あの薬誰から買ったんですか?」「買ってはいない。もらったんだ」「誰にですか?」光子は問いつめた。「………」マチ子の兄は口を堅く閉ざしたままだ。「あの薬が禁止薬物と知らないで今も使い続けている人がいるかも知れないんですよ。そんな人たちの限られた青春の時間を無駄にしてもいいんですか?」「………やっぱり、言えない」「お兄ちゃん、お願い、話して」「これを言ったらお前にも迷惑がかかるかも知れない。俺はこの件が明るみになってもこの学園を去ればいいだけだ、だけど、お前にまで迷惑をかけたくないんだ」「どういうこと?去るなんて言わないで。私はきっと迷惑だなんて思わないわ。だから話して」光子はマチ子の兄の様子から薬を売っているのが誰かだいたい見当がついてきた。「わかったわ。もう言わなくてもいいわ。そのかわり予定通り、薬を受け取りに行ってください」「えっ?」光子の言葉にマチ子の兄は少し驚いたようだった。「光子?」当然マチ子も驚いていた。そんな二人を尻目に、光子は突然立ち上がり、駆け出した。「マチ子、ごめん、急用なの。先に帰るねー」つづくまたもや話の展開は強引です。でも、もう少しの辛抱です。カタルシスが待ってますよ。
また変わったね。なんだか見づらくね?そのうち慣れるんでしょうか?
最近、水戸黄門ばっかり書いていて普通の日記の書き方を忘れてしまったな。まあ、特別書くような内容はないんだけどさ。最近仕事中に音楽を聴いている。パソコンにイヤホンをつっこんでiTunesに入ってるやつをシャッフルで聞いてる。うお、何だこの曲?っていう曲も結構入ってたり、条件反射的にやる気が出てくる曲なんかも入ってる。無意識に首とか肩とか動いてるんだよ、見てる方はなんだ?と思うだろうな。今日一番盛り上がったのはオフスプリングのThe Kids Aren't Alrightでした。この曲はクレイジータクシーっていうゲームのBGMで使われてる曲です。クレイジータクシーはドリームキャストで相当やりました。なんとなく雰囲気が好きでラジコンまでヤフオクで買ったり。そんなに遊んでないけど。まあ、とにかく、音楽を聴くとその時を思い出すんですよ。お、レッチリのSnowだ。映画デスノート(後編)の曲なんだよね。レッチリを使うというセンスがいいけど、映画と合わないような気がするけど、別にいいや。
2007.01.25
学園 水戸黄門 第十二話 マチ子と光子はしばらく沈黙の中歩き続けた。「おーい!」沈黙を破ったのはマチ子の兄だった。気がつけば河川敷のグラウンドのそばだった。「こんにちは。練習の調子はどうですか?」光子が挨拶をしたときには、マチ子の兄はもう二人のすぐそばまで駆け寄ってきていた。「こんにちは、光子さん。ええ、調子は絶好調ですよ。今度の大会では優勝も狙えるんじゃないかなってくらいですよ」マチ子の兄は満面の笑顔で答えた。「すごーい!こんなに自信満々のお兄ちゃんなんてひさしぶり~」崖っぷちで悲愴な感じで練習しているかと思えば、そうでもなさそうなのでマチ子も喜んでいる様子だ。「こら、カッコ悪いだろ、そんなこと光子さんの前で言うなよ」「昨日のおかえしー」本当に仲の良い兄妹だ。光子は二人のやり取りを微笑ましく見ていた。「ところで、マチ子、この前貸した1万円、返してもらえないかな」「今?もってないわよ。家に帰ってからでいい?」「いいよ。それと、…できれば、幾らか貸して欲しいんだ」「幾らかって、幾ら?」「1万か、できれば2万…」「えー。そんなに持ってないわよ。1万円の返済でいっぱいいっぱいよ。そんな大金、何に使うのよ?」そりゃそうだ、中学生が何万円も持ってる方がちょっとおかしい。「うーん…それはちょっと…な…」マチ子の兄の様子が明らかに変わった。「言えないようなこと?」「いいだろ、お前には関係ない」そのやり取りを見ていた光子は金額を聞いて嫌な感じがした。「お兄さん、もしかして、そのお金、薬を買うのに使うんじゃないですか?」突然の光子の発言にマチ子と、その兄は驚いたようだった。いや、兄は別の理由で驚いたに違いない。「ど、どうしてそれを?」つづく話が繋がってきました。強引に。
学園 水戸黄門 第十一話 「ということは、効果あった?」「ええ。アレを使い始めてから記録がぐんぐん伸び始めて、今度の大会では優勝も狙えそうです」確かに急激に筋肉がついたのがわかる。制服の肩から腕にかけたあたりが中の筋肉の張りではち切れそうになっている。「そーう。それはよかったわ。あなただけに特別に差し上げた甲斐があったわ。だけど、もうあの薬は手元にないのよ。あれはたまたま知人に貰ったものだから。今度手に入れるとなると、その人から買わないといけないのよ」するとマチ子の兄はすぐ返事をした。「お金なら用意します。なんとかなりませんか」どうやらかなりの効果があったようだ。「いいわ。たしか、あれと同じ量で3万円って言ったかしら」「さ、3万…。わかりました、なんとか用意します」マチ子の兄は少し考えたがすぐ返事をした。これなら、明日にでも金を用意してきそうである。「そういえば、今日、その知人と会うことになっていたの。今日は立て替えて買っておいてあげるから、明日までにお金、用意できるかしら」マチ子の兄はすこし動揺したようだが、「明日までですか?…わかりました」なんとか金を都合する当てがあるのだろう。「それじゃあ、明日の昼休み、そうね。ここで待ち合わせしましょう」そういうと麗子は足早にその場をあとにした。 その場に1人残されたマチ子の兄は金策の方法を考えていた。 その日の放課後もマチ子と光子は一緒に下校していた。通学路の所々には相変わらずガタイのいい自警団の連中が立っている。「通り魔よりこの風景の方がかえって不気味よね」たまらず光子は言ってしまった。「だめよ!光子、そんなこと誰かに聞かれたら大変なことになるわよ」それを聞いてマチ子はあわてて光子の口を塞いだ。「えっ、どういうこと。私はただそう思ったから言っただけよ」マチ子はあたりに人影がないか確認してこう言った。「自警団をつくった生徒会長の噂、知ってる?なんでも、その辺の不良のリーダーもやってるそうよ。この街の中学生はあの人に逆らうようなまねはしないわ。たとえその気がなくてもさっきのようなことも、誰かに聞かれたらどんなふうにとられるかわかったもんじゃないから、気をつけて」マチ子の目は真剣だった、光子も気圧されるほどに。つづくやべー。話広げすぎた?赤パレの二の舞にはなりませんように。
2007.01.24
きのうHEY!HEY!HEY!を見て思った。1時間やって、歌は1曲のみ、ワンコーラス。これで歌番組と言えるのか?途中で出てきたTRFとか柴田純は歌わないの?それでいいのか?てか、柴田純の方が聞きたかった。iTunesで柴田純の曲入れても自動で曲目出て来なかったなぁ。昼ドラの曲。人気ねーのか?俺は結構好きだけどな。あの暗さ。歌と言えば、コウダクミが好きなのは年上だな。っていうはなし。「めちゃくちゃ~す~きだっ、中年~」って歌ってるから。曲が古い?こないだ、ナイナイのラジオに寺門ジモンが出ていて、災害の時のために10円玉を用意しとくといいよ。って言ってたら、リスナーから、災害の時は公衆電話に10円が溢れて使えなくなるから、タダでかけれるようになったんだよ。って指摘されてた。へぇ~。って思ったんだけど、ところがさ、ないんだよ。公衆電話。あれだけ町のあちこちにあった電話ボックスって、もうないんだよ。困るよね。スーパーマンとか、変身できなくてさ。そういえば公衆電話にテレホンカードを入れて出口から出て来ないで入口からカードが出てくるっていうまったく役に立たない裏技をあみだしたけど、 こうなると、それを披露する場面もないな。あと、テレビを見てもうひとつ思ったこと、ブラピのソフトバンクのCM。たけし城みたいになったら面白いなぁ。っておもった。石がね。沈むの。わかるかなぁ。
2007.01.23
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学園 水戸黄門 第十話 「そういえば、ひとつ気になる噂がある」寛が思いついたように言い出した。「どんな噂?」「全国の生徒会を取り仕切ってる組織があるというんだよ」「なにそれ?生徒会の全国組織?」「よくはわからんが、呼び名は全国生徒会自治連盟みたいな感じだったかな。腐敗した生徒会を取り締まる闇の組織だってよ」「まぁ、私たちみたいな?」「そうだな」「まさか、そんな根も葉もないような噂にビクビクしてるんじゃないわよね」「ああ。あくまでも噂だろう。そんな組織があれば知らないわけがない。だいたい取り締まると言っても何ができる?警察にでも突き出すのか?」口ぶりとは裏腹に寛はその組織のことが気になって仕方がないといった様子が麗子には伺いとれた。「いいわ、体育科の連中にそういうあやしいやつにも目を光らせるように言っておくわ」「ああ。たのむよ」 まったく、亜久代寛にはつくづく失望されられる。どれだけ野心があるかわからないが、あれじゃあ、せいぜい小悪党止まりだろう、いつか失脚するに違いない。今はまだ利用価値はあるけれど、そのときは巻き込まれないようにしなければならないなどと考えていた。 麗子が生徒会室を出るとどこからか呼ぶ声が聞こえて来た。「麗子様!」声の主はマチ子の兄だった。「あら、唯野君。どうしたのかしら?」などと言ってはいるが、この男が現れた理由を麗子は知っていた。「じつは、この前の薬、またわけて貰いたくて来たんです」きたきた、カモが。麗子は心の中でニンマリとした。つづく全国生徒会自治連盟っていう組織が出てきました。生徒会連盟っていう名前にしようと思ったけど、実際にあるんですね。そういうの。知らんかった。
学園 水戸黄門 第九話 その頃、生徒会室では緊急会議と銘打って会長の亜久代寛と副会長の越後屋麗子がなにやら密談をしていた。 「まったく、よくもあんな問題を起こしたもんだな。これだから体育科の奴らは野蛮だというんだ」部屋に入る早々寛の愚痴は始まった。「もういいじゃないの。自警団を作ったことで結局あなたの評判は上がったんだから」 寛という男は、意外と小心者で、事あるごとに麗子に愚痴をこぼす。その度にそれを聞かされるので麗子はうんざりしていた。仕事の上ではパートナーになりえても恋人にはしたくないと常々思っていた。「で、やった奴はどう処理したんだ?」「ああ、ボクシング部の彼ね。今頃、退学届けが出ているはずよ」「そうか、学園内の者がやったということは決して外部には漏れないようにしておけよ」「当然よ。この学園の評判を落とすことは私たちの評判を落とすことになるんだから。その辺はあいつらできちんと釘を打っているはずよ」「そうだな。それより、最近売り上げが落ちているじゃないか、どういうことだ?」「まぁ、焦らないでよ、今は薬の味を覚えさせる段階なの。今度の大会で結果が出たら薬は手放せなくなるはずよ。そうなったら嫌でもたくさん売れるはずよ。それよりそっちのほうこそ、薬の数量を確保出来るんでしょうね」「当たり前だ、あの大学病院を実質的に仕切っているのはうちの父だよ。薬くらい何とでもなるさ」「フン、悪い人ね」「お前もな。麗子」 不敵な笑みを浮かべてお互いを見つめあう二人だが決して本心から相手を信用してはいない。お互いに見つめている物はその先にある物、そのためにはお互いを利用しあう。利害は一致していた。 寛は中学の3年間をかけて今の地位を築いた。しかし高校へ進学してもその地位があるとは限らない。そのため彼は学外にも後ろ盾になるような組織を作ろうと考えた。街のチンピラのような奴らでも頭のいい奴はいる、そんな奴らを集めて組織を作るのだ。それには金が必要になる。親の金なんて当てにはしてない。親は踏み台にするものだ。寛はそんな考えを持っていた。つづくなんか難しくなって来た。
2007.01.22
写真が変だけど、届きましたよ。リトグラフ。ファイブスター物語っていう漫画のイラストです。4巻の表紙だったかな。結構いい額に入ってます。なんせ8万円もしたからなぁ。拡大したらこんな感じ
学園 水戸黄門 第八話 その日の昼休み、光子は事件について調べるため助川と格野を呼び出した。「なにかわかった?」光子の問いに格野が答えた。どうやら生徒会に近づいたのは情報を得るためだったらしい。「ええ。襲われたのは普通科の1年の男子生徒です。数人によってたかって殴られたようですね。素手で。ハンパじゃない痛めつけられ方だったみたいですよ。怨恨の線も考えられます」「いいや、俺は例の件に関係してると思うぜ」助川が別のルートから仕入れて来た話を持ち出した。「素手であそこまで人を痛めつけるってことは何らかの技術を持ってないとできないんだよ。たとえば、空手とか、ボクシングとかさ。しかもかなりの腕前がないといけない。そんなやつらがどこにいる?一番身近にいるだろ?この学園内にさ」「おいおい、同じ学園の身内がするか?そこまで言うのはまだ早いだろ?」「そんなことはないぜ、どうしても金が必要だったんだよ」格野に答えた助川の表情は何かを隠しているようだった。「というと、何か証拠でも得られたの?」「ええ。これを見てください」そう言うと助川は何かを取り出した。フィルムケース?いや、中に何かが入っている。「ステロイド系の筋肉増強剤です。これだけで3万もするらしい」「なにっ!」「えっー!どこでこれを?」 今回、光子たちが元禄学園に潜入した理由が、このステロイドをはじめとする、学園ぐるみと思われるドーピング問題の追及であった。「今度の大会で結果が出せないとこの学園にいられなくなるって言うテニス部のやつから手に入れた。ちょっとカマをかけたらすぐ出してきたよ。後ろめたさは捨て切れなかったみたいだ」「すごいわ、いきなり現物まで手に入れちゃうなんて。ということはルートなんかもわかったの?」「いや、残念ながら、そこまではまだです。もう少し時間をください」「それだけで数万もするから今回のように暴力で金を奪う奴が出てくるということか。問題は体育科の奴らがいかにしてそいつを手に入れてるかだな」「そうね。そこまでするってことは何度かその薬を使ったことがあるはずよね。お金も相当必要なはず」「となるとかなり儲けているやつがいるかもしれないな…」格野は何か思い当たる節があるらしい。「思い当たることがあるの?」「いや、薬と金って繋がり、どこかであったような気がするんだよ」つづくんん~。今回は結構がんばりました。てか、薬とか、赤パレとかぶってきてない?いやだなあ。
2007.01.21
学園 水戸黄門 第七話 その日、ある事件が起きていた。普通科の生徒が下校中、何者かに襲われ、全治3か月の怪我を負わされ上、金品を奪われたのだ。 普通科の多くの生徒は車での送迎付きなので今までこうした事件は起きていなかったのだが、ついに起きてしまったのだ。まず、あの目立つブラウンのブレザー。その中から金を持っていない体育科の生徒は体格などの見た目がちがうので簡単に除外できる。しかも帰る時間帯も違う。誰が襲ったのかはわからないが、金持ちの子供を狙うのならこれほどわかりやすい目印はない。 翌日、事件を受けていち早く動き出したのは生徒会だった。会長の亜久代 寛(あくだいひろし)のもと、格闘技系の部の連中を中心として自警団が作られた。このメンバーのほとんどが生徒会副会長の越後屋麗子の取り巻きである。生徒会が使うにはうってつけのメンツだ。通学路のあちこちにガタイのいい連中が立っているのだ。名門、名家の出身の子供たちが通うという学園の優雅なイメージは一夜にして物々しく変貌した。 「おはようございます」ねぎらいの意味を込めて誰かが挨拶した。「押忍!!」帰ってくるのはドスの利いたこのセリフだった。 そんな中をマチ子と光子は登校していた。「すごいわね、一日でこんなに変わるものかしら」いつもと違う風景にマチ子はつぶやいた。「そうね。体育会系って軍隊みたい。そういえば、お兄さんもどこかに立っているの?」「ううん、お兄ちゃんは朝練。なにせ、崖っぷちだから。そのへんは部の方でもわかってくれてるみたい」 校門の前ではさらに物々しい集団がいた。生徒会の面々だ。ビラ配りをしている。事件の目撃者を捜しているようだ。光子も一枚手渡された。渡して来たのは目つきの鋭い、小柄だが、割とルックスのいい男だ。この男が亜久代寛である。号令ひとつで全国でも名だたる猛者たちを取り仕切るカリスマ性を持つ男だ。父親は大学病院の教授で、次期学長と言われるほどの大物だ。なるほど、寛の方もかなり野心のありそうな面構えをしている。 集団の後ろの方に見覚えのある顔もいた。格野だ。剣道部もかり出されているらしい。眠そうに立っている。しっかりしろ!と言った目つきで光子が睨みつけるとばつが悪そうにしていた。つづく事件が起きましたね。そろそろ登場人物もそろいました。さて、このあとはどうなるんでしょうか?
2007.01.20
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学園 水戸黄門 第六話 マチ子の兄は陸上部だった。河川敷の専用グラウンドで練習しているのだ。種目はハンマー投げというだけあって筋骨隆々のマッチョマンだ。妹の姿を見て練習を抜け出してきてくれた。「どうしたんだ?今帰りか?」「うん。新しい友達ができたから紹介しに来たの。この子が転校生の水戸光子さん。よろしくね」「はじめまして。マチ子さんには学園のことをいろいろと教えてもらってるんですよ」「はじめまして。マチ子の兄です。3年です。ハンマー投げやってます。よろしく」 握手のために差し出された手は少し変形していた。アスリートの証拠だ。「妹は人付き合いが得意じゃないんで、今まで友達を紹介されたことなんてないんだけど、初めて紹介された友達が光子さんのような方でよかった。末永く仲良くしてやってください」「もう、お兄ちゃんったら、恥ずかしいからそんな事言わないで」「ははは。だってそうだろー。こういうことは早めに言っといた方がいいんだ。なにかと、気に入らないこともあると思うけど、妹を宜しくお願いします」 マチ子の兄は深々と頭を下げた。年下の光子に対してでも、妹のために頭を下げられるなんてよほど妹のことを気にかけていたのだろう。 そして、「じゃ、俺は練習があるから行くよ」と言うと、マチ子の兄は足早に戻っていった。 「お兄ちゃん、崖っぷちなの。今度の大会で記録が出せなければ学園にいられなくなるって言われてるみたい」「クビってこと?」「うん。学費免除が打ち切られるの。そうなると、うちの家計では私とお兄ちゃん、両方をこの学園に通わせることはできないから」 仲のよさそうな兄妹だった。妹思いの兄、兄思いの妹といった感じだ。でもその兄妹に突きつけられた厳しい現実。光子は華やかな学園生活の暗い一面を垣間みたような気がした。 さらに二人は語りながら歩いた。やがて、マチ子の家の近くまで来ると二人は別れた。そこから光子は一人になった。そして、少し行ったところの角を曲がると止まっているのは一台のロールスロイス。 運転手らしき人物が後部座席のドアを開けた。「お帰りなさいませ、お嬢様」「ただいま。八兵衛」光子はそういいながら車に乗り込んだ。つづく鵜狩八兵衛は専属の運転手です。おっちょこちょいだけど、道には詳しいです。その辺の性格が本編で出てくるかどうかはわかりませんが。車はホントはマイバッハに乗せたかったんだけど、わかりにくそうなのでロールスロイスにしました。
2007.01.19
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正直言って、よけいなことしたなぁ。っておもう。ちょっと重くなった分、画面表示に時間がかかるようになったよ。なんかめんどくさくなったし。どの変がよくなった点かわからん。だいたひかる離婚?はやー!中村ノリ問題。2000万って、安くねー?そんなに使えないんかなぁ?1000万でロッテ行くんだろうか?桑田590万円安いなぁ。日本を代表するエースだよ。元だけどさ。でも、行きたかったんだろうなぁ。アメリカ。どうせなら一番いいときに行ければよかったのに。エメルソン カタール代表入りということはブラジル代表は諦めたということか。うーん。日本代表に入れとけばよかったのに。素行が悪くても点数とれるからなぁ。不二屋問題つぶれない?不二屋。俺結構好きだったんだよね。ネクター。DJ OZMA問題彼は要するに、NHKの関係者にもあの衣装のことを知ってるやつがいた。と言いたいんだろう。いいじゃないの、そんな局、出れなくなったってさ。学園 水戸黄門今悩んでるんだよね。印籠。印籠って印鑑ケースみたいなもんか?高校生は持たないよなー。さいしょ、携帯電話みたいなものにしようと思ったけど、それじゃあ、使う場面が多すぎるような気がして、なんか合わない。で、何を持たせるか?ってトコに悩んでいます。あ、中学生だった。
2007.01.18
学園 水戸黄門 第五話 「…アパレルブランド。聞いたことないわね。心配して損したわ。水戸っていうから、もしかしたらTOKUGAWAグループの御三家かと思っちゃったじゃない」 放課後である。 マチ子の報告を聞いて、麗子は光子が自分の立場に影響を及ぼす相手ではないことを知り安堵していた。 TOKUGAWAグループと言えば世界屈指の総合企業で、越後屋グループと言えど歯向かえる相手ではないのだ。その関係者が現れたとなれば、学園内の勢力図がまったく変わってもおかしくないのだ。「でも、ということは、ものすごい事情があるのかしら。マチ子、心当たりはある?」「とくに報告するようなことはありませんでした」「…そう。じゃあ、行っていいわよ」 マチ子は光子のことを気に入っていた。仲良くなれそうな気がしたのだ。なので、光子と例の美男子二人の関係が気になったけどそのことは言わなかった。「ごめーん、まったぁ?」麗子から解放されると、マチ子は校門で待つ光子の元へ急いだ。一緒に帰る約束をしていたからだ。「ううん。今来たところよ。この学園広いから、まだ道が覚えられなくて」 光子は照れくさそうに笑った。 元禄学園に通う生徒のほとんどは高級車での送迎がついている。徒歩で通う生徒は半数程度だろう。まして放課後である、その半数の大半を占める体育科の生徒はほとんどが部活をしている。沿線でも元禄学園のブラウンのブレザーがレアと言われているのはその辺が理由だろう。 二人は学校のことをいろいろ話しながら歩いた。元禄学園は中等部と高等部からなっている伝統を重んじるマンモス校だ。中等部には主に名門、名家の子が通う普通科と、スポーツアスリートたちが通う体育科がある。体育科は少子化で生徒数が減ることを見込んで最近新設された。だが、豊富な資金力で全国各地から有力選手を集めることに成功し、今では全国レベルの生徒が多く在籍している。全国レベルの生徒になると特待生として迎えられ、学費などが免除される特典がある。体育科の生徒はほとんどが特待生である。なぜならば、元禄学園の授業料がものすごく高いからだ。体育科で特待生になれなかった生徒は必然的に他の学校に転校していかなければならなくなる。逆に、スカウトされ全国から入ってくる生徒もかなりの数に上る。 二人が河川敷のグラウンドにさしかかった時、突然マチ子が言った。「そういえば、私のお兄ちゃんも体育科にいるのよ。ほら、あそこで練習しているわ」 そこにはトレーニングウエア姿の一団があった。つづく
学園 水戸黄門 第四話 「ところで格野センパイ、例の件、どうだった?」「ええ。何件かそれらしい噂はありますね。でも、まだルートとか黒幕とかの具体的な情報は得られてませんね」「体育科のパワー系の競技の部の奴らは結構使ってるらしいぜ」突然現れたのは先程のもうひとりの方、助川三郎だった。「おまえは相変わらず女好きだなぁ。お嬢の前だぞ、少しは立場をわきまえろよ」 助川は堅物の格野と違い、女好きであった。今回テニス部に入ったのもテニス部の練習が女子と一緒だからというものであった。もともとこの二人はスポーツに関しては万能で、どのスポーツをやっても日本代表レベルの成績は修められる力を持っている。格野が剣道部なのは武器を持ち歩いていても不自然ではないという理由からだ。「ヘイヘイ。そうは言っても、今の情報はさっきの女の子たちからゲットしてきたんだぜ。バカにできないとは思うけど」「確かに。そうよねぇ。いつも思うけど、思いも寄らない情報が入ってくるものねぇ」「うんうん」と、光子と助川は笑顔でうなずき合った。「それはそうと、先程の連中はなんですか?」 格野の問いに光子はマチ子に聴いた今までの経緯を話した。「ガタイのいい取り巻きを連れた、越後屋麗子か。今回の件に無関係とは思えんな」「だろー、パワー系の部のやつらってぴったりあてはまるじゃん」そうなのだ。助川の情報はやはり侮れない。これには格野も納得しないわけにはいかなかった。「私は放課後マチ子から麗子の情報を聞き出すことにするわ。二人もそれぞれ情報収集してみて」「わかりました」つづくってな感じです。なにかインボーの匂いがしてきましたねー。あと、体育課を体育科に修正しました。
2007.01.17
学園 水戸黄門 第三話 「きゃ~あ!」 突然現れた二人の美男子にあたりは騒然となった。さっきまで目を吊り上げてマチ子と光子を追っていた奴らの目はすっかりハート形になっていた。 そのすきにマチ子と光子は無事、逃げ仰せることができた。 「はぁ、はぁ、なんとか逃げ切れたようね」二人は息を切らしながら理科室と思われる空き教室に飛び込んだ。「たすけてくれて、ありがとう」「なんてことないわよ。それにしてもヒドい奴らね。あ、私のこと知らないかしら」「ううん、知ってるわ。水戸光子さんですよね、C組の転校生の。私は唯野マチ子。B組よ」「よろしく。マチ子さん。私まだこの学校で友達がいないの。よかった友達になってくれる?」「うれしい。もちろんよ。だって、さっきみたいな目にあったら私に近づこうとする子なんていないと思っていたもの」 そんなマチ子の真剣な表情を見て光子は言った。「あ、ごめん。私、手、洗ってなかったわ」 二人はひとしきり笑い言ったあと、放課後、一緒に帰る約束をして別れた。「まったく、お嬢の方向音痴には毎度困らされますねぇ」突然物陰から現れたのは先程の美男子の1人、格野ススムだった。「ごめんごめん。だって、この学園ってものすごく広いのよ。まだ自分の教室に行くのも大変なくらい」「我々がたまたま見つけなければどうするおつもりだったんですか?」「ま、どうにかなったでしょう。実際どうにかなったし。それより、三郎は?」「あいかわらずあなたは、あきれるほどの大物ですね。三郎はさっきの女子たちとまだちゃらちゃらやってますよ。それから、学園内では私のことは格野先輩、三郎のことは助川先輩とお呼び下さい」「そうね。まだまだ正体がばれるわけにはいかないものね」つづくずっとこんな感じで話が進んでいく予定です。ちなみに、助さんは助川三郎(スケガワサブロウ)。体育科3年。テニス部所属。髪の毛が長い。格さんは格野進(カクノススム)って名前です。体育科3年。剣道部所属。髪の毛は短い。どっちも身長は190くらいあります。イメージは樹なつみのマンガに出てくるような感じです。
2007.01.16
学園 水戸黄門 第二話 水戸光子はあるアパレルブランドの経営者の娘だった。マチ子も聞いた事のないブランドだ。おそらくそれほど大きな会社ではないだろう。麗子の地位を脅かすような存在にはなりえないだろう。 ただ、ひとつ気になったのは光子が転校して来た同じ日に体育科の3年にも2人の転校生が来ていたことだ。体育科では学期の途中からの転入、転出は割とよくあり、また、実力主義の世界であり、出身による階級社会とは無縁の世界のため麗子には興味がなかったのであろう。でも、この二人とも容姿は抜群でスポーツも万能。普通の年頃の女の子ならむしろこちらのほうが気になるのが当たり前だった。 「唯野マチ子!ちょっと来な!」「うっ!…はい」今、マチ子を呼び出したのは麗子ではなかった。麗子に取り入ろうとしている女子数人のグループであった。何かと麗子に用事を言いつけられるマチ子を嫉んでいるのだ。 マチ子は女子トイレに連れ込まれるなり、取り囲まれ腕や胸を殴られた。「おまえ、じゃまなんだよ!」「ビンボー人のくせに、こんなところに来るなよ!」「何様なんだよ!」かわるがわる罵声を浴びせながら殴られ続けてもマチ子が泣いたり声を上げたり反抗したりすることはなかった。「うっ…う、う…」ただ痛みに耐え続けていればこの攻撃はいずれ止む。何かをするとさらに攻撃を受ける。それよりはましだと思っていたのだ。 そのときだった。「お前ら何してるんだよ!」誰もいないと思った個室の一つから突然誰かが現れた。 一瞬の静寂の中、現れた人物はマチ子の手をとってトイレの中から飛び出した。 まちがいない、この子、水戸光子だ。 そう思いながら光子に手を引かれ走り続けるマチ子の目にはいつの間にか涙があふれていた。「まてよ~!」さっきの連中の声が二人を追ってくる。気が付くと二人は廊下の突き当たりに立っていた。「あちゃー。まだこの辺の地理に詳しくないんだよね」水戸光子がつぶやいた。そりゃあそうだろう、転校して来たばかりの光子がこの巨大な学園内の地理なんてそう簡単に覚えられるはずがない。2人はさっきの連中に取り囲まれてしまった。「おまえ、新入りだろ?どういうつもりなんだよ?」「こういうのはよくないと思いますよ」マチ子は、すごむ相手に少しもひるむことなく答える光子を頼もしく思った。ただ、この状況がよくなるなんて考えられるわけもなく、光子を巻き込んでしまったことを申し訳なく思い、もしかしたら仲良くなれたかもしれないのに、もう、話をすることもないだろうと思ってもいた。 そのときだった、「お嬢さんたち、楽しそうなことしてるね」「僕らも混ぜてくれない?」みると、そこには見慣れない長身の美形の男子が二人立っていた。「…おそいよ」水戸光子が小さな声でそうつぶやいたようにマチ子には聞こえた。つづくいまさらだけど、ミツコとマチ子って紛らわしい名前になっちゃったなぁ。かいてて間違えそう。というわけでミツコを光子にしました。
2007.01.15
学園 水戸黄門 第一話 「マチ子!ちょっといらっしゃい!」 今日もやたらとガタイのいい取り巻きをつれた越後屋麗子が現れてマチ子を呼び出した。「はい」この呼び出しのあとには大抵面倒なことがまっている。なのであまり積極的ではないのだが、呼ばれれば行かないわけには行かない。二人はそういう関係だった。 唯野マチ子は元禄学園中等部に通うごく普通の女子中学生である。 ごく普通の家庭に生まれ、ごく普通に育ってきた彼女が入ったその中学は普通とは大きくかけ離れた世界だった。 昔からこの学園に入学する生徒のほとんどは名門、名家の出身のこどもたちである、必然的に学園内部には一種の階級社会が形成され、生徒間だけではなく、教師たちからの扱いにもその階級は影響を及ぼしていた。どんな生徒でも必然的にランク付けされることになるのだ。当然、マチ子は普通の家庭の娘であるから、最も低いレベルにランク付けされていた。しかし、父が生徒会副会長である麗子の父の会社に勤めていたため、麗子のおかげでマチ子の待遇はそれほど悪くはなかった。ただ、マチ子はそのため麗子のいうことには逆らうことが出来なくなった。 「マチ子、あなたには今日から2年C組に転校して来た転校生のことを調べてきて欲しいの。こんな中途半端な時期に転校してくるなんておかしいとは思わない?きっと名のある名家の出身かものすごい事情があるはずよ。たのむわね」2年C組はマチ子の隣のクラスだった。たしかにその子の事を調べるにはマチ子はちょうどよかったかもしれない。「麗子様、その子の名前はなんていうんですか?」「たしか、水戸っていったかしら、水戸ミツコ。聞いた事がない名前なのよね」つづくむーん。うまく書けんねー。考えようと思っても眠くなってさー。ま、今日はこんなところで勘弁して。
2007.01.14
そんなわけで、元気のない時は元気の出る曲を聴けばいいんですよ。おすすめがこれ、「スーパー戦隊シリーズ30作品記念 全主題歌 THE 5 COLORED MASTERPICE」ですよ。タイトルなげーな。みてたからねー。ヒーローもの。土曜日の夕方はこれのために早く家に帰ったもんだ。ってか30周年か。そういえば、俺も見てたけど、ゴウシも見てるからなぁ。ということは世代でいえば、親子で楽しめるねー。CDは三枚組だけど、俺が知ってるのは1枚目だけだなぁ。うはっ!デンジマンの曲なんて身震いするなぁ~。それにしても内容のない歌詞だな。これでも感動できるんだよ。すげえよ。
2007.01.13
なんだかどうしようもなく泣きたくなることない?理由も今更どうしようもないようなどうでもいいようなことなんだけどさ。って、ここにどんな理由か書こうかと思ったけど、あまりにもどうしようもないことなので書くのやめた。尻つぼみですなぁ。
やっと読み終わりました。三国志。あれー、こんな終り方なんだー。って終り方でした。なんでもできちゃうスーパーマンの孔明だったけど、終盤はきつかったねー。劉備玄徳にあって、孔明にはなかったものがあったんだろうね。でも面白かったよ。登場人物の名前が覚えられんかったけど。
2007.01.12
今日、会社に石川ともひろが来た。だれよ?って思ったけど、今度衆議院議員になる人らしい。へー。なんでも、民主党の衆議院議員の荒井さとしっていう人が今度北海道知事選に出ることになって、その人の後がまになることになったらしい。へー。お、なんか握手を求めてきたぞ。あーあ、目を見て握手しないのか。北海道生まれの北海道育ち?ヨサコイソーラン祭りを企画したアイディアマン?あー、テレビで見たことあるかも。えー、隣町の出身なの?知らんかったねー。何歳?48年生まれ?俺の2コ上か。知らねーなー。函館ラ・サール高校卒業?へー。すごいねー。まぁ、がんばってよ。写真はあくびをするラブちゃんです。
2007.01.11
今朝、夢を見ました。どんな作品に出てもケイジモノになってしまうというニコラスケイジが出ていました。どんな話だったかは覚えていません。何かの話と何かの話が混ざったような話だなぁって思った記憶があります。ちなみに俺は出てきません。DVDを見てるような感じです。ニコラスケイジが何を意味しているのか?誰か教えてください。年末調整で6万円以上も戻ってきました。結構な額ですが次世代機は買いません。8万円のリトグラフを買いました。届いたらちらっと見せてあげますよ。ちらっとね。
2007.01.10
今朝は会社を遅刻して床屋へ行ってきました。ちょっと伸びてくると耳の上の辺がくすぐったくてしょうがないのです。床屋さんがいろいろ話しかけてくるんだけど、適当な相づちばっかりうってました。最近グラフィック(パソコンで絵を書くこと)やってないの?って言われました。そうなんです。なんだかやる気がしないんです。年賀状も作ってないし。会社の古いマックも電源が入らないまま放置してるし。まぁ、しょうがないか。ってことで。この床屋さん、うちの母の同級生で、俺は小学生の頃から通ってるんです。しかもうちの家族の俺と弟に父、じいちゃんまでやってもらってるから、うちの情報、何でも知ってるんだよね。「えー!?そんなこともしってるの?」って話とか、床屋さん経由で知った話とか、結構あるし。逆にね、もしも、この床屋さんがやめちゃったりしたらどうするんだろ?なんて思ったりさ。大学の頃は、下宿の近所の床屋さんに行ってたんだけど、そこのお姉さんが光浦靖子に似てたんだよね。なんとなく。変なメガネもかけてたしさ。動きもなんかカクカクして変だったし。あんまり話しなかったけど。それを誰かに言いたかったけどいう人がいなかった。あるひ、俺が待ってる時、そこの床屋の椅子が壊れたんだよ。いやー、俺がやってもらってる時じゃなくてよかったよ。だって、俺が座ってたら俺が壊したと思われそうじゃない?
2007.01.09
昨日の雪+雨で道路にできたわだちが、今朝の冷え込みで凍ってガチガチのガタガタになっていた。こりゃ、人の力で片付けるのは結構大変だね。今はもう結構とけてると思うけど、それもまた凍ると滑るよ。それにしても眠い。ミルクティーが飲みたい。
2007.01.08
コメント(10)
今日は休みです。雪が降ったら除雪の仕事がありました。晴れなら晴れの仕事がありました。だけど休みってことは、どういうことだったかというと。昨日の夜降ったのが雨混じりのみぞれっぽいやつで、除雪するほどは雪が積もっておらず、しかも風が強く、道路とかすごく滑りやすくなってるんですね。なのでやすみ。そんな天気を気にしながら寝ていたら起きたのは昼過ぎ。昨日の分も寝ましたよ。でもなんだか天気が悪いと暗いのでまだ眠いような気もします。ってもう夕方か。飯も食ってないや。
2007.01.07
今、会社です。昨日なんにも言われなかったので休みかと思って5字過ぎまで三国志読んでました。それなのに朝、仕事だから出て来いという電話が。午前中はなんとか我慢できたものの、昼から眠くてしょうがない。はやくかえりてー。
2007.01.06
まだだらだらしてます。三国志もなかなか読み進めず。曹操が早々に逃げ出したとか、ラクジョウ(という城がある)が落城といった、どうでもいいようなダジャレに反応しながら読んでます。キャメロンディアスが歩きながら携帯で話してるソフトバンクのCM、途中で持ってるものを落とすんだけど、そこにマンホールがあるんだよ。で、持ってるものを拾うんだけど、それと一緒にマンホールの蓋も拾おうとしてたら面白いだろうなぁ。なんて考えたり。TVブロスの番組欄を見て、ル・マグロってのを発見して、なんだかフランスっぽい響きだなぁと思いつつ、新春ドラマスペシャルのルが改行で新春ドラマスペシャル・マグロ「前編」ってなってるのが妙におかしかったり。なんだかまったくどうでもいいような日々を過ごしています。でも、そろそろ床屋くらい行きたくなってきました。あした、天気がよかったら行こうかなぁ。
2007.01.05
実写版ハイジのDVD見ました。面白かったよ。ハイジを知らない人でも楽しめると思うし、知ってる人ももちろん楽しめる内容だと思います。山の風景もきれいだし。風景はもっとゆっくり見たいくらい。気になった点は話の展開が速いこと。やっぱり、アニメを知ってるからね、展開が速いなーって思っちゃう。あと、ヤギの名前が違う。ペーターが愛想悪いこと。セバスチャンが若いこと。チネッテってハイジの登場人物の名前だったのか。ハイジに意地悪をしていたロッテンマイヤーさんがおばあさんになんか言われるシーンはちょっとすっきりするよ。あとねー、ストーリーが微妙に違ってて、「クララが立った」って言うセリフをじいさんが言ってしまうんだよねー。まぁ、それはしょうがないかなーって感じなんだけどさ。とにかく、全体的によかった。30過ぎた男が深夜にひとりで見るようなもんじゃないけどさ。それと、すげーブランコは出てこないよ。
2007.01.04
なんだよー。PK負けかよ。途中で幻のゴール見たいのあったんだけどなあ、俺が入ってないっていう時点でケチがついてたのかもなあ。でもそういう微妙なのも含めてサッカーなんだよね。エースは2年か。まだ一年あるじゃん。がんばれ。駅伝は順天堂が逃げ切ったのか。すごいなぁ。そういえば、PKといえば、PKKとか、PPKとか、PKPだけで、池袋サラとかよりも強いっていう人に勝った事があるよ。いや、バーチャファイターの話。当時、弟の職場が池袋でさ、もちろんその辺で遊んでいたんだろうけど、その友達が遊びに来たことがあるんだよ。で、その人がバーチャファイターが強いって言うんでお相手してもらいました。俺はパンチとかキックしか使わないヒットアンドアウェイで、「そう来られたらどうしようもない」と言わせて、殴り勝ちました。
2007.01.03
なんか、お正月からスポーツなんてエライと思うのよ。駅伝とか、サッカーとか、ラグビーとかさ。寒いのに。みんな家でごろごろしてるのに。外で走ったり、痛いめにあったり大変だと思うよ。それはそうと、室蘭大谷、いい感じだね。結構いけるんじゃないの?イエローカードが気になるけどね。箱根駅伝はすごいなぁ、あの逆転劇。東海大はエースを往路に2人とも入れたんだろ?復路で挽回できるのか?俺は昨日のDVD三昧とはうってかわって漫画を読んでました。三国志。文庫版。全30巻。去年の秋頃に買ったんだよ。箱で。休みに読もうと思ってさ。でもみたら、箱の角をムックにかじられてた。しかも、中身も弟に持ち出されてて、5巻と26~30巻がない。26~30って最後のほうだからいいけど、5巻は序盤だからないと困るよ。なんとかしてくれ。年賀状はモチベーションが上がらず、作る気にならない。懐かしい奴らから来るから返事を出さないといけないんだけどさー。だらだらしたいお年頃なのよ。
2007.01.02
みなさま、あけましておめでとうございます。本年もわたくし、☆りんと、このブログをよろしくお願いしますね。さて、最近やっとたまってたDVDをみることができました。「アルティメット」どっかの動画サイトで冒頭のアクションシーンをみて、おお、すげー!これ見たーい。DVDでたら絶対買おう。と思ってて、買ったものの、その動画サイトで見た以上のインパクトもなく、ストーリーにもひねりがなく、なるほどー、そんなに話題にならなかったわけだー。と思うような作品でした。「ワイルドスピード3」あのツマブキくんのハリウッドでビューは「ゴー!」だけだった。という話題の作品ですが、ちょい役で柴田理恵とかコニシキなんかも出てるよ。それにしてもやっぱり変なアメリカ人から見た日本って感じでした。いや、それでもマシなほうなのか?後半のレースシーンでは眠さに負けて、頭の中で映画のストーリーと全然関係ないシーンを合成しながら見てました。これってすごい技をあみ出したと思うんだけど、どうすごいのかは説明しようがない。「マイアミバイス」潜入捜査の話。俺が映画の登場人物なら白人と黒人のコンビが突然現れたら絶対潜入捜査官だと見破れるな。だって、白人にも黒人にも人気が出るようにそう作ってるんでしょ?それにしても、実際に捜査官が犯人とエッチな関係を持つなんてありえるのだろうか?そんな奴、クビにしろよ。「かもめ食堂」おもしろかったよ。もんちさんが通ってたお店を思い浮かべながら見てました。なんかほのぼのとして、少し笑える。で、少し変。そんな話。まだ、実写版ハイジとか、トリック2とか、弟のところに貸してるのとかもあるんだよね。ガンダムもあるし。なかなか忙しいです。年賀状も作る気になりません。あ、そういえば、中学、高校のときの相棒から久しぶりに年賀状が来た。個展に期待してるって書かれてた。そういえば、最近そういう作品作ってねーなー。なんて返事したらいいだろう。
2007.01.01