「あれよ星屑」が面白かった
いつもマンガ読んでるんだけど、感想書きたい程面白かったことって実はあんまりない。だけど、今回は久しぶりに面白かったので感想を書く。「あれよ星屑」2月に最終の7巻が出たばかりだ。戦後すぐくらいの話。焼け野原でたくましく生きる人々を描いてる。だけど、みんな心の中には傷を持ってる。むしろ傷だらけだ。こっちまで痛々しくなることもある。主人公の門松って奴がどっかで見た人に似てるんだよな。髭の感じとか、表情とか、目の感じとか。でも誰だったかは思い出せない。そのせいかもしれないけど、面白いマンガを読んでるとき、これが実写化されたら誰がこの役をやるかなー。なんて妄想しながら読むことが結構ある。そういう人、少なくないはずだ。この漫画も最初そうだった。ところが、2巻くらいの帯に瑛太が、この作品は実写化してほしくない。って書いてあった。俺も読んでいくうちに、してほしくないっていうか、現代では無理だろうな。って思うようになった。従軍慰安婦とかの話題もここに描いてあることが割とリアルな現状だったのではないかと思う。朝鮮人も日本人として戦っていた。そんな人たちのことは今の韓国ではどう伝わっているのだろう?そして、日本人として生活もしていた。同じ焼け野原で。じいちゃんが橋の下で野良犬をさばいてる朝鮮人の話をしていたのを思い出した。上手にさばくからその様子を、橋の上から見ていたら、「あんたもあげるか」って声をかけられた。って話。じいちゃんは断ったそうだが、その当時の空気感がこの漫画からは漂ってくる。今、いろんな人に読んでもらいたいな。