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前回の日記で俳優と役者を書きましたが、何故役者というのか?
役は登場人物のことで役者は登場人物を演じる者(人)と考えられます。 しかし、狂言や能は者ではなく、師を使っているのか? 職業の地位の高さからくると言われています。 歌舞伎の発祥と狂言と能の発祥の違いです。 歌舞伎の最初は出雲の阿国の女歌舞伎でおそらくストリップ的なことをやり、江戸幕府から禁止されたと記録に残っています。 その後歌舞伎は川原の州に小屋を立て様々な作品を上演した事から歌舞伎役者を川原乞食と言われるようになったと思われます。 役者は、為政者(江戸幕府)とは関係なくスタートし、封建的な制度では地位を得られなかったのです。 その反面能・狂言は、特に武士階級の教養であり、習い事の要素があり、為政者の保護があり、それ故地位が保証されたのだと思われます。 者と師はその当時の社会的地位の差別ではないだろう? 全部がそうだとは言い切れませんが、大体師の着く職業は為政者の下で働いています。 例えば お抱えでは 絵師 庭師 医師 などなど・・・・ でも医者というのがありますね? 医者は庶民をみていた町医者からきているのだろう?・・・ 只戦後歌舞伎界に文化勲章や人間国宝など新しい制度が生まれ、現在は社会的地位が高くなっていますがテレ、映画などを中心に活躍している俳優はまだまだ社会的地位は低いのが現実です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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