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ワゴンデザート

ランチタイムのお客様の７割方はワゴンデザートをお目当てにいらっしゃると言っても過言ではありません。ワゴンは時間も手間も取る為に、今まで幾度と無く「ワゴンをやめようか」という話し合いがもたれた事か。ゆっくり出来るお客様ばかりなら良いのですが、ここは赤坂ビジネス街。昼は1時間で済ませなければならない。という方も多いので12時40分くらいからデザートが集中してしまい、どうしても一つのワゴンではまかないきれない時があり、その度にお客様にご迷惑をおかけしてしまうからです。でもそんな反省会の度に最終的には「でもあれだけ楽しみにして下さっている方が多いからやめられないよね」となります。それで、ここ3年の間に5名様以上のお客様、お急ぎのお客様にはワゴンではなくこちらで決めさせて頂いた3種盛り合わせのデザートをお持ちする、という事でご了承頂いております。さて、このデザートのお陰で男性のお客様から「ここは女性のお店だね」と言われる事もしばしばですが、いえいえ、実は男性のお客様の方が目を輝かせてデザートをお選びになっているのです。うちの一番人気はなんといっても大きなボールで焼いたプリンですが、何故か男性のお客様にこのプリンファンの方が多く「プリンダブル」「プリントリプル」というリクエストは必ず男性のお客様です。うちの父も食べる事が大好きなので、ワゴンをまわってこうした声に出会う度にうちの父もきっとこう言うだろうなあ、、、と感慨深げにまわっています。それからうちは男性のお一人で来てくださる方も本当に多いです。初めて来られた男性のお客様は「女性ばっかりじゃないの？場違いかな？」と言われるのですが、男性の一人のお客様ばかり隣に並んでしまう日もあるのでシェフは喜んでいます。（きっと自分も若い時は一人で色々食べ歩いていたので嬉しいのでしょう）私自身もお一人で来てくださる顧客様が多いのは、居心地がいいからかな？と勝手によい方に解釈しているので、とても嬉しいです。更にその方が暫くして奥様を連れてきて下さったり、すると本当に涙が出る程嬉しいんです。GW中もいつもは会社の方と来てくださるお客様がお休みだからと奥様を連れて来て下さり、「何度も来てるっていうのは内緒ね」とおっしゃりながら「これがおいしいんだよ」とメニューやデザートを説明して下さる姿を拝見して、感無量でした。一番大切な方を連れて来て下さり、本当に本当に心から感謝です。さて、さてすっかり話題はそれてしまいましたが、そんなこんなでここでワゴンをまわっている限りは意外と甘い物好きな男性は多いのだな～というのが私の感想です。　

2005.06.29

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シモンビーズワイン会満席のお知らせ

お昼に更新したばかりですが、とうとう満席になりました。多くの方のお問い合わせ、ご予約ありがとうございました。シェフをはじめスタッフ一同、初めての試みを成功させたい！素敵な会にしたい！と燃えております。後日ワイン会の良いご報告を出来る事を楽しみに、これから準備に入ります。そして、ワイン会でお目にかかれる皆様。お待ち致しております。

2005.06.28

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シモンビーズワイン会３

お蔭様でほぼ満席となりました。ご要望に応じて少し席数を増やしましたのでほんの少しですが、お席をご用意できるようになりました。（アップした時点で埋まってしまっていたらすいません。。。）さて、遅くなって申し訳ございませんがワイン会参加頂いた方全員にエチケットをステッカーにして下さるそうです。しかもパトリック氏のサイン入り！ワイン会って最後に皆さん飲んだワインをメモしたり、エチケットを争奪したりって事が多いですよね、、、という堀内さんと千砂さんのアイディアです。さすが、痒いところに手が届く！と感心してしまいました。普段はエチケットを取っていない、という方も今回は裏がシールになって貼れる様になっていますので、是非記念にお持ち下さい！シモンビーズのエチケットはシンプル＆モダンなのでちょっと額に入れて飾っておいても素敵です。人数も決まってきたので、後はいいお料理を出せる様に、そして素敵な会になる様に頑張ります！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2005.06.28

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スイカ

ご無沙汰しております、録澤です。しばらく書き込みをサボっていました。でも来店いただいたお客様に「頑張って書いてください。」と言われ、「ああ、やっぱり読んでくれてるんだなあ・・・」と嬉しくなり、また早速書いています。昨日は学生時代の友人が神戸から遊びに来ていたので、スズキにディナーを食べにきました。オードブルにガスパチョスープ、そしてメインにはポワソン。スモークサーモンとスズキのポワレ、そしてそれぞれのお魚に合わせて２種類のソース。とてもおいしかったです。ご馳走様でした。友人の一人が結婚するということでお祝いのサービスまでしてくださって、その子もすごく喜んでいました。ありがとうございます。いつもはお店のスタッフとしてお客様にサービスする側からしか見れないのですが、こうして改めてお客として客観的にこのお店を見てみると、やはりお店の色というか個性が強く感じられました。こういうのは小さいお店ならではのものだと思うので、これからも大切にしていきたいと思います。話は変わりますが、わたしの実家は鳥取にあり祖母の家では畑で野菜や果物をたくさん栽培しています。で、先週実家に帰ったときに、今年初スイカ！！！をいただきました。おいしくておいしくてずーっと食べてました。とても大きなスイカで食べても食べてもまだ残ってる・・・・・という幸せな週末でした。自分の話ばかりで失礼しました。　　　　　　　　　　　録澤　由美

2005.06.23

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シモンビーズワイン会２

ＷＥＢ告知だけなのにご予約、お問い合わせのお電話をたくさん頂きまして改めてシモンビーズって人気があるんだなあ、、と再認識させられています。去年のブルゴーニュ生活では千砂さんの日記も公開されていて、毎回葡萄の新鮮な情報、季節の郷土料理のレシピなど楽しみにしていました。今年は更に人数も増えてパワーアップ。市場の情報やロマネコンティ観察日記もあり、日本語だけで独占しとくのはもったいない気もします。そんなブルゴーニュ生活から今回はソムリエールの堀内久美子さんに来て頂きます。（管理者の方は別にいらっしゃいます。こちらもまたワインに熱い方です！）堀内さんはシェフがフランスにいた頃の縁で、現地のワイン情報を色々教えて頂いております。あの頃から最近までフランスでワインに携わっていた久美子さん。羨ましいなあとも思いますが、やっぱりすごい！ワインを本当に愛していないと出来ないなあと思います。異国で何年も過ごすのはやっぱり精神力と体力がいるし、どんどん道を切り開いて今度はこうして日本で活動されて、本当に日本とブルゴーニュの架け橋ですね。「自他共に認めるブルゴーニュワイン好き」のお話。是非楽しんで下さいね♪

2005.06.15

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プティブルゴーニュの夕べ（シモンビーズワイン会）開催のお知らせ。

皆様、フランス料理と全く関係ない話題が続き、閉口されていらっしゃった事でしょう・・・。すいません。さて、今回はワイン会のお知らせです。日時　　　７月９日（土）１８時より料金　　　１５０００円（税・サ込み）　　　　ただし、お支払いはご予約確定の為前払い制となりますので、　　　　当店にて事前にお支払い頂くか、指定口座にお振込み頂くかになります。　　　　人数が限られているので、申し訳ございませんが今回はキャンセル等は　　　　お受けできませんので、日程等よく検討頂いてからご予約頂きます様に　　　　お願い致します。場所　　もちろん当店。ワイン　シモンビーズのものを約４種料理　　ワインに合わせたシェフお任せのメニューです。そして、なんと！今回はシモンビーズからマダムビーズの千砂さんとブルゴーニュ生活スタッフでフランスでワインの勉強を６年以上続けられて、今もブルゴーニュワインに携わっている方が来て下さり、ワインと食事を楽しみながら、ブルゴーニュの話、ワイン造りのお話などを聞けちゃうという何ともお得な会です。既に予約が入ってきているので、定員になり次第終了とさせて頂きます。お支払いが振り込み等ちょっとややこしいのですが、当店だけの募集ではないので何卒、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。生産者と直接話す機会はめったにないですし、お二方ともとても気さくで、ワインとブルゴーニュを愛する気持ちにあふれている方ですので、お話を聞くと何だか元気を頂けます。肩肘張らず、純粋に楽しめる会にしたいと思っておりますのでワインだけでなくフランスの文化等に興味のある方も是非いらして下さい！　　　　

2005.06.14

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クワガタ！

今週、先週と新メニューの打ち込み、HPアップ、DM、や諸々で少々疲れ気味。更に調理場の暑さがいよいよ本番を迎え（上の棚に置いてあるタッパーが熱で変形します）、スタッフの食欲も水分を取る量と反比例。危ない、危ない。そんな週末。我が家にちょっとした騒動が！夜洗濯物を干そうとベランダの戸を開けるとな、なんと黒い物体が。「キャーゴキブリか？」と見構えると、クワガタでした。いるんですね～。大都会東京にも。←田舎者なのですいません。早速、メロンをあげるも知らん振り。「まあ、可愛くないわ～」とほっといて寝ると翌日メロンがかりかりになっていました。きっとお腹が空いていたんですね。きっと東京では食べられるものがなかったんだわ。この子は埼玉、千葉あたりからもしかしたらはるばる飛んできたのかしら？と急に切なくなり、「この子は絶対私が守るわ」と固く心に誓いましたが、シェフの「飼うって事は殺すって事だよ。逃がしなさい」という一言で打ち砕かれました（涙）今頃どうしているのかな？お腹が空いたら、フランス国旗を目指しておいでね。

2005.06.14

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MOTIで送別会

先週いっぱいであがるスタッフの送別会。うちの送別会はランチ終了後（ディナー終了後だと２４時開始とかになってしまうので・・・）に行うのが恒例で、となるとどんなに頑張っても１５時開始という事でたいていのお店は大抵がアイドルタイム（休憩＆準備中）に入っています。ので、お店を探すのは毎回一苦労。今回は日曜に私達が子供連れでよく利用する「MOTI]に決定。決定理由はそのスタッフがインド旅行をした事があるのと、ランチディナー通しでやっている事。あとはスタッフでの食事会はいつも勉強の為にフレンチばかりなので、たまにはインド料理も新鮮かな～という事で。このMOTI。ご存知の通り赤坂に２軒あり、スタッフは皆インドの方。たまに日本語にまだ慣れていらっしゃらない方もいたりでインドインドを楽しめます。ランチもすごくリーゾナブルで（ごめんね。安い送別会で）約１０００円で３種のカレーと特大ナンを楽しめます。ナンが届くなり「でけ～！！」と大声で叫ぶスタッフあり。周りなどお構い無しです。でも連れてきた甲斐があったと言うもの。かわいいですね。若い子は。周りから見たら明らかに怪しい集団。（年齢層も様々、間違っても会社勤めという感じではない等）他のお店に勉強会に行く時は警戒される事も多いのですが、ここでは全くほっとかれっぱなしなので、こちらも気を負わずにまかないタイムを楽しむ事が出来ました。そういう雰囲気も大切だなあ、、と改めて思いました。今まで頑張ってくれた、S君。本当にありがとう。皆が疲れきっている時も明るく話題を出してくれて、そういう気遣いが本当に助かっていました。これからが正念場だけど、くじけず頑張って欲しいなあ、、と思います。そして近い将来の開店の報告を待っています。

2005.06.14

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パンのお供に。

以前のブログでもマダムが少し触れましたが、当店では自家製パンと一緒に『ストンプ』をお出ししています。初めて『ストンプ』を見たお客様は「これなんでしょうか？？｣と不思議そうにされるのですがこれはじゃが芋と白菜で作られていて、パンに添えてお召し上がりいただくものです。とても気に入って下さっているお客様も多く、パンと一緒にお替りされる方もちらほらと・・・。作り方を訊ねられることも多いので、ここで簡単に作り方を紹介します。まず、じゃが芋を皮ごと蒸し器にかけます。竹串がスッと入るようになるまで、しっかり火を入れます。蒸し上がったら熱々のうちにすばやく皮をむいて、フォークの背などでつぶし、バターと塩で軽く味付けをします。白菜は1センチ角くらいに切って、ごく軽く火を入れておきます。白菜の味付けは塩、バター、ベース（ご家庭で作る場合は市販のコンソメの素など）で。じゃが芋と白菜を合わせて、最後にもう一度塩と“あるスパイス”で味を調えます。美味しく作るにはいくつかコツがあります。まず、じゃが芋をしっかりと蒸すこと。（じゃが芋の甘みがしっかり出ます）そして熱々のうちに皮をむいてつぶすこと。（じゃが芋が冷めるまで放っておくと、芋に粘りが出てしまって、美味しくなくな　ります）そしてつぶす時はある程度じゃが芋の食感も残すように、粗くつぶしてもいいかもしれません。ストンプは色々な味付けでアレンジできるので、皆さんも楽しんでみてください。　　　　　　　　　　　　　　　　録澤　由美　　　　　　

2005.06.09

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まぐろのタルタル　style1995

本当に軽く（あまり香りをつけない様に）スモークしたマグロをうちのアンチョビドレッシングと粒マスタードで和えたたまねぎ、胡瓜、ケイパー、ピクルスの上におきます。お皿には少しのヴァージンオイルとディルを敷いてありますので色も薄いエメラルドグリーンが涼しげです。今日みたいに暑い日にはやっぱりいいですね～。クーラーがんがんの部屋できりっと冷したサンセールやシャブリにさっぱりと合わせて、ゆっくり涼しみたい！という感じです。アンチョビの塩分とケイパーがアクセントになり、味がかなり締まっているので白なら割とどれでも負けなさそうですが、パンがどんどん進んでしまいそうな危険な香りがします。皆様ご注意を☆さて、１９９５ですがシェフに聞いたところシェフがルギンザで初めてメニューに入れてもらった料理だそうです。専門学校を出て、就職してずっと下積みで、何度かまかない等で無理やり料理長のところに料理を運んで行ったり、という事もあったようです。そしてようやく認められたのがこの「マグロのタルタル」だった様でとても思い出深い一皿だそうです。そしてこの後、ルギンザを卒業してフランスへと旅立ちました。そういう意味でも１９９５というのはシェフにとって人生の転機となった年です。

2005.06.08

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コートドールの想い出

フランスに留学中、シェフにソリューの「ラ　コートドール」に連れて行ってもらいました。人生で初めて行った、３つ星レストランだと思います。その頃は学生で本場のマナー等は全く知らず、最初にアペリティフを飲む場所で銀のトレーにたくさんのったアミューズを取る手もぎこちなく、サービスの女性に「くすっ」と笑われてしまったのを覚えています。調理場スタッフ、サービススタッフが「あの俊のコピンヌ（ガールフレンド）！」＊注：実家がお寺のシェフは俊英という名前も持っています。という事でたくさん出てきたのを覚えています。コートドールは三つ星でも決して気取る事無く、こうした家庭的な雰囲気を持っています。それがロワゾーの人柄ではないかな、と思います。実はコートドールに食事に行く１ヶ月ほど前、ソリューで物産展があり、シェフとコートドール前の駐車場に車を止めて見に行った事がありました。さあ、帰ろうと車に乗り込み、後ろで何やらいじっているシェフをよそに助手席でポテトチップスをばりばりやっていた私。「コンコン」と窓ガラスを叩く音に横を向くと、満面の笑みで窓ガラスに顔をくっつけたつるっぱげのおじさんが！するとシェフが「ロワゾー！ノンシェフ！」と。そうです。ロワゾー氏でした。うちのシェフもあまりの突然の事に「ロワゾー！」と呼び捨てにしてしまったらしい。でもあんなにすごい人なのに、こういうお茶目な事をする人なんだ、と今でも思い出すと笑ってしまいます。さて初めてロワゾーに行った時、シェフの為に庭に面した部屋を貸切にしてくれ（ほんとはこんな若造の日本人２人組は他のお客様に会わせたくなかったのかも）メートルドテールのユベールがサービスしてくれました。フロマージュを選ぶ時何とかフランス語で自分も返そうとする私を見て、「彼女はフランス語が話せるの？」と少し驚いてシェフに聞いていたので「本の少ししか話せない、、、」と私が言うと「そんなの全然問題なし！だって私だって日本語は話せない。同じ事じゃない？」と言われ、目からうろこが落ちる様でした。サービスってこういう事ではなかろうか、と。それから日本に帰り、５年経ってから久々にお正月にまた伺う機会がありました。調理場に顔を出すと、ロワゾー氏はすごく喜んでくれ、「レストランの調子はどうなの？流行ってる？」と心配してくれていました。思えばそれからたった２ヶ月でこの世からロワゾー氏はいなくなってしまったのですが、いつもの様に笑っていてもやっぱり疲労感が顔に出ていたかも、と思います。どうしてあの年に「フランスにもう一度行こう！」と決心を固めたのか。今でも私は天のめぐり合わせではないのか、と思います。神様がもう一度最後にロワゾーに会わせてくれたんじゃないか、って。ロワゾー氏が亡くなった時、「星を失うのが怖かったんじゃないか」とジャーナリスト達は言っていました。ロワゾー氏は常に「美味しいもの」の事を考えていた、とシェフはよく言います。調理場にひょっこり顔を出しては、シェフに「アッシュドブッフ、アッシュドブッフ」と連呼して、冷蔵庫につれていかれ、ミンチのお肉を焼いたハンバーグの様なものを作れ、と催促したり、その味が自分の想像したものじゃないと、何度もやり直しさせて、満足すると子供の様に喜んで、、、。お店が大きくなって、市販品をスーパーに出したり、パリに３つのビストロを作ってみたり、ロワゾー氏の名前が一人歩きした頃からだんだん歯車が狂いだしてきたのかな、と思います。実際、お正月に行った時には新しいレストランを作るのでまたお金がかかるんだという話をしていたので、お料理の事だけを考えればよかった頃とはもう違うんだなぁ、、、と後から考えて何だか切なくなりました。さて久々のコートドール。初訪問の時とは違い、あれからうちのレストランが開店し、仕事柄都内や関西色々なレストランを見て、フランスの星レストランにも足を運んでからの再訪です。それでもやっぱりダントツだとおもいました。私達のテーブルを中心にくるくるとワルツを踊るようにサービスが施され、オーケストラの様にお皿が調和し、、、、。まるで夢の世界のようでした。お料理も本当にどれをとっても完璧に美味しいのですが、やっぱり魅力はユベールを中心としたサービスだと思います。ホスピタリティの一言に尽きると思います。私はサービスでの経験は皆無に等しく、洗練された動きも出来ません。でもいつもこのユベールの姿勢が頭の中にあり、足元にも及びませんが、永遠に私の憧れです。ロワゾーの訃報を聞き、すぐにメールを打った返事は「パトリック（シェフ）とユベールが柱となって、今まで通りのコートドールがいつでもここにあるよ」というものでした。素敵な話だな、と思います。それもやっぱりロワゾーという人間の魅力なのでしょう。

2005.06.07

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明日から夏のメニューに変わります。

明日ランチタイムより、メニューが初夏バージョンに変わります。まだHPの方へはアップ出来ていませんが、今日中には書き換えたいと思っています。で、一足先にこちらでお勧めを少しご紹介致したいと思います。まずは暑い夏にはやっぱりこれ！「夏の定番！ガスパチョスープ。バジルの香り」です。ガスパチョは冷たい野菜のスープで、酸味、野菜の甘み、バジルの香りが食欲をそそります。それからスープで一番人気になると思われるのが、「胡瓜とシェーブルチーズのスープ」シェーブルの塩がスープをきゅっと引締めることでしょう。ワインも進みそうです。他にも冷たい前菜を増やし,「マグロのターターstyle1995」何が1995なのか後日改めて「スコットランド産サーモンのマリネ、ディルの香り」など今年はいつもとちょっと違ったお料理も出すようです。メインでは「仔羊モモ肉のロースト塩殻包み　ロマランの香り」これは絶対おいしいよ！とシェフ絶賛です。「イベリコ豚のロティ　酸味の効いたソース」「鴨とフォアグラのソテー」等以前の人気メニューもアレンジして帰ってきました。書いていると止まらなくなってくるのでこれから少しずつ画像つきでご紹介していきたいと思います。

2005.06.07

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追記

ワイン画像です。ってわざわざアップするほどのものでもなかったりして、、。

2005.06.06

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スタッフよもや話

またしても更新が、、、。本当にすいません。でも「見てるよ～」「あれ作ってみたよ」等皆様からのメールを頂いて嬉しい限りです。またスタッフの記述にもコメントを頂いたりして、本当にありがとうございます。うちのスタッフは平均年齢が若い方だと思います。グランメゾンの様にいい年齢のしっかりと経験を積んだスタッフというのはやっぱりうちの様な小さなお店では難しいからです。そういう点ではご迷惑をおかけする事も多々あると思いますが、皆「おいしいものを作りたい」「お客様に喜んで頂きたい」という気持ちは人一倍強いです。またそういう気持ちがないとこの仕事は続けられないと思います。そして調理場の中では鬼と化するシェフと毎日細かい事まで小言小言の私という厳しい環境の下で本当によく頑張っているなあ、、、と私なんかは思います。実際耐えられず、逃げ出した子もいますから！そういう状況を見てきて、６年が経ちました。色々な子がいて個性もそれぞれ。作るまかないも本当に個性があります。とんがった味でどんどん攻めてくる子。疲れた体にすーっと入ってくる優しい味の子。よーっし！ディナーも頑張るぞ！と元気を分けてくれる子。ねえねえこれどうやって作るの？と思わずレシピを盗みたくなる子。ランチの後の私の最大の楽しみはこの個性あふれるまかないを食べる事！です。うちはまかないはシフト制で、毎日違う味が楽しめます。作る子はシフトを見て「あ～明日俺だ！」と前日から頭が痛いようです。ちなみにうちでパンと一緒にお出ししている「ストンプ」はまかない作ったものにシェフが手を加えて今の形になりました。皆仕事をしながらあり合わせで作るので本当にすごいなあ、、と感心。時々「マダムのまかない食べてみたいです」と逆襲されたり、しますがそれだけは絶対お断りです。という事で近々まかないの様子やレシピもアップしたいと思います。ただし、材料は主にくず野菜、魚のアラ、肉の切れ端、等なのでちょっと揃えるのが難しいかも、、、、。ブロッコリーの芯のお味噌汁とかうちでは定番ですから！という事でかなりの雑談トーク。興味の無い方本当にごめんなさい。今週からメニューを新しくする為に今仕込んでいるところなので２，３日のうちに新しいお皿、メニューのお勧め等をご紹介できると思いますので、お許し下さい。そうそう上の画像はこうして書きながら飲んでいるワインです。（不謹慎だとお怒りにならないで下さい！）大体３日で２本ペースで開けるので、家で飲むのはデイリーな１５００円以下のブルゴーニュ！？と心に決めているのですが、やっぱりブルゴーニュは高い！という事でどうしてもパストゥグランとかボジョレ、ブルゴーニュルージュになってしまいます。でもこの値段でブルゴーニュを探すのは本当に難しい！いいのがあれば是非是非教えて下さい。個人的にタンニン全速力～みたいなワイン（どんなワインだ！）が苦手なのでどうしてもピノノワールやかわいいガメイに偏ってしまいますが、お店で久々に違うセパージュを開けるとうーん！と新鮮な発見があります。それからお客様が「これ、美味しいんだよ！」と持ち込みされるワインもいつも楽しみです。現在私自身ディナーはほとんどお休み頂いているので、こうした楽しみも減りましたがいつかこうした時間を取り戻したいと思っておりますのでその時はよろしくお願い致します。

2005.06.06

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ワインリスト

「ワインリストをHPにアップして欲しい」というお電話を時々頂くようになりました。確かにワインの小売業者ならそれもいいのでしょうが、うちのワインはシェフのお料理を想像しながら、その日の気分も合わせて、ゆっくりと選んで頂きたいという想いから、公開するのは差し控えております。実際レストランでのワイン選びというメインイベントを奪ってしまうと楽しみがぐっと減ってしまいますよね。もちろん、記念日や接待等で当日はその時間を短縮したいという方には事前にお電話でご予算とお料理に合わせてご相談承っております。という事で全ては無理ですが、少しづつリストのワインの紹介をこちらでしていきたいと思います。まずは手頃なACブルゴーニュから。2002　Bourgogne La Gibryotte Dugat2000 Bourgogne Claude Dugat1998 Des Charmes au Chatelain Denis Mortet1995 Bourgogne Hubert Lignier　　　　　　　　　　　　　　　　　　　他約15種数年前に爆発的な人気を誇ったDUGATですが、ロバートパーカー氏の100点評価（グリオットシャンベルタン’96）にノンフィルターで造った力強さがうけて、日本での仕入れ価格はうなぎ上り、手に入りにくい状況が続いていました。現在ではその値段の高騰からか、日本でのワインの嗜好が少し変わってきたのか、以前の様な状況ではなくなりました。が、相変わらずACブルゴーニュでこの値段！とワイン雑誌等ではその価格帯が取り上げられています。そんなDugatを気軽に楽しみたい人にお勧めなのが、ネゴシアン部門の“La Gibryotte”です。

2005.06.01

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