昨夜のお気に入り!
今日はとても気持ちのよい晴れ方をしてます。こんな日はどこか緑がたっぷりの高原や海の見えるところへ思いっきりお出かけしたくなります・・・。気温は低いようですが、まさに初春の日差しといった感じです。さて昨夜も色んなワインが出て、何種類か味見させていただきました。その中でも特に気に入ったものが上の写真に載せた2本!写真の向かって右側がジャイエ・ジルのオー・コート・ド・ニュイの白。1998年。これはもう最後の一本だったのでうちのワインリストからはこれで消えてしまう事になり残念なのですが、とてもいい感じに熟成していたワインです。辛口なのですが、喉を通った後に奥にふわっとコクや甘味のようなものが残る感じ。その時お客様が召し上がったお料理のメインディッシュは六白豚のソテーだったのですが、ソースも自家製ピクルスを使った酸味のあるソースで、そのお料理とも良く合っていたと思います。このくらい味わいを楽しめるワインならオードブルからメインまでこれ一本で満足です。このジャイエ・ジルのワインはニュイの方は終わったのですが、オー・コート・ド・ボーヌの方はまだあります。ただ、ニュイのほうがアイテム的に貴重だということで私もお勧めしてましたので先に終わってしまいました。でもボーヌのほうも美味しいんですよ。うちでワインをお選びになる際は是非気に掛けてみてください。ちなみにお値段はフルボトルで8,400円(税込)になります。あともう一本、写真の向かって左側の赤ワインはシャトー・サント・ローズリーヌのクリュ・クラッセ2003年です。シャトー・サント・ローズリーヌはプロヴァンス地方の中でも特別なテロワールでのブドウ栽培を7世紀にも亘って行っていて、1955年にクリュ・クラッセに格付けされたシャトーです。粘土石灰質の土壌に深く根を張った葡萄の木からできるこのワインは果実味・タンニンともにしっかりと骨太で、私も一口飲んでみて、これは美味しい!!と真っ直ぐに思いました。渋味の中に果実の甘さが活きているという味わいのあるワインです。渋味が口の中を通り過ぎた後に、果実の甘さが口の中に柔らかく広がります。私は普段はどうしてもブルゴーニュワインに接する機会のほうが多いのですが、これからは今まであまり接する機会の無かった地方のワインにも目を向けて、美味しくて飲みやすくリーズナブルにお出しできるワインも仕入れてみようと思っています。roku