前回記事はグーグルのストリートビューを紹介したけれど、今度はグーグルアース
ただいまネット上ではグーグルアースを利用して世界中の面白い地形を探し出すことが盛んだけれども、これは楽しいことは楽しいけれどもなんとも時間がかかる
やっぱり誰かが調べてくれたのを見る方が楽かもしれない
●グーグルアースが暴いた「謎の中国最強原潜」
グーグルアース(Google Earth)が中国の最高軍事機密を暴き出した。その画像がインターネットで、世界中に流れ、お茶の間でも閲覧できる時代が到来した。グーグルアースは"神の目"なのか。
中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「ジン(晋)級」戦略ミサイル原潜(094型SSBN)について、米国の民間組織「全米科学者連盟」(FAS)の核専門家、ハンス・クリステンセン氏は5日、米国の商業衛星、クイックバード(Quickbird)が初めて撮影に成功した画像をインターネット上で公開した。実はこの画像は、グーグルアースのウェブサイトに公開されていたのを、クリステンセン氏が見つけ出した。
「ジン級」戦略ミサイル原潜が撮影されたのは昨年の末ごろで、大連(中国遼寧省)近郊の小平島海軍基地に停泊中を衛星がとらえた。画像の解析結果によると、艦の全長は133メートル。旧型の「シャー(夏)級」戦略ミサイル原潜より約10メートル大型化し、衛星画像の比較ではミサイル区画が広がったことが確認された。
旧型のミサイル発射筒は計12基。新型艦では16基が搭載可能との情報があるが、クリステンセン氏は「この画像ではハッチの数まで確認できない」としている。
ロイター通信によると、「ジン級」戦略原潜は、ロシアの「ビクター級III」級攻撃原潜を基に開発されたとみられる。「ジン級」戦略ミサイル原潜には、米本土への核攻撃能力をめざす国産のJL(巨浪)2型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の搭載が伝えられる。昨年12月に公表された米海軍情報部の報告書は、中国が同型艦を5隻体制で運用すると分析していた。(ワシントン 山本秀也)