東京・秋葉原地区限定のニュースで恐縮です。が、これはかなりの衝撃。
東京・秋葉原でラオックスのコンピュータ館を知らない者は居ないほどの超有名スポット。パソコンマニアにとっては東京タワーが港区芝公園にある事は知らなくても、ラオックス・コンピュータ館と言えば目隠ししてでも行けるぐらいでしょう。
先日紹介した推定日本国内での売り上げNo.1 自動販売機はチチブデンキ前というよりラオックス・コンピュータ館の対面にあるからかもしれない。それぐらい集客力が凄かったのだ。
その昔、1階は書籍売り場。今は携帯電話とかパソコン売り場になっているけれども、パソコン関連の書籍だけを集めて陳列した功績は大きく、インターネットなんて言う言葉が存在しない当時、どれだけ役に立ったかは、身をもって体験した者でなければ分かるまい。なにしろ情報を集めたかったら、ここで立ち読みするのが一番早かったのだ。
当時お金の無かった私はひたすら情報盗み取りに専念したが、この太っ腹な精神にいたく感動した事は改めてここに記しておきたいと思う。
分からない事、知りたい事があったときに何度原チャリを飛ばして、コンピュータ館に行った事か?もちろんその恩義はラオックス・Mac館でたっぷりと利息を付けて返したことは言うまでもない。
●2006年09月23日 Macintoshの使用歴-その3
●2006年09月16日 Macintoshの使用歴-その2
今思えば万世橋の角にモバイル機器専門店を開店した頃から、斜陽化していったような。確かあれも1年前後で閉店したような気がするし。
栄枯盛衰、ドッグイヤーと呼ばれるこの業界の厳しさを改めて感じた次第である。
以下全文引用(それしにてもengadgetは情報早すぎ)
●ラオックス「ザ・コン館」、今秋で閉鎖
Posted Aug 3rd 2007 4:00AM by Ittousai
プレスリリースによると、ラオックス株式会社は秋葉原のフラッグシップ店「ザ・コン」こと「ザ・コンピュータ館」を9月30日をもって閉鎖するとのこと。理由は運用効率の低い大型店舗の売却により財務体質を強化するため。
ラオックスは4年前に400億円を超えていた有利子負債を19年8月3日現在で55億66百万円まで圧縮するなど経営再建・財務体質強化に取り組んできましたが、今度の「ザ・コン」売却により今期中に有利子負債を完済する見込み。
ザ・コンといえば価格だけを見れば血で血を洗う安売り抗争を繰り返す足下のショップと比べて必ずしも有利ではなく、深く濃い品揃えでいえばやはり各分野の専門店に譲っていたものの、一店でとりあえず全部揃う安心の品揃えで堂々たる存在感を誇っていた店舗。特に書籍売り場にはお世話になった方も多いのではないでしょうか。90年代以来、秋葉原のランドマークのひとつだっただけに感慨深い知らせです。
現在のザ・コンは9月30日に閉館しますが、移転して新たなTHE COMPUTER館を運営するかは検討中とのこと。
●ラオックス、「ザ・コンピュータ館」閉鎖を発表——9月30日閉店
2007年08月03日 17時46分 更新
ラオックスは、同社経営の秋葉原の大型店舗「ザ・コンピュータ館」の売却を発表した。閉店は9月30日の予定で、今後の引継ぎ営業については未定。
ラオックスは8月3日、同社経営の秋葉原の大型店舗「ザ・コンピュータ館」の売却を発表した。今回の売却は、同社の経営再建の一環として行われるもので、土地と建物を合わせて譲渡することにより、今期中での有利子負債の完済を目指すとしている。
なお、同ビルの営業については9月30日付けにていったん閉鎖する予定。代替地を用意して「ザ・コンピュータ館」名義を冠しての営業を行うかどうかについては、現在検討中となっている。
詳細については詳細が判明次第、続報をお伝えしていく予定だ。