確か今年に初めに発売されたはずだが、家電量販店の店頭ではまず見かけることがない、けれどもそれなりに関心のあったのがWizpy(ウィズピー)。
最大の売りはこのわずか50g小さなモバイルメディアに内蔵されているLinuxからPCを起動することが出来ますよ、というもの。つまり外出先のWindowsマシンにUSB2.0で接続すると、自分だけのLinux環境で利用出来ます、ということなのだ。
他にも動画や音楽再生機能などがあるが、携帯電話やiPodなどと比較すると正直なところ見劣りする。重たいPCは持ち歩きたくないけれども、外出先でPCを利用することの多い人を対象としている。外出先でWindows Mobile 6.0が起動出来るならともかく、LinuxでPCを起動したいと思う人がどれだけいるのかは疑問符がつくし、まあ早い話がマニア向けの製品なのだ。
で、先日のその店頭デモが行われていたので初めて実機に触ってみた。TuoboLinuxは自宅でも利用しているので特に戸惑うことは無かったが、結構反応がいいのには驚いた。もっとモッサリを予想していたのだが、割とサクサク動く。期待に反して『これ、いいじゃない?』と思ってしまった。
自分が普段利用している環境をこの50gの中に持ち込んで外出先でも利用出来るとすればかなり素晴らしいのだが、問題は価格。4GBで29800円はちょっと高いかな。20000円前後だったら新型PSPよりもこっちを買いそう。
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