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ご覧のように表参道ヒルズの入口サインが変更となっている。 従来の吊り下げタイプの文字だとちょっと大人しいから、もう少し存在感のあるサインに切り替え、正面入口であることを知らしめるのが目的だろうと思う。横方向に広がる表参道ヒルズの利点を活かし、黒色一色の背景にアクリル透明文字の仕上がりで来た。このタイプのサインで気をつけることはただ一つ、どの角度から見ても表面が波打っていないよう、凸凹感が感じられないように極力平坦な仕上がりとすることだ。 紙の上に鉛筆で直線をまっすぐ書く時は、誰でも定規を利用して線を引く。定規を利用しないとフリーハンドではまっすぐな直線を綺麗に描くことは難しいからだ。それと同じで、これだけ横方向に広がりを見せる壁面サインは、まっすぐに凸凹がないように見せることが大事。その点、この表参道ヒルズの壁面サインはとても上品な仕上がりを見せる。凸凹感は全く感じられないし、塗装も綺麗。 それに一番右側の縦方向の壁面サイン、おそらく定形外寸法なので作るのに苦労しただろう。が、そんなことは全く感じさせない丁寧な仕上がりはとても素晴らしい。ただ以前のサインと今回のそれとを比較して改めてリニューアルの難しさを感じてしまったのも事実。製品自体の仕上がりは文句なしなのだが、こうしてみると壁面サイン自体に厚みが感じられてしまうのだ。 もちろんこれが必要最低限度の厚さで、これ以上薄くするのは技術的に無理なのは分かるが、個人的には変更前の吊り下げサインの方がすっきりしていて好み。正面玄関であることの存在感は当然ながらリニューアル後のサインに軍配が上がるのだが、果たしてどちらがいいのかは難しい問題だと思う。
過去に掲載した『表参道の散策シリーズ(No.1~No.37)』はこちらから ●2008年06月18日 ●1965年頃の表参道の風景● ●2008年04月22日 ●こだわりのパンとケーキ"オパトカ(opatoca)"● ●2008年04月18日 ●表参道の散策-その35●東京ユニオン教会の広告● ●2008年04月15日 ●表参道の散策-その34●GUCCIの広告● ●2008年04月11日 ●表参道の散策-その33●北青山3丁目テナントビル● ●2008年04月02日 ●表参道の散策-その32●セントグレース大聖堂の桜が満開● ●2008年02月22日 ●表参道の散策-その31●いろいろなお店のファサード● ●2008年02月15日 ●表参道の散策-その30●KDDIデザイニングスタジオの桜● ●2008年01月11日 ●表参道の散策-その29●ヴェロックス北青山ディベロップメント● ●2007年12月27日 ●表参道ヒルズ SMAP SHOPの行列● ●2007年12月19日 ●表参道の路地裏を散策すると●(No.1~No.27)
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Last updated
2008年06月30日 14時42分37秒
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