ファーレ立川アート作品の第63回目掲載です。
ウサギとカメの物語はいくら実力があっても油断していると出し抜かれてしまう例として多く用いられるが、Wikipedia(ウィキペディア)によると諸説紛々。久方ぶりにその童話の内容を調べてみたが、中には亀が計略を用いてウサギを騙す話もあるようで面白かった。悠々自適のマイペースの亀に対し、耳がピンと立ってきょとんとしたかのように見えるウサギの表情がとても印象的だ。
以下全文引用
コアシティ立川南側のギャラリーロードに、藤原吉志子さんの車止めとしての彫刻作品があります。一見してすぐにわかることは、これが「ウサギとカメのかけくらべ」のおとぎ話をもとにした彫刻であるということです。さらによく見ると、ウサギとカメが登っている山はアイロンの形をしていることがわかります。そして、このアイロンの山には、熱くなる面にあたる部分に小さな家がくっついています。
これはとても童話的な作品で、楽しいものです。美術というのは、深刻なメッセージや難しい理論を含むものもありますが、一方でこのように親しみやすいものもあるのですね。藤原さん自身も、このような楽しい作品ばかりでなく、鋭い社会批判をこめた作品も制作しています。作品には、「ウサギとカメ」という題が付けられています。
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