ただいまネット上の話題はiPhone一色。国産携帯電話とは一味異なる魅力に溢れるiPhoneだが、実は同じく7月11日に発売された携帯電話(PHS)があるのだ。常識で考えれば埋没するのは確実だから一週間程度でもずらせば良かったのにと思うのだが、ウィルコムからすれば相当の自信があるのだろう。が、現在のところ一部のマニアで盛り上がっているだけで今ひとつの感じがしないでもない。
でも前にも書いたけれどもこのウィルコムD4、ちょっと侮れない実力を秘めているのだ。
●Intelの小型端末向けCPU「Atom」を搭載
●OSにWindows Vistaを採用
●W-OAM対応のW-SIMがサポートされ、イヤホンマイクやBluetoothヘッドセットを使い通話が可能。
●別売りの電話型Bluetoothハンドセットも用意される。
●無線LANはIEEE802.11b/gをサポート。
●別売りのクレードルでは有線LAN接続も利用可能。
この手のモバイル機器好きな人間にとっては秘めたる魅力に満ちあふれており、思わず欲しくなる端末と言っていいかもしれない。が、いいところばかりでもなく当然短所もあり、多くの人が注目していたのはバッテリーとメモリの二つだったと思う。特にバッテリーの持ち時間については発売直前まで公式ホームページには"計測中"なる文言がずっと掲載されており、まさか発売までずっと秘匿するつもりか?と思ったものだ。
最終的に発表された数字は標準バッテリーパックが1.5時間で大容量バッテリーパックが4.5時間。標準で1.5時間ということは実働60分満たないのでは?と予想されるが、気になる方は当然大容量バッテリーパックを購入しなければならないだろう。そしてWindows
Vista搭載でメモリ1GB固定はかなり問題がありそうだが、各種掲示板の書き込みを読む限りでは思ったよりも動くと肯定的な意見が多いような気がする。
すでにネット上では標準の40GBから80GBにハードディスクを換装した実例も報告されており、買ってくるや否や即、分解、HD交換を楽しむマニアもいるようだ。そしてこのD4、今のところの最大の関心事はVistaからXPへのダウングレードが可能かどうかだが、現在のところ成功例は上がってきていない。もちろんウィルコムの動作保証外となるわけだから有志が自己責任で行わなくてはならないけれど、可能性は低いものの期待したいところだ。
まだ実機を見たことがないので大きさやら操作性が実感としてわかないが、ハードウェアの剛性感が高くモッサリ出なければぜひとも購入したい1台。どうも今ひとつだったらEMONSTER S11HTあたりでも買おうかな?
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