先週書いた『パーソナルコミュニケーター "mylo(マイロ)"の魅力』の続きです。
●Communication
SkypeとGoogle Talkのソフトが搭載されているが、主に使用しているのはSkype。自宅内の無線LAN経由で一般固定電話へ発信しているが、多少音声が曇っているかな?という感じがする時はあるものの、通常の固定電話と同様に音声品質は高い。
もちろん断線などは皆無でこの分だったら充分に実用に耐えられるというか、一般固定電話の代わりに使用しても何ら問題はなしと言っていいと思う。耳に当てた時もちょっと幅の広い携帯電話みたいなもので操作上の支障はほとんどない。
●RSS/Podcast
まだ利用しておらず
●Web
一番頻繁に使う機能だけに期待はしていたが、画面の綺麗さではiPod touchを上回るものの、操作性ではiPod touchより数段落ちる。やはりiPod touchのタッチスクリーンは非常に素晴らしく、web閲覧する時にはmyloより遙かに快適。
もちろんmyloが悪いというわけではないものの、iPod touchとmyloの2台があったら誰でもiPod touchの方が快適に操作出来ると思う。一部掲示板ではwebの画面の切り替えが遅いという指摘も合ったかと思うが、それほど気になるレベルではない。あとは有志によるmylo専用2chリーダーが開発されれば文句なし。
PSPもそうだが、このmyloも自分が見たい場所で画面を止めることが出来ないのがつらい。iPod touchのようにあと1ミリ画面をずらすという微調整が出来た方が便利だと思う。
●Music
iPod touchは音声の外部出力機能が無いためにイヤホンで音楽を聴かなければならないが、myloは音声出力機能があるため非常に便利。ただ音楽はメモリを結構必要とするために、複数のソフトを楽しむことが出来ない時がある。
例えば音楽を聴きながらwebを楽しんだり、写真集を見たりすることが出来ないのだ。個人的にはマルチタスクが難しいのがmyloの最大の欠点だと思っている。
まだ真剣にmyloのシステム構造を調べたことが無いので憶測だが、メモリ管理が結構甘いような気がしてならない。聞くところによるとLinuxを採用しているらしいが、2本ソフト立ち上げでもOKの時と不可の時があるからだ。
時間があればネット上から先達の"結果報告"を吸い上げて分析するところだが、正直myloまでは守備範囲に加えるのはしんどい。時間があれば次回ここに再度掲載したいと思う。
●Photo
一応写真を楽しむ機能は付いているものの、iPod touchと比較すると平凡。この写真を楽しんでみせる機能はiPod touchの独壇場かもしれない。
以前仕事で顧客にiPod touchに収録されているサインの写真を見せたことがあるが、手品でも見るかのようにずっと注目して見ていたのが印象的だ。まるで本をめくるようにひらひらと写真が切り替わるから面白いこと、この上なし。myloもそれぐらい遊び心があってもいいかもしれない。
●Video
ニコニコ動画、YouTubeから好みの動画をダウンロード、iPod touch用に変換した動画をmyloにも収録して見ている。特に機能差はないものの、好みの動画、例えば音楽動画を何度も見る時には当然の事ながら外部音声出力出来るmyloの勝ち。
●Camera
まだ利用しておらず
以上ざっとmyloの機能を拾ってみたが、製品自体の魅力は結構あるものの、iPod touchと比較すると完成度の点でやはりかなり落ちる。音楽を聞いたり、動画を見たり、ネットを閲覧するといった受動的な使用に限って言えばiPod touchは最高の娯楽機器だと思う。ただキーボード入力が弱いだけ。
だから頻繁にメール文章を入力したい人など、myloの最大の利点であるハードウェアキーボードを活用したい人に最も勧められる製品だと思う。まだまだ使い込んだとは言えないので、もうしばらくしたら再度掲載する予定です。
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