2008年07月01日(火曜日) 読売新聞 夕刊 19頁より引用
この新聞記事以外にもイタリア・フィレンツェ大聖堂での女子短大生らによる落書きなど、各地でさまざまな遺産や公共施設へのいたずらが発生している。ほんの出来心でついついというのは心情的には理解出来るものの、落書きそのものは『器物損壊罪』に当たる立派な?犯罪であり、街の景観維持の観点からも決して看過することが出来ない性質のものだと思う。
前回はどうせやるんだったらここまでやればみたいな記事を書いたが、問題はやられた後。
実際に消す作業の経験がある方はお分かりだろうが、これはかなり大変な重労働なのだ。世の中に数多く存在する無駄な労力のうちの一つに挙げてもいいぐらいだ。先日紹介したiPhone発売直前行列もそれと大同小異だが、iPhone行列は夢があるものの、消し作業は典型的なホープレス(Hopeless)作業。
だから犯人を見つけたら見せしめに消す作業をやらせるのだろう。と、そんなことを考えていたらタイムリーに日本経済新聞に『落書きの消し方と対処方法』なる記事が掲載された。関係諸子の一助になればと思い掲載するが、落書き防止対策にはこれといった特効薬はないし、やはり落書きする本人の自覚・更正を待つしかないのだろう。芸術性の高さが評判を呼んだ"Banksy(バンクシー)"を目指すならまだしも、話題性・愉快犯を狙うのでは初志低しと言われても仕方あるまい。さて明日はその対極にある初志高しの写真を一挙掲載する予定です。
2008年07月12日(土曜日) 日本経済新聞 朝刊 13頁より引用
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