2008年07月14日に起工式が行われた東京スカイツリーの現場に早速行ってみたが、現在はまだまだ穴掘りの状態で特に目新しいものはなかった。
休日に訪れたこともあって仮囲いは全て閉じられており中の様子は全く見えないが、完成後は東京スカイツリーの裏手に当たる北十間川を見ていると、なんと数匹の亀がのんびりとまさしく甲羅干しをしている。たかが亀と驚く無かれ、清澄庭園のような手入れの行き届いた管理された空間ならまだしも、ここはあくまで外界、ごく普通の川なのだ。都心繁華街に近い一般河川で亀が甲羅干しをしていること自体が驚きになってしまう。
さてその亀からふと目を上げると、仮囲いになにやら碑文ならぬ楽しいイラストがかいま見えてきた。これはひょっとしたら開発途中現場、恒例の由来表示かな?と思って近づくと予想通り、押上界隈の歴史が江戸時代、明治時代、戦後とユニークなエピソードを交えて紹介されている。個人的にはこういう由来表示は大好きなのだ、というのもネットとかモノの本には記載されていないオリジナルデータが見られることもしばしばあるからだ。ちなみに過去に当ブログで紹介した仮囲いの由来表示も貴重な写真集ばかり。
●2007年12月14日 ●日本橋の散策-その5●江戸と未来をつなぐ橋
●2007年11月21日 ●日本橋の散策-その2●江戸と未来をつなぐ橋
一番の注目は『浅草転車台』。Google検索をかけても殆ど引っかからないところをみると、鉄道マニアの心をくすぐるような貴重な写真に間違いなし。願わくば動画発掘といきたいところだけれども、さすがにこの時代の動画がようつべ(YouTube)に投稿されている可能性は限りなく0に近い。機関車トーマスを見ながら時空の彼方に思いを馳せるのもこれまた一興なりの心境だ。蛇足ながら殆ど全ての写真は携帯電話で撮影している。最近の携帯電話の進化ぶりには目を見張るものがある。
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