前々から疑問に思っていたのだが、街角で撮影した写真に写っている人物の肖像権は一体どうなるのか?
ブログに掲載するからいいですか?と、いちいち確認するわけにもいかないし、さりとて都心繁華街を撮影する時に人物が入らないように撮影することは不可能だし。実際当ブログでは人物写真には殆どぼかしを入れて本人確認出来ないようにしているが、そこまでやる必要があるかどうか?
2008年08月09日(土曜日) 日本経済新聞 朝刊 S17頁より引用
記事を読んでいると実際にはケースバイケースで対応するようだが、その際の判断基準は以下の通りだ。
●街を歩く群衆を撮影した際に、その中の一人として写った程度では肖像権侵害にはならないと考えられる。一方、一人を大きく撮影し、特に本人が羞恥心や不快感を覚えるような写真だと、肖像権侵害と判断されやすい。
●一般人を撮影する場合、個人が特定できないようにするか、許可を得るのが基本。公開方法も了解を得ておくべきだ。特にネットは多数の人が写真を見るため、被害が広がりやすい。許可を得ない限り掲載すべきではない。
要するに一番良いのは事前に写真公開の了承を得ておくことだが、それが難しい時はあくまでも群衆の一人として撮影しておくことが大事で、一人だけを大きく撮影しない方がいいということなのだろう。
最近は携帯電話で撮影した写真をすぐにブログに公開できるようなサービスもあるし、デジカメで撮影した動画をすぐにようつべ(YouTube)にアップ出来るようなサービスも登場してきた。無用のトラブルを避けるためにも、人物写真の公開については各人が今一度注意するようにしたいものだ。