歌は世につれ世は歌につれ。
その時代の世相・世俗を知り時流を追い求めた人達にとって、当時を偲ぶ縁(よすが)となるのが流行歌だと思うが、『歌』をそのまま『言葉』に置き換えても文脈は立派に成立する。だから言葉の意味を知り解析することは、その時代を生き抜いた人達を考証するということになるのだ。
よさこいの意味は今まで調べたこともなかったが、『夜さり来い(夜にいらっしゃい)という古語が変化した言葉。または、高知県の民謡であるよさこい節、同県のよさこい祭りの略。他に高知県のよさこい祭りの形式を取り入れた、各地の祭り・イベント・踊りの呼称として、よさこいと呼ぶ場合がある』とWikipedia(ウィキペディア)には記述されている。
『夜さり来い』という呼びかけには、『誰にどこに何のために』が明確にされていないが、古代の人達の思い・祈りが五文字の言葉に凝縮されているかと思うと実に感慨深い。古語の音源変化には何かしらの意味が隠されているのだ。
さてそのよさこい祭り、その言葉の趣旨からすれば『人を誘う(いざなう)』踊りに高い評価が与えられるべきだと思うが、当日踊りを披露した646人25チームはどれもみんな高得点。遠くは横浜・国分寺からわざわざこのために踊りに来た方には拍手してあげたいぐらい。関連記事に掲載した"下町特集"を読みながらこの付近を散策するのも楽しいかもしれない。
深川よさこい祭りの動画はこちらから (撮影時間1分16秒)
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