価格コムでPDAの分野を見ていたら、シャープPDA製品であるZaurus SLシリーズ(SL-C3000,SL-C3100,SL-C3200)がすでに掲載されておらず、販売終了になったようだ。
8月ぐらいまでは掲載されていたように記憶しているので、カタログから落ちたのはここ最近のことだろう。気になってネット上から販売しているショップを探しだし価格を調べてみると、結構上がっておりSL-C3000あたりは80,000円台となっている。販売終了に伴い一挙に価格が上がってしまったのだろう。3,4万円ぐらいだったらもう1台ぐらいあってもいいかな?と思うぐらい気に入っていたが、さすがに発売されてから4年近く経過するPDAに8万円は痛い。
だったら、最近話題のAtom PC(低消費電力)を購入した方が面白いかなと思って、デルコンピュータの最近発売されたばかりのAtom PCを調べてみた。
●Dell Inspiron Mini 9
安価で小型なミニノートPCは、本来のターゲットであった新興国市場ばかりか、日本や米国といった先進国市場でも幅広く受け入れられ始めている。その需要の高まりは、主要な半導体供給元の予想さえも超えてしまったらしく、店頭に並んでもアッという間に完売し、次回入荷のメドが立たないモデルも少なくない。世界最大の半導体メーカーであるインテルは、ミニノートPCの市場に対し、Atomプロセッサを供給しているが、需要を完全には満たせない状況が続いている。
その噂のInspiron Mini 9のLinuxモデルはなんと49,980円。上記に掲載したITmediaの文中にも書かれていたが、『すでにミニノートPCは多数リリースされているが、日本語化したLinuxのプリインストールを選択できるのは、このInspiron Mini 9が初めてではないかと思う』ということで興味津々。しかも HDではなくSSD搭載ときている。
Ubuntu 8.04 49,980円
Windows(R) XP Home Edition 57,979円
それにしてもLinuxモデルUbuntu(ウブントゥ)で49,980円、XP Home Editionで58,000円弱とは安くなったものだ。いままでノートPCは何台購入したか分からないが、感覚的には15~20万という数字が連鎖反応的に出てきてしまう。メモリ増設などをしていたら15万以下に抑えるのは結構大変だったと記憶しているが、それが一気に5,6万円台になったわけだ。
いろいろなところで書かれているが、その最大の理由は主戦場がPC,OSからネットに移行しているためだろう。今まではOSが進化すればPCの買い換え、ソフトのバージョンアップを余儀なくされたのだが、Googleがネットサービスを展開し始めてからは、それほどの高性能パソコンを必要としなくなってきているのだ。
Windows Vistaを使い始めて1年が経過するが、個人的にはWindows2000もXPもVistaもみんな同じ。目先の表層に手を加えただけで中身は一緒だと思っている。だから使い勝手に関しては、これをやればこうなるというのがすぐに分かり安心できるのだが、新味にはとぼしい。
それに対してGoogleはGmail,Googleカレンダー、Googleマップ、YouTube、ストリートビューなどPC,OSに依存しないネット上のサービスを矢継ぎ早に展開してきた。いずれもサービスが発表されるたびに大きくマスコミで取り上げられ話題を提供しているのだ。どのサービスも非常に分かりやすくPC初心者でも充分に楽しめることが出来るものばかり。
だとすると低価格PCの後押しをしているのはGoogleと捉えることも出来るわけで、ノートPC高付加価値路線を目指している日本メーカーに影響が及ぶのは間違いないだろう。最近はVista後継OSであるWindows7、Mac OS X v10.6 (Snow Leopard)の情報も少しずつ漏れてきているが、正直関心は徐々に薄れつつある。
蛇足ながらMicosoft Excel 2007は毎日利用しているが、これほど操作がしにくく親近感のわかないソフトも珍しい。1年経過しても愛着が持てないソフトも初めてだが、その最大にして唯一の理由はリボンインターフェイス。これ、なんとかならないものか?
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