■東京ミッドタウンの変わった誘導標識サイン■

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2009年01月29日

■東京ミッドタウンの変わった誘導標識サイン■

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カテゴリ：┣ ■サイン-室内■

天井からぶら下がっている誘導標識サインを業界用語では天吊りサインと呼んでいる。ただ単にぶら下がっているだけだと思ったら大間違い。空間をすっきり見せるためにはもちろん無い方が好ましいし、かといって全くないと左に行ったらいいのか、右に行ったらいいのか、全く分からない。だからその存在は必要不可欠なのだ。

その相反する要素を両立させるために、大きさ、形状、色合い、デザインなど様々な角度から検討するが、いつも決まるまでが大騒ぎ。現地に関係各者が勢揃い、実際に見本を製作していろんな方向から眺めて決定するというパターンが殆どだ。

それにしてもこの天吊りサインはとても素晴らしいと思う。見る角度によって印象が異なるが、ちょっと角をメビウスの輪のように織り込んでアクセントを付けるだけでだいぶ印象が和らいで見えるからだ。角を折り曲げるだけで視覚的にアクセントをもたらし控えめながらも強く存在感を主張する、その印象が角度ごとにより様々な変化をもたらしている。個人的には製作業者の労苦が偲ばれる。

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